日本旅行医学会
セミナー

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日本旅行医学会大会

●2021年 第19回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2021年4月10日(土)11日(日)オンラインZoom開催
会場 オンデマンド配信:2021年4月19日(月)~25日(日)
※認定単位取得方法は異なりますのでご注意ください。
プログラム
2021/04/10

■■■■■- 4月10日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□
9:30~9:40
 千葉大学大学院 医学研究院 医学教授
 千葉大学予防医学センター長 森 千里 

□海外医療事情□(各4単位)
9:40~10:25
◆ライム病とボストン医療事情<LIVE>
Director, Travel Medicine Center, Mount Auburn Hospital;
and Faculty of Medicine, Harvard Medical School Dr. Lin H. Chen

10:35~11:20
◆ニュージーランドのコロナ対策と旅行医学<VIDEO>
Worldwise Travellers Health Centres of New Zealand Dr. Marc Shaw

□大会長講演□(4単位)
11:30~12:15
◆近年の国際化・グローバル化に対応した留学生の安全管理と人材育成の必要性
千葉大学大学院 医学研究院 医学教授・千葉大学予防医学センター長  森 千里

□昼休み デジタルポスター展示□
12:15~12:45
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
12:45~13:30
◆留学時の保険と海外での病院のかかり方
国立病院機構小倉医療センター 泌尿器科 非常勤医師 カノヤ・トラベルメディカ 専任医師「空飛ぶドクター」坂本 泰樹
講演要旨:減少気味とはいえ、多くの若者が日本から海外へ留学しています。でも最近、誤った病院のかかり方で命を落とした女子大生の例がありました。このような悲劇を防ぐためには正しい知識の普及が重要と思われます。特にERのかかり方に関しては、重症の時にしか行ってはいけないという誤った概念がはびこっているようです。留学生保険に関してもいろいろな誤解があります。それらに関して説明したいと思います。

13:40~14:25
◆留学時に知ってほしいテロ対策医療
九州大学大学院 医学研究院 先端医療医学講座 災害救急医学分野 助教 永田 高志
講演要旨:イスラム国ISILが弱体化する最近の世界情勢の発生するテロの件数および傷病者は減少傾向にある。しかしながらローンウルフ型、あるいはイスラム原理主義の影響がアジア地域に拡大する中で依然大量殺傷型テロの脅威は高いと考えるべきである。希望を持って留学を志す日本人が海外でテロに遭遇した場合を想定して、救急医療そして危機管理の立場から自分や家族の命を守るためにできることを一緒に考えたい。テーマとしては①近年のテロ情勢と教訓、②京都アニメーション放火事件からの教訓、③事態対処医療tactical medicine、④命を守るための行動、である。

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
14:35~15:10
◆ワクチン接種とアナフィラキシー
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
ご講演抄録はこちら

15:20~16:05
◆留学時に知っておきたい性感染症最新事情
プライベートケアクリニック東京 院長 尾上 泰彦
講演要旨:海外に行くと必ず、新しい人と出会う。
今まで知らない人と出会うわけです。
その出会った人と性的な交渉の機会が生じてくる可能性がある。
留学生が健康であっても、出会ったパートナーが健康とは限らない。
そこに、忍び寄る性感染症。チャンスはいくらでもある。
症状があれば、ラッキー。
検査もできれば、治療もできる。
無ければ、アンラッキー。
検査もできないし、治療もできない。
また、海外には、日本に無い性感染症もある。
性感染症とは。
健康なセックスとは。
基本的にはリスペクトできる人で、かつ愛している人と。
性感染症。一緒に勉強しよう。

□海外特別講座□(4単位)
16:15~17:00
◆新型コロナウイルス感染症と三大感染症ーいかに終息させるか?<VIDEO>
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)戦略・投資・効果局長 國井 修


※敬称略
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。
2021/04/11 ■■■■■- 4月11日(日)-■■■■■

□海外招待講演□(各4単位)
09:30~10:25
◆重症新型コロナ患者の最新治療~一酸化窒素療法~<LIVE>
ハーバード大学医学部教授/マサチューセッツ総合病院麻酔集中治療科・麻酔医 市瀬 史
ご講演抄録はこちら

10:35~11:30
◆新型コロナウイルスワクチン最新事情~米国の臨床試験現場より~<LIVE>
エモリー大学小児感染症科・ワクチン治療評価部門 紙谷 聡
ご講演抄録はこちら

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:40~12:20
◆派遣留学生のメンタルヘルス
東邦大学医学部 精神神経医学講座 准教授 根本 隆洋
講演要旨:近年、予防と早期介入は医療の領域を問わず重要な目標となっているが、精神医学においても、医療から地域のメンタルヘルスへとその取り組みの裾野を広げている。精神疾患の7割が24歳までに発症することを踏まえると、若者への重点的な働きかけが不可欠である。留学生は好発年齢であることに加えて、異文化の中でストレスを抱えながら生活し、メンタルヘルスのハイリスクとも考えられ、十分なケアとサポートが望まれる。

□昼休み デジタルポスター展示□
12:20~12: 50
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
12:50~13:30
◆最近の国際テロリズム情勢と留学生のための海外での危機管理
ジェイアイティーグローバルサポート株式会社 代表取締役 増田 一人
講演要旨:今次、国際情勢は不透明かつ厳しさを増している。世界各地の過激派組織が、イスラム国(IS)との連携を表明し、そのネットワークがアフリカやアジアにも広がりを見せる中、今後もテロ事件の増加が予測される。世界各地での銃による事件や誘拐事件などのテロ事件に加え、終焉の見通せないデモや暴動も広域的に継続しており、実際に日本人を含む数多くの外国人被害者も出ている。最近の国際テロリズム情勢をご説明しつつ、海外で医療に従事される方々や、留学生のリスク低減には何が必要かを中心にご案内する。

13:40~14:20
◆外国人留学生の感染症対策-結核対策を中心として-
慶應義塾大学保健管理センター 専任講師 西村 知泰
講演要旨:グローバル化に伴い、わが国の外国人留学生は増加傾向にあり、外国人留学生を対象とした健康管理の重要性が増してきている。外国人留学生が出身地で病原体に感染し、日本滞在中に感染症を発病することは決して少なくない。更にその感染症が周囲に蔓延してしまう可能性もある。今回、特に多数の人が同じ空間を共有する学校等で集団感染の危険性が高い結核を中心とした、外国人留学生の感染症対策に関して発表する。

□特別講座□(4単位)
14:30~15:40
◆アルコールとうつ、自殺~「死のトライアングル」を防ぐために
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦
アルコール乱用・依存は、うつ病と並ぶ重要な自殺に関連する精神保健的問題と見なされており、特に働き盛りの中高年男性の自殺ではアルコール使用障害は重要な課題の一つである。今回の講演では、産業メンタルヘルス領域に従事する医療者が知っておかなければならない、アルコールとうつ、自殺の関係について整理し、アルコールに関連する内臓疾患の治療に従事する一般医が留意しておくべき事項を提案したい。

□閉会あいさつ□
15:40~15:45
 日本旅行医学会 理事長 森 千里

※敬称略。
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。

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●デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター発表募集要項はこちら

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●受講単位付与について
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★大会参加者への単位付与
セミナー参加の確認(Zoom入室記録)と、時間内にアンケート返信の方に単位付与いたします。
※Zoomに参加者以外の方の端末やお名前で入室された方は参加確認が出来ず単位付与できないのでご注意ください。
※会員の方:「会員マイページ」に取得単位数を事務局で入力します。
※非会員の方:単位証明書を発行しますのでお申し出ください。

★オンデマンド視聴による単位付与(会員のみ)
各講演ごとにレポート提出(約800~1000字)、審査通過後、各講演につき4単位付与(レポート提出締切4/30)
原稿用紙はこちらから


<会員の方へ>
総会はオンライン開催のため、やむなく延期になります。代替案は理事会で検討中です。

2020年 日本旅行医学会 オンライン特別講演

開催日時 2020年 11月15日(日)17:00~18:50 (ご講演60分+質疑応答30分程度の予定)
プログラム
2020/11/15 【プログラム】
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■17:00~17:10
開会挨拶
日本旅行医学会 理事長 森 千里
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■17:10~18:40(ご講演60分+質疑応答30分程度の予定) [4単位]
『新型コロナと三大感染症の終息に向けた国際協力の実情』
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)戦略・投資・効果局長 國井 修

講演要旨:三大感染症(エイズ、結核、マラリア)は2030年までの流行終息(end epidemics)を目指し、国際社会が協力・連携している。この三大感染症に比較して、新型コロナの流行終息は容易なのか困難なのか、The Access to COVID-19 Tools (ACT) Acceleratorを含め、ワクチン、治療薬、診断法の研究・開発や、開発途上国への支援を含め、国際協力はいかに進み、いかなる課題を抱えているのか、日本はいかなる役割・貢献をすべきなのかについて説明する。

演者プロフィール:栃木県大田原市出身。自治医大、ハーバード公衆衛生大学院卒。内科医として病院や奥日光の山間僻地で診療する傍ら、NGOを立ち上げ、国際緊急援助や在日外国人医療に従事。ペルー大使公邸人質事件でも医療班として参加。国立国際医療センター、外務省、長崎大学熱帯医学研究所教授などを経て、ユニセフ(国連児童基金)本部(ニューヨーク)の保健戦略上級アドバイザー、ミャンマーやソマリアで保健・栄養・水衛生事業の統括を行い、現在、スイスにある世界エイズ・結核・マラリア対策基金(通称、グローバルファンド)の戦略・投資・効果局長。著書に「国家救援医―私は破綻国家の医師になった」 (角川書店) 、「世界最強組織のつくり方─感染症と闘うグローバルファンドの挑戦」 (ちくま新書) 、「人類vs感染症―新型コロナウイルス 世界はどう闘っているのか」(CCCメディアハウス)など。「人間力大賞(TOYP)」グランプリ、吉川英治文化賞、ゼロマラリア賞などを受賞。長崎大学、千葉大学、東京医科歯科大学などで客員教授も務める。

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■18:40~18:50
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事
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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。


★参加申込PDFは下記、申込用紙ダウンロードより ★

・エクセル版⇒ http://jstm.gr.jp/?p=3325




●2020年度認定講座・試験(医師)<本年度は中止となりました>

開催日時 2020年6月7日(日)
会場 「東医健保会館」
東京都新宿区南元町4番地
JR中央総武各駅停車「信濃町」駅下車徒歩5分
プログラム
2020/06/07 認定講座・試験プログラム(講義内容:講義40分・試験10分)
● 海外旅行で必要な医療英文書類
● 飛行機の中の旅行医学
● 帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処 
● 一般ツアーでの高山病
● ダイビングの旅行医学、旅行前・登山前
検診の旅行医学
※スケジュールは当日に変更になる場合があります。

●2020年度認定講座・試験(看護師他)<本年度は中止となりました>

開催日時 2020年6月6日(土)
会場 「東医健保会館」
東京都新宿区南元町4番地
JR中央総武各駅停車「信濃町」駅下車徒歩5分
プログラム
2020/06/06 認定講座・試験プログラム(講義内容:講義40分・試験10分)
● 飛行機の中の旅行医学
● 海外での病院のかかり方、安全カルテについて
● 帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処 
● ダイビングの旅行医学 
● 一般ツアーでの高山病
※スケジュールは当日に変更になる場合があります。

●第13回 看護部会

開催日時 2019年12月7日(土)
会場 NATULUCK銀座Room A (旧:コンフォート銀座中央通り)
〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目7番18号 銀座貿易ビル 6階 (メルサGinza2)
プログラム
2019/12/07 ★ プログラムは随時、最新情報に更新します。

【プログラム】

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■13:00~13:10 開会挨拶、プレレクチャー
日本旅行医学会

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■13:10~13:50  [5単位]
『日本アイラック㈱クライシスソリューション事業部』
事業部長 山下 寿人
講演要旨: 海外で邦人留学生や観光客が実際に巻き込まれた事件事故をトラブル事例として紹介し、事前に安全指導を徹底することの重要性を確認します。また、邦人留学生が海外で事件事故等に巻き込まれた場合に、研修主催大学に求められる緊急対策本部の立上げ・運用、緊急対応手順(家族対応、メディア対応、現地対応、在外公館との連携、法的責任範囲等)について参加の皆様と確認いたします。

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■13:55~14:55  [5単位]
『国境をまたぐ医療トラブル(仮)』
本田正幸法律事務所 
弁護士 本田 正幸
講演要旨: 

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■15:00~16:00 体験者発表 [5単位]
『外国人診療の現状と工夫』
①会員発表1
②会員発表2
③会員発表3
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■16:10~16:50 [5単位]
『機械翻訳の最新事情』
①ソースネクスト㈱
取締役 専務執行役員 藤本 浩佐
②コニカミノルタ㈱
ビジネスイノベーションセンタージャパン 
インキュベーションリード 川﨑 健
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■16:50~16:55 閉会挨拶
日本旅行医学会

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■16:55~17:55 懇親会

※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。事務局にて受理後、メールにて参加証をお送り致します。
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

●第12回 東京大会

開催日時 2019年11月17日(日)
会場 東医健保会館 2階大ホール(信濃町)
〒160-0012 東京都新宿区南元町4番地
JR総武線「信濃町」徒歩5分
プログラム
2019/11/17 【プログラム】
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■10:30~10:40
開会挨拶
日本旅行医学会 理事

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■10:40~11:40 [4単位]
『会員発表1』

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■11:40~12:30 [4単位]
【教育講演1】『薬物依存の現状と治療について』
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦
講演要旨:わが国における薬物乱用の現状を概括したうえで、規制偏重となっているわが国の薬物対策の課題を明らかにし、今後求められる対策について展望を述べたい。さらに、我々が開発し、現在国内への普及・均てん化に努めている依存症集団療「SMARPP」の理念と意義を解説するとともに、刑務所出所者の地域における孤立を防ぐ試み、「Voice Bridges Project」の概要を紹介する予定である。

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■12:45~13:35 [4単位] ランチョンセミナー
【特別講演】『現場に根ざした外国人診療』
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規

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■13:45~14:35 [4単位] 
【教育講演1】『薬物乱用に関する最新海外事情:大麻と危険ドラッグをめぐる諸問題』
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 
精神保健研究所 薬物依存研究部 依存性薬物研究室長 舩田 正彦
講演要旨:わが国では、危険ドラッグ乱用に基づく事件や事故が多発し、社会不安を招いたことは記憶に新しい。危険ドラッグについては、規制対策の強化により流通が抑止されている。最近は、ポスト危険ドラッグとして、大麻の乱用問題が表面化している。一方、海外では危険ドラッグの流通は増加しており、大麻の取り扱いは規制緩和の方向へ動いているのが現状である。本講演では、大麻と危険ドラッグに関する基礎知識を整理し、米国の大麻と危険ドラッグ使用の現状からみえる薬物乱用問題について詳解する。

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■14:35~15:40 [4単位] 
【教育講演2】『梅毒の今~職場・学校・そして旅先で~』
しらかば診療所 院長 井戸田 一朗
講演要旨:梅毒は、Treponema pallidum subsp. pallidum (Tp)による、慢性の全身感染症である。戦後報告数は激減するも、約10年から20年ごとに流行がみられてきた。最近の流行は2010年以降に始まった。2010年の新規報告数は621人であったが、2018年には6,000人を超えた。特に若年女性における増加は顕著で、先天梅毒の報告数の増加も憂慮すべき状況である。当院では2012年より国立感染症研究所細菌第一部との共同で、梅毒皮膚粘膜病変の直接擦過物を検体とする、polymerase chain reaction法による梅毒DNAの検出を実施し、主にHIV陽性者における性器・性器外の梅毒を診断してきた。”The Great Imitator”と呼ばれる所以の梅毒の多彩な症状を提示し、診断及び治療の実際について解説したい。

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■15:50~16:50 [4単位]
『会員発表2』

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■16:50~17:00
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。事務局にて受理後、メールにて参加証をお送り致します。
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

◆演題応募の詳細・申込みはこちらから
→http://jstm.gr.jp/?p=2900

●2019年 イブニングセミナー

開催日時 【第1回】2019年10月11日(金)、【第2回】2019年10月25日(金)
会場 代々木駅前 代々木研修室 4階A室
プログラム
2019/10/11 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 第1回 】 10月11日(金) 18:30~20:00
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◆18:30〜19:00 プレレクチャー
 『ポケトーク』のしくみと医療現場での活用について
【講師】 ソースネクスト株式会社取締役 専務執行役員 藤本 浩佐 
講演要旨:クラウド翻訳を活用した74言語対応 夢のAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」 は、累計出荷台数50万台を突破し、圧倒的シェア96.6%を誇っています。
病院などでどのような場面で活用されているかなど導入事例をご紹介させていただきます。

◆19:00〜20:00 本講演
「ツール・ド・フランス現場レポート」
【講師】スポーツジャーナリスト 山口 和幸
講演要旨:世界最大の自転車レースとして100年以上の歴史があるスポーツイベントの現場を紹介。3000台の関係車両が選手に追従するが、ドクターカーは主催者最高権威が乗るオフィシャルカーの次の位置。全23日間の日程で、選手は毎日ゴールできなければパリ・シャンゼリゼにたどり着けないので、ドクターカーにつかまりながら応急処置を受ける。他スポーツとは異なるレース現場の一部始終を紹介。

★講演終了後、20:00~20:50 演者を囲んでの懇親会(+1,000円)もぜひご参加下さい。
2019/10/25 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 第2回 】 10月25日(金) 18:30~20:00
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◆18:30〜19:00 プレレクチャー
 「外国人患者の医療をアシストする会社の役割と実態」
【講師】ジャパンアシストインターナショナル株式会社
グローバルアシスタンス部長 大家 尚
講演要旨:旅行にトラブルはつきものです。
そのようなトラブルに見舞われた日本人や外国人の力になるのがアシスタンス会社です。
今回の講演ではアシスタンス会社の歴史、サービス提供内容やアシスタンス会社の日々の業務から見えることをご説明することで、学会員の皆様にアシスタンス会社を理解して頂く良い機会としていきたいと考えます。

◆19:00-20:00 本講演
『スマート脳ドックで未病を可視化』~2 万人の脳データからの提言~
【講師】医療法人社団ウェルプリベンション 理事長 
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック
院長 知久 正明
講演要旨:「スマート脳ドックで未病を可視化~2万人の脳データからの提言~」
病気と健康の間の状態を『未病』と言います。現状の健診では悪性新生物・心疾患・脳疾患という日本人の三大疾病を病気になる前に発見することは難しく、脳ドックやがん検診をはじめとした検診が重要視されています。
『スマート脳ドック』はIT技術を用いてリーズナブルかつスピーディな検診を実現し、これまでに2万人以上の方が受診されました。その結果、初めての脳ドック受診者が約8割、平均年齢40歳代で、今までの脳ドックデータでは分からなかった、未病段階での疾患の特徴も概説いたします。

★講演終了後、20:00~20:50 演者を囲んでの懇親会(+1,000円)もぜひご参加下さい。

●第6回 関西 感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2019年09月29日(日)
会場 「大阪国際会議場(グランキューブ大阪)」12F 特別会議室
〒530-0005大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51
(京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)駅」すぐ)
プログラム
2019/09/29 ----------------------------------
■10:25~10:30
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:30~11:25 [4単位]
「タイで治療を受ける~急病、ワクチン、HIVの予防と治療~」
(医)太融寺町谷口医院 院長 谷口 恭
講演要旨:タイは大勢の日本人が短期から長期で訪れてる国であり医療の需要が多い。実際の需要を踏まえて3つの観点から効果的なタイでの医療機関のかかり方について述べる。1つめは、突然の急病や怪我をしたときの受診、2つめはワクチン接種について紹介する。
医療機関によってはMMRや狂犬病の費用は日本の10分の1(あるいはそれ以下)であり観光で短期間訪タイするような場合にも接種を検討してもよいだろう。3つめにHIVの治療・予防について述べる。PEP(曝露後予防)もPrEP(曝露前予防)も、薬の種類によっては日本の100分の1以下になることもあり、ここまで差があれば治療目的での渡タイを視野に入れるべきかもしれない。
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■11:25~12:20 [4単位]
「インフルエンザの発症リスクを低減できる 『HydroAg+ 持続除菌アルコール製剤』」
富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部 事業開発グループ
統括マネージャー 阿部 洋史
講演要旨:季節性インフルエンザは毎年流行し、多くの患者が発生するが、環境の消毒を組み入れた効果は一般社会(特に学校等の教育現場)での効果は未だ確認されていない。教育現場での環境消毒効果とインフルエンザの発症予防効果を検討するため、アルコールによる即時殺菌効率に加え、銀イオンによる持続性除菌効果が期待できるHydroAg+(ハイドロエージイープラス)(富士フイルム(株))を用いて環境消毒の効果を検討したところ、2018年度においては、神奈川県西部地区中学12校、クラス数148クラス、生徒数4035名で、前年度に比し感染生徒数、学級閉鎖数が大幅に減少し感染予防効果が認められた。



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■12:35~13:30 [4単位]
ランチョンセミナー【協賛 株式会社つばめLabo】
「狂犬病ワクチン~曝露後接種を中心に~」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規


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■13:40~14:45 [4単位] 
「職域で啓発したい性感染症の実状」
そねざき古林診療所 院長 古林 敬一
講演要旨:性感染症は職域で表立って問題になるわけではないが、仕事のパフォーマンスを下げたり、欠勤の要因となりうる。したがって、労働者に感染リスク行動を避けるよう促す啓発は地味ではあるが重要である。
本講演では、主な性感染症の実状を概説するとともに、意外な性感染症や気づかれにくい感染リスク行動など、啓発に役立つ情報をお伝えしたい。

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■14:55~15:50 [4単位]
「トラベルクリニックの最新事情(ドイツ・オーストリア)」
TravelMedCenter Leonding,
Austria Labor Hannover MVZ GmbH, Germany
Dr. Martin HADITSCH
講演要旨:リスク評価に基づき、旅行医学の推奨事項には、今日では非感染性の話題も含まれなければなりません。データからは、外国への旅行中に起きる健康問題の大きな部分が心疾患、基礎疾患の悪化、心理的要因、事故によるものであることが示されています。これは休暇の種類の変化、旅行人口の低年齢から高年齢へのシフト、海外での仕事、などのためですが、底にあるのは、特定の医学的状態を持つ旅行者の数の着実な増加によります。
レジャー時(スポーツ)の活動のリスクも、自動車事故のリスクも、圧倒的に過小評価されていることは明らかです。負傷すれば、予後は外傷の種類だけではなく、応急処置の有無、その後の治療の質、に左右されます。先進国から訪れた旅行者にとっては、特に過疎地へ向かう者にとって、医療の質は低い可能性があります。

予防は通常3本の柱に基づきます:リスクの高い暴露を回避する(修正された)行動、特定の医薬品の定期的服用(マラリアに対する化学的予防として主に知られているもの)、そして予防接種です。ワクチンの相談に関して広く受け入れられている方法は、感染の可能性に対して、ワクチンで予防可能な疾患の重症度を比較検討することです。その結果重症で頻度が高い疾患、または一般的な疾患(国のワクチン表に含まれるようなものを含めて)については、接種を推奨すべきです。発生率は低いが影響が大きい疾患(LIHI)、および発生率は高いが影響は小さい疾患(LIHI)を考慮し、まれで通常ささいな疾患に対する予防接種は、通常は推奨すべきではありません。推奨するものとしては、A型肝炎、はしかなどです。LIHI疾患には、狂犬病および日本脳炎などがあり、HILIには例えば毒素原性大腸菌(ETEC)による下痢症およびインフルエンザ(それ以外は健康状態のよい、従順な旅行者では)があります。さらに旅行者および旅行医学の専門医は、旅程および最終到着地で特定の予防接種が求められているかどうか必ず確認する必要があります。

 大半の旅行者がおろそかにしていますが、ダニは広範囲の領域の病原体を伝染させます。したがって多様な疾患の原因となります(欧州や北米の先進国においてさえも)。それらの中にはバベシア症、アナプラズマ症、エールリヒア症、ボレリア症、さまざまなリケッチア症、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)、ダニ媒介脳炎(TBE)などがあります。その中で、最後に挙げましたが、ダニ媒介脳炎は、特別です。というのは唯一の、ワクチンで予防可能な感染症であるからです。

フラビウイルスの昆虫媒介性感染であるダニ媒介脳炎は、伝統的には西はフランスから東は日本の北海道まで、南はギリシャ、モンゴルから北はスカンジナビア、バルト三国、シベリアまで広がる風土病でした。この巨大な風土病の広がる面積は、過去には斑点状に存在していましたが、最近は融合した分布に変化をしています。さらに、この感染症の疫学は変化しており、北方へ、そして高緯度へと移動しています。また近年、ダニ媒介脳炎の典型的な季節パターンも変化しています。こうした季節や疫学の変化は、少なくともある程度地球の温暖化によると考えられます。ダニ媒介性脳炎は、指摘したように広がりつつあり、しかも重篤な病気であるにもかかわらず、長い間、旅行医学ではおろそかにされてきました。

2012年から、ダニ媒介脳炎は一部の欧州諸国で法定伝染病となっています。それにもかかわらず、また届け出ることが義務化されていても、過小報告されており、旅行者における発生率の平均を推定することも、ほとんど不可能です。WHOによると、毎年10,000件から12,000件発生しており、症例の致死率は0.5~2%になると推定されています(シベリアの亜型の感染症では、さらに高い可能性があります)。
旅行前の診察では、これから出発しようとしている旅行者に対するダニ媒介脳炎のリスクを層化することは、さらに難しいです。なぜなら「ダニが刺す季節における戸外活動」というのは、リスクを定量化するには非常にあいまいで、誤った印象さえ与えかねません。旅行者におけるダニ媒介脳炎に関する出版物はほとんどがたった一例の症例報告に限られており、より大きなデータセットの分析は、何十年も前に発表されたものが少しあるだけで、(そして大体レトロスペクティブなデザインとなっている)、あるいは特定の地域から来た旅行者に限られたもので、ブロスペクティブな研究は不足しています。
名前が示しているように、ウイルス性病原体は特定のダニの種(ほとんどがマダニとシュルツェマダニ)のダニ咬傷により伝染します。しかし、低温殺菌されていない乳製品による感染や、検査室での感染に関する報告もあります。

ダニ媒介脳炎に対するワクチンは、欧州諸国の一部において(FSME immun®/Ticovac®, Encepur®―成人用と小児用製剤)、およびロシアにおいて(TBE-Moscow®, EnceVir®)それぞれ登録されています(中国の一部の地域ではハムスター腎細胞で生産された精製全ウイルスワクチンもあります)。旅行者がダニ媒介脳炎の予防注射を受けるようアドバイスを受けても、欧州の近代的な極めて有効な複数回投与のワクチンの利用が限られていることが、外国から入国する旅行者には大きな障害の一つです。そのためほとんどの旅行者が欧州は安全な大陸と判断しているのとは反対に、旅行先の活動、季節、滞在期間により、ダニ媒介脳炎に対する予防接種を含めて、予防的行動が考慮されるべきです。

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■15:50~15:55
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。

◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

●第1回 関西サマー医学セミナー ~富士山の登山医学~

開催日時 2019年7月7日(日)
会場 梅田スカイビル A会議室
〒531-6136 大阪市北区大淀中1-1梅田スカイビルタワーウエスト22階
JR「大阪」駅下車徒歩7分、地下鉄御堂筋線・阪急「梅田」駅下車徒歩9分
阪神「梅田」駅下車徒歩13分
プログラム
2019/07/07 ----------------------------------
■10:20-10:30 オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

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■10:30-11:20 講演(4単位)
「安心・安全な富士登山を目指して
 -富士山吉田口登山道8合目救護所15年の歩み-」
市立甲府病院 総合診療科 部長 前田 宜包
 要旨: 日本一標高の高い富士山であるが、五合目まで乗用車等でアクセスできるため、20万人もの登山客が訪れる。登山客の中には子供や高齢者、そして初心者や無謀な計画の人たちがいる。吉田口登山道8合目救護所は標高3100メートルにあり、登山中の急病や事故の救護に当たるとともに、その予防活動にも貢献している。シーズンあたり300〜400名が受診し、60〜70%を高山病が占める。次いで外傷が10〜17%である。また2,3例の心肺停止が起きている。
「登りの高山病」、「下りのけが」、「心肺停止」について発症機序や予防法を解説する。

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■11:20-12:10 講演(4単位)
「富士山の噴火と災害」
山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター 主幹研究員
富士山火山防災研究センター長 吉本 充宏
 要旨:火山の災害は、地震や風水害と異なり、各々の火山で発生する現象の種類や規模が異なる。そのため、火山災害への対応は、各々の火山の特性を十分に理解しておく必要がある。特に富士山は、他の火山と比べて噴火の種類が多く、噴火する場所も広範囲にわたる。また、年間300万人近くの来訪者が5合目を訪れ、30万人近くの方が山頂を目指す。そのため、富士山の火山防災対策は非常に困難なものとなっている。本講演では、富士山の火山噴火の特徴と富士山で起こる特殊な雪崩現象について紹介する。

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■12:20-13:30 <ランチョンセミナー>(4単位)
「暑熱環境と熱中症」【産業医認定講座】
京都橘大学 健康科学部 教授 西本 泰久
 要旨:暑熱環境では、熱中症の対策が重要である。熱中症は、盛夏よりも初夏に多くの発生を見ることがある。これは、体が熱さに慣れていないためといわれている。風邪、嘔吐・下痢などで熱中症リスクは高まことがしられており、屋外での活動だけではなく、屋内でも多くが発生している。熱中症は、上手に水分と塩分を摂取することで予防するが重要であり、たとえ熱中症になったとしても重症化するまえに治療することが大切である。

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■13:40-14:30  講演(4単位)
「中世の富士登山信仰を絵解く」
静岡県富士山世界遺産センター 准教授 大高 康正
 要旨:富士山本宮浅間大社所蔵の国指定重要文化財指定の「富士参詣曼荼羅」は、16世紀
初め頃に描かれたと考えられている宗教画である。この作品には中世後期の富士登
山の習俗がつぶさに描かれており、こうした習俗の中には既に失われているものも
あれば、現在まで通じているものもある。今回の講演は、この曼荼羅図の世界観を
「絵解き」するものである。中世後期の「道者」の富士参詣を追体験いただく機会
になれば幸いである。

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■14:30-15:40 (4単位)
「登山者が知っておくべき紫外線の知識」
大阪医科大学医学部 感覚器機能形態医学講座 皮膚科学
教授 森脇 真一
 要旨:太陽紫外線の過度の曝露は皮膚に急性炎症(サンバーン)を引き起こし、皮膚の老化を加速させ、皮膚がんリスクを高めることは多くの医学研究で証明されている。太陽紫外線の強さは季節、時刻、天候、緯度、大気の状況など様々な影響で変化する。標高が1000 m アップすれば10%上昇し、雪上では1.8倍となる。登山者が健康な皮膚を維持するためには、紫外線についての正しい知識を持った上で適切な遮光を実施することが重要である。

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■15:40-15:45 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 西本 泰久

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※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは、随時更新いたします。
 
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●申込方法
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◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

●第1回 サマー医学セミナー ~富士山の登山医学~

開催日時 2019年7月6日(土)
会場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター RoomC
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6
JR 中央・総武線 「御茶ノ水」駅 聖橋口から徒歩1分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B2出口[直結]
東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅出口1から徒歩4分
都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口から徒歩6分
プログラム
2019/07/06 ----------------------------------
■10:00-10:10 オリエンテーション
日本旅行医学会 理事長 小川 富雄

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■10:10-11:20 講演(4単位)
「紫外線対策 -日焼け・老化・皮膚癌を防ぐ-」
聖路加国際病院
皮膚科 医長 中野 敏明
 要旨:紫外線は皮膚疾患の治療に使用される一方,皮膚癌の最大の危険因子でもあり,皮膚にとってメリットとデメリットがある.近年,日本でも高齢化に伴い,皮膚癌による死亡者数が増加しており,紫外線による影響と対策を理解することは重要である.今回,①紫外線の歴史と特徴,③健常皮膚の構造と機能,④紫外線による影響(光老化)と皮膚疾患,④皮膚癌の疫学と治療,⑤環境に応じた紫外線とのつきあい方について説明する.

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■11:20-12:10 講演(4単位)
「富士山の噴火と災害」
山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター 主幹研究員
富士山火山防災研究センター長 吉本 充宏
 要旨:火山の災害は、地震や風水害と異なり、各々の火山で発生する現象の種類や規模が異なる。そのため、火山災害への対応は、各々の火山の特性を十分に理解しておく必要がある。特に富士山は、他の火山と比べて噴火の種類が多く、噴火する場所も広範囲にわたる。また、年間300万人近くの来訪者が5合目を訪れ、30万人近くの方が山頂を目指す。そのため、富士山の火山防災対策は非常に困難なものとなっている。本講演では、富士山の火山噴火の特徴と富士山で起こる特殊な雪崩現象について紹介する。

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■12:20-13:30 <ランチョンセミナー>(4単位)
「暑熱環境と熱中症」【産業医認定講座】
京都橘大学 健康科学部 教授 西本 泰久
 要旨:暑熱環境では、熱中症の対策が重要である。熱中症は、盛夏よりも初夏に多くの発生を見ることがある。これは、体が熱さに慣れていないためといわれている。風邪、嘔吐・下痢などで熱中症リスクは高まことがしられており、屋外での活動だけではなく、屋内でも多くが発生している。熱中症は、上手に水分と塩分を摂取することで予防するが重要であり、たとえ熱中症になったとしても重症化するまえに治療することが大切である。

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■13:40-14:30  講演(4単位)
「中世の富士登山信仰を絵解く」
静岡県富士山世界遺産センター 准教授 大高 康正
 要旨:富士山本宮浅間大社所蔵の国指定重要文化財指定の「富士参詣曼荼羅」は、16世紀
初め頃に描かれたと考えられている宗教画である。この作品には中世後期の富士登
山の習俗がつぶさに描かれており、こうした習俗の中には既に失われているものも
あれば、現在まで通じているものもある。今回の講演は、この曼荼羅図の世界観を
「絵解き」するものである。中世後期の「道者」の富士参詣を追体験いただく機会
になれば幸いである。

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■14:30-15:20 (4単位)
「安心・安全な富士登山を目指して
 -富士山吉田口登山道8合目救護所15年の歩み-」
市立甲府病院 総合診療科 部長 前田 宜包
 要旨:日本一標高の高い富士山であるが、五合目まで乗用車等でアクセスできるため、20万人もの登山客が訪れる。登山客の中には子供や高齢者、そして初心者や無謀な計画の人たちがいる。吉田口登山道8合目救護所は標高3100メートルにあり、登山中の急病や事故の救護に当たるとともに、その予防活動にも貢献している。シーズンあたり300〜400名が受診し、60〜70%を高山病が占める。次いで外傷が10〜17%である。また2,3例の心肺停止が起きている。
「登りの高山病」、「下りのけが」、「心肺停止」について発症機序や予防法を解説する。

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■15:20-15:25 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 前田 利郎

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※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは、随時更新いたします。
 
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●申込方法
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◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

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