日本旅行医学会
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日本旅行医学会大会

●2023年 第2回 関西セミナー<オンライン>

開催日時 2023年10月1日(日)
プログラム
2023/10/01 ----------------------------------
■10:25~10:30
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:30~11:25 [5単位]
「離島での医療・離島への医療~与那国町診療所での経験から~」
フリーランス総合診療医(元・与那国町診療所長)
江橋 正浩
講演要旨:日本の最西端・与那国は、石垣と台湾の真ん中に位置する遠距離離島である。
前半の「離島での医療」では、実際に経験した症例を紹介する。ドラマのような話は多くないが、離島ゆえに悩んだ患者がいた。
後半は、「離島への医療」として、①離島への旅行者向け医療、②離島へ興味をもつ医療者向けの情報提供をおこなう。
これは、離島に飛び込み、離島の洗礼をうけ、そして離島で散った私自身の(シクジリ)体験談である。是非気楽に聴講してほしい。

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■11:35~12:30 [5単位]
「トルコ大地震の緊急医療援助の現場から」
京都橘大学 健康科学部 救急救命学科助手
金澤 豊
講演要旨:2023年2月6日、トルコ南部で発生した大地震により3日後には隣国シリアと合わせた死者は約1万5千人を超えた。日本の国際緊急援助隊医療チームは、ガディアンテプのオウゼリ公立病院の仮設診療所を活動拠点において診療活動を開始した。日本としてType2認証後、初めて全ての資機材を展開して野営病院を設置した。被災地内での診療を継続しながら病棟・手術室等を増設し、氷点下の寒さの中、電子カルテの導入や被災地の病院支援を実施したので報告する。

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■13:20~14:15 [5単位] 
「群集事故の要因と対策〜韓国・梨泰院事故から学ぶ〜」
関西大学 社会安全学部 教授 川口 寿裕
講演要旨:2022年10月に韓国・梨泰院で発生した群集事故は159人の死者を出す大惨事となった。群集事故は日本でも古くから発生しており、2001年の明石市・朝霧歩道橋事故では11人が亡くなった。また、2022年12月の新幹線停電時には一部の駅が大混雑したように、通勤時や旅行時にも群集事故に巻き込まれる危険はある。本講演では梨泰院事故をふり返り、群集事故の要因を解説するとともに、対策として留意すべきことについて述べる。

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■14:25~15:30 [5単位]
「わが国における新興感染症に対する備え」
地方独立行政法人りんくう総合医療センター
総合内科・感染症内科兼感染症センター長
倭 正也
講演要旨:令和3年に医療法が改正され「新興感染症発生・まん延時における医療」が追加された。令和4年の感染症法の改正により、平時に都道府県と医療機関がその機能・役割に応じた協定を締結する仕組み等が法定化された(令和6年4月施行)。新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえ、平時から地域における役割分担を踏まえた感染症医療及び通常医療の提供体制の確保、人材の育成を進め、新興感染症対応能力をさらに強化していく方針である。

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■15:20~15:25
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
――――――――――――――――――――

参加申し込み締め切り 9/27(水)正午
オンデマンド配信のみの視聴にも、参加申込が必要です。
料金は、通常参加と同様です。

*オンデマンド配信は、単位付与いたしません。



【日本旅行医学会 会員の方】
<個人会員の方>
<法人会員のうち、認定資格をお持ちでマイページのある方>

会員マイページからお申し込みください
▶ 会員マイページへ

*法人会員の方で、認定資格をお持ちでない(個人マイページのない)方は以下の【非会員/一部の会員の方】からお申し込みください。



【非会員/一部の会員の方】
<法人会員のうち認定資格をお持ちでない方>
<複数名分お申し込み希望の会員の方>

(1)以下のいずれかの口座に参加費をお振込みください。
●三菱UFJ銀行 新宿中央支店 普通 4905050 一般社団法人日本旅行医学会
● 郵便振替 00180-8-62898 一般社団法人 日本旅行医学会
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。

(2)以下のフォームより、お申し込みください。
第2回関西セミナー【銀行振込】お申込ページ

※お振込を先にしていただき、その後申込みフォームの送信をお願い致します。お振込み日時・名義をお伺いします。
※参加費のお振込みだけではセミナーにご参加できませんのでご注意ください。



※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

チラシはこちらからダウンロードしてください

●2022年 第1回 関西セミナー<オンライン>

開催日時 2022年9月25日(日)
プログラム
2022/09/25 ----------------------------------
■10:10~10:15
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:15~11:30 [5単位]
「新型コロナウイルス感染症とサル痘の最新の話題」
大阪大学大学院 医学系研究科・医学部
感染制御学講座 教授 忽那 賢志
講演要旨:COVID-19の流行から約3年が経過し、この間にワクチンや治療薬が開発され徐々に重症度が低下してきた。現在のCOVID-19の流行状況と感染対策の考え方について解説する。また2022年5月から世界中で広がっているサル痘の基本的な知識と最新情報についても紹介する。

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■11:40~12:35 [5単位]
「桜島火山大規模噴火の全国的な影響」
京都大学防災研究所 教授 井口 正人
講演要旨:桜島は1955年以降、南岳の山頂付近の火口において爆発的な噴火活動を続けている。本年7月24日にも爆発的噴火により火山岩塊が2.4㎞以上飛散したため、気象庁は警戒範囲を3㎞とする噴火警報(レベル5)を発表した。レベル5の警報は避難指示を伴う最高レベルの警報であるが、桜島においては、警戒範囲をさらに拡大して全島とする大規模噴火も想定する必要がある。大規模噴火は最近500年の間に3回発生しており、直近の大規模噴火は1914年に発生した大正噴火である。このような大規模噴火は桜島及びその周辺地域には甚大な被害をもたらすが、火山噴火の影響は全国に拡大する。本講演では、火山から離れた場所での実質的被害について解説する。

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■13:20~14:20 [5単位] 
「南海トラフ沿いの巨大地震のメカニズム、事前の備えと心構え」
京都大学防災研究所 准教授 伊藤 喜宏
講演要旨:府の地震調査委員会は、今後30年以内に南海トラフで巨大地震が発生する確率を70-80%と発表している。この確率の算出では周期的に繰り返し地震が発生することを前提とする。つまり、南海トラフを震源とする巨大地震はいつかほぼ確実にやってくるものと我々は考えるべきである。本講演では、将来発生が危惧される南海トラフ巨大地震の地震像とその多様性について概観し、来るべき巨大地震にどう備えるべきか解説する。

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■14:30~15:25 [5単位]
「サイクリングによるフレイルの予防と旅行医学~健康寿命を伸ばすために」
日本サイクリング協会 サイクリングディレクター
日本医師会 認定健康スポーツ医
梶山 泰男
講演要旨:2000年に「健康日本21」が制定され健康づくりに重点を置かれた。2018年からは健康寿命を延ばすため高齢者健診ではフレイルに着目して、運動や栄養の指導が求められている。しかしもっと若い頃から運動を続けることが望ましい。サイクリングはそれ自体が移動手段であり、他の移動手段と組み合わせた移動は楽しい。しかし交通法規や基礎的動作の遵守は重要である。発進、停止の際の曲乗りは禁止、海外では右利き用の自転車に注意するなど基本的な知識にも触れる。

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■15:25~15:30
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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参加申し込み締め切り 9/21(水)正午
オンデマンド配信のみの視聴にも、参加申込が必要です。
料金は、通常参加と同様です。

*オンデマンド配信は、単位付与いたしません。



【日本旅行医学会 会員の方】
<個人会員の方>
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会員マイページからお申し込みください
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*法人会員の方で、認定資格をお持ちでない(個人マイページのない)方は以下の【非会員/一部の会員の方】からお申し込みください。



【非会員/一部の会員の方】
<法人会員のうち認定資格をお持ちでない方>
<複数名分お申し込み希望の会員の方>

(1)以下のいずれかの口座に参加費をお振込みください。
●三菱UFJ銀行 新宿中央支店 普通 4905050 一般社団法人日本旅行医学会
● 郵便振替 00180-8-62898 一般社団法人 日本旅行医学会
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。

(2)以下のフォームより、お申し込みください。
第1回関西セミナー【銀行振込】お申込ページ

※お振込を先にしていただき、その後申込みフォームの送信をお願い致します。お振込み日時・名義をお伺いします。
※参加費のお振込みだけではセミナーにご参加できませんのでご注意ください。



※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。


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●第6回 関西 感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2019年09月29日(日)
会場 「大阪国際会議場(グランキューブ大阪)」12F 特別会議室
〒530-0005大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51
(京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)駅」すぐ)
プログラム
2019/09/29 ----------------------------------
■10:25~10:30
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:30~11:25 [4単位]
「タイで治療を受ける~急病、ワクチン、HIVの予防と治療~」
(医)太融寺町谷口医院 院長 谷口 恭
講演要旨:タイは大勢の日本人が短期から長期で訪れてる国であり医療の需要が多い。実際の需要を踏まえて3つの観点から効果的なタイでの医療機関のかかり方について述べる。1つめは、突然の急病や怪我をしたときの受診、2つめはワクチン接種について紹介する。
医療機関によってはMMRや狂犬病の費用は日本の10分の1(あるいはそれ以下)であり観光で短期間訪タイするような場合にも接種を検討してもよいだろう。3つめにHIVの治療・予防について述べる。PEP(曝露後予防)もPrEP(曝露前予防)も、薬の種類によっては日本の100分の1以下になることもあり、ここまで差があれば治療目的での渡タイを視野に入れるべきかもしれない。
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■11:25~12:20 [4単位]
「インフルエンザの発症リスクを低減できる 『HydroAg+ 持続除菌アルコール製剤』」
富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部 事業開発グループ
統括マネージャー 阿部 洋史
講演要旨:季節性インフルエンザは毎年流行し、多くの患者が発生するが、環境の消毒を組み入れた効果は一般社会(特に学校等の教育現場)での効果は未だ確認されていない。教育現場での環境消毒効果とインフルエンザの発症予防効果を検討するため、アルコールによる即時殺菌効率に加え、銀イオンによる持続性除菌効果が期待できるHydroAg+(ハイドロエージイープラス)(富士フイルム(株))を用いて環境消毒の効果を検討したところ、2018年度においては、神奈川県西部地区中学12校、クラス数148クラス、生徒数4035名で、前年度に比し感染生徒数、学級閉鎖数が大幅に減少し感染予防効果が認められた。



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■12:35~13:30 [4単位]
ランチョンセミナー【協賛 株式会社つばめLabo】
「狂犬病ワクチン~曝露後接種を中心に~」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規


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■13:40~14:45 [4単位] 
「職域で啓発したい性感染症の実状」
そねざき古林診療所 院長 古林 敬一
講演要旨:性感染症は職域で表立って問題になるわけではないが、仕事のパフォーマンスを下げたり、欠勤の要因となりうる。したがって、労働者に感染リスク行動を避けるよう促す啓発は地味ではあるが重要である。
本講演では、主な性感染症の実状を概説するとともに、意外な性感染症や気づかれにくい感染リスク行動など、啓発に役立つ情報をお伝えしたい。

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■14:55~15:50 [4単位]
「トラベルクリニックの最新事情(ドイツ・オーストリア)」
TravelMedCenter Leonding,
Austria Labor Hannover MVZ GmbH, Germany
Dr. Martin HADITSCH
講演要旨:リスク評価に基づき、旅行医学の推奨事項には、今日では非感染性の話題も含まれなければなりません。データからは、外国への旅行中に起きる健康問題の大きな部分が心疾患、基礎疾患の悪化、心理的要因、事故によるものであることが示されています。これは休暇の種類の変化、旅行人口の低年齢から高年齢へのシフト、海外での仕事、などのためですが、底にあるのは、特定の医学的状態を持つ旅行者の数の着実な増加によります。
レジャー時(スポーツ)の活動のリスクも、自動車事故のリスクも、圧倒的に過小評価されていることは明らかです。負傷すれば、予後は外傷の種類だけではなく、応急処置の有無、その後の治療の質、に左右されます。先進国から訪れた旅行者にとっては、特に過疎地へ向かう者にとって、医療の質は低い可能性があります。

予防は通常3本の柱に基づきます:リスクの高い暴露を回避する(修正された)行動、特定の医薬品の定期的服用(マラリアに対する化学的予防として主に知られているもの)、そして予防接種です。ワクチンの相談に関して広く受け入れられている方法は、感染の可能性に対して、ワクチンで予防可能な疾患の重症度を比較検討することです。その結果重症で頻度が高い疾患、または一般的な疾患(国のワクチン表に含まれるようなものを含めて)については、接種を推奨すべきです。発生率は低いが影響が大きい疾患(LIHI)、および発生率は高いが影響は小さい疾患(LIHI)を考慮し、まれで通常ささいな疾患に対する予防接種は、通常は推奨すべきではありません。推奨するものとしては、A型肝炎、はしかなどです。LIHI疾患には、狂犬病および日本脳炎などがあり、HILIには例えば毒素原性大腸菌(ETEC)による下痢症およびインフルエンザ(それ以外は健康状態のよい、従順な旅行者では)があります。さらに旅行者および旅行医学の専門医は、旅程および最終到着地で特定の予防接種が求められているかどうか必ず確認する必要があります。

 大半の旅行者がおろそかにしていますが、ダニは広範囲の領域の病原体を伝染させます。したがって多様な疾患の原因となります(欧州や北米の先進国においてさえも)。それらの中にはバベシア症、アナプラズマ症、エールリヒア症、ボレリア症、さまざまなリケッチア症、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)、ダニ媒介脳炎(TBE)などがあります。その中で、最後に挙げましたが、ダニ媒介脳炎は、特別です。というのは唯一の、ワクチンで予防可能な感染症であるからです。

フラビウイルスの昆虫媒介性感染であるダニ媒介脳炎は、伝統的には西はフランスから東は日本の北海道まで、南はギリシャ、モンゴルから北はスカンジナビア、バルト三国、シベリアまで広がる風土病でした。この巨大な風土病の広がる面積は、過去には斑点状に存在していましたが、最近は融合した分布に変化をしています。さらに、この感染症の疫学は変化しており、北方へ、そして高緯度へと移動しています。また近年、ダニ媒介脳炎の典型的な季節パターンも変化しています。こうした季節や疫学の変化は、少なくともある程度地球の温暖化によると考えられます。ダニ媒介性脳炎は、指摘したように広がりつつあり、しかも重篤な病気であるにもかかわらず、長い間、旅行医学ではおろそかにされてきました。

2012年から、ダニ媒介脳炎は一部の欧州諸国で法定伝染病となっています。それにもかかわらず、また届け出ることが義務化されていても、過小報告されており、旅行者における発生率の平均を推定することも、ほとんど不可能です。WHOによると、毎年10,000件から12,000件発生しており、症例の致死率は0.5~2%になると推定されています(シベリアの亜型の感染症では、さらに高い可能性があります)。
旅行前の診察では、これから出発しようとしている旅行者に対するダニ媒介脳炎のリスクを層化することは、さらに難しいです。なぜなら「ダニが刺す季節における戸外活動」というのは、リスクを定量化するには非常にあいまいで、誤った印象さえ与えかねません。旅行者におけるダニ媒介脳炎に関する出版物はほとんどがたった一例の症例報告に限られており、より大きなデータセットの分析は、何十年も前に発表されたものが少しあるだけで、(そして大体レトロスペクティブなデザインとなっている)、あるいは特定の地域から来た旅行者に限られたもので、ブロスペクティブな研究は不足しています。
名前が示しているように、ウイルス性病原体は特定のダニの種(ほとんどがマダニとシュルツェマダニ)のダニ咬傷により伝染します。しかし、低温殺菌されていない乳製品による感染や、検査室での感染に関する報告もあります。

ダニ媒介脳炎に対するワクチンは、欧州諸国の一部において(FSME immun®/Ticovac®, Encepur®―成人用と小児用製剤)、およびロシアにおいて(TBE-Moscow®, EnceVir®)それぞれ登録されています(中国の一部の地域ではハムスター腎細胞で生産された精製全ウイルスワクチンもあります)。旅行者がダニ媒介脳炎の予防注射を受けるようアドバイスを受けても、欧州の近代的な極めて有効な複数回投与のワクチンの利用が限られていることが、外国から入国する旅行者には大きな障害の一つです。そのためほとんどの旅行者が欧州は安全な大陸と判断しているのとは反対に、旅行先の活動、季節、滞在期間により、ダニ媒介脳炎に対する予防接種を含めて、予防的行動が考慮されるべきです。

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■15:50~15:55
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。

◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

●第1回 関西サマー医学セミナー ~富士山の登山医学~

開催日時 2019年7月7日(日)
会場 梅田スカイビル A会議室
〒531-6136 大阪市北区大淀中1-1梅田スカイビルタワーウエスト22階
JR「大阪」駅下車徒歩7分、地下鉄御堂筋線・阪急「梅田」駅下車徒歩9分
阪神「梅田」駅下車徒歩13分
プログラム
2019/07/07 ----------------------------------
■10:20-10:30 オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

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■10:30-11:20 講演(4単位)
「安心・安全な富士登山を目指して
 -富士山吉田口登山道8合目救護所15年の歩み-」
市立甲府病院 総合診療科 部長 前田 宜包
 要旨: 日本一標高の高い富士山であるが、五合目まで乗用車等でアクセスできるため、20万人もの登山客が訪れる。登山客の中には子供や高齢者、そして初心者や無謀な計画の人たちがいる。吉田口登山道8合目救護所は標高3100メートルにあり、登山中の急病や事故の救護に当たるとともに、その予防活動にも貢献している。シーズンあたり300〜400名が受診し、60〜70%を高山病が占める。次いで外傷が10〜17%である。また2,3例の心肺停止が起きている。
「登りの高山病」、「下りのけが」、「心肺停止」について発症機序や予防法を解説する。

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■11:20-12:10 講演(4単位)
「富士山の噴火と災害」
山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター 主幹研究員
富士山火山防災研究センター長 吉本 充宏
 要旨:火山の災害は、地震や風水害と異なり、各々の火山で発生する現象の種類や規模が異なる。そのため、火山災害への対応は、各々の火山の特性を十分に理解しておく必要がある。特に富士山は、他の火山と比べて噴火の種類が多く、噴火する場所も広範囲にわたる。また、年間300万人近くの来訪者が5合目を訪れ、30万人近くの方が山頂を目指す。そのため、富士山の火山防災対策は非常に困難なものとなっている。本講演では、富士山の火山噴火の特徴と富士山で起こる特殊な雪崩現象について紹介する。

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■12:20-13:30 <ランチョンセミナー>(4単位)
「暑熱環境と熱中症」【産業医認定講座】
京都橘大学 健康科学部 教授 西本 泰久
 要旨:暑熱環境では、熱中症の対策が重要である。熱中症は、盛夏よりも初夏に多くの発生を見ることがある。これは、体が熱さに慣れていないためといわれている。風邪、嘔吐・下痢などで熱中症リスクは高まことがしられており、屋外での活動だけではなく、屋内でも多くが発生している。熱中症は、上手に水分と塩分を摂取することで予防するが重要であり、たとえ熱中症になったとしても重症化するまえに治療することが大切である。

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■13:40-14:30  講演(4単位)
「中世の富士登山信仰を絵解く」
静岡県富士山世界遺産センター 准教授 大高 康正
 要旨:富士山本宮浅間大社所蔵の国指定重要文化財指定の「富士参詣曼荼羅」は、16世紀
初め頃に描かれたと考えられている宗教画である。この作品には中世後期の富士登
山の習俗がつぶさに描かれており、こうした習俗の中には既に失われているものも
あれば、現在まで通じているものもある。今回の講演は、この曼荼羅図の世界観を
「絵解き」するものである。中世後期の「道者」の富士参詣を追体験いただく機会
になれば幸いである。

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■14:30-15:40 (4単位)
「登山者が知っておくべき紫外線の知識」
大阪医科大学医学部 感覚器機能形態医学講座 皮膚科学
教授 森脇 真一
 要旨:太陽紫外線の過度の曝露は皮膚に急性炎症(サンバーン)を引き起こし、皮膚の老化を加速させ、皮膚がんリスクを高めることは多くの医学研究で証明されている。太陽紫外線の強さは季節、時刻、天候、緯度、大気の状況など様々な影響で変化する。標高が1000 m アップすれば10%上昇し、雪上では1.8倍となる。登山者が健康な皮膚を維持するためには、紫外線についての正しい知識を持った上で適切な遮光を実施することが重要である。

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■15:40-15:45 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 西本 泰久

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※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは、随時更新いたします。
 
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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。

◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/

【振替開催】12月2日(日)●第5回 関西感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2018年12月2日(日)
会場 梅田スカイビル スペース36L
〒531-6136 大阪府大阪市北区大淀中1-1 梅田スカイビルタワーウエスト36階
(アクセス)
・JR「大阪」駅下車徒歩7分
・地下鉄御堂筋線・阪急「梅田」駅下車徒歩9分
・阪神「梅田」駅下車徒歩13分
プログラム
2018/12/02 ----------------------------------
■11:00~11:10
オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

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■11:10~12:05 [4単位] 
「性感染症の最新事情について~日本でも急増している梅毒を中心に~」
三田市民病院 事業管理者 兼 院長 荒川 創一
講演要旨:日本での性感染症の最近の動向を、感染症法による調査と、厚生労働科学研究センチネルサーベイランスの両方のデータから解説する。最も問題となっているのは梅毒の急増である。インバウンド・アウトバウンド増加と無関係ではないと思われる。梅毒は別名「偽装の達人(the great imitator)」と呼ばれ、その診断は必ずしも容易ではない。梅毒の正しい診断・治療について最新のガイドラインや、病変写真の供覧も含めお示ししたい。

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■12:05~13:00 [4単位] 
「ワクチン外来における最新医療データベース『travax』の実践的使用法」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規
講演要旨:トラベルワクチン接種は、S.パーカー先生の提唱する如く“その人、その時、その場所”の原則をもとに、ひとりひとりに合わせてする。
トラベルワクチンの一般的な知識や基本事項は、CDCのイエローブックやWHOのグリーンブックのWeb版が信頼のおける一番の情報源である。
そして、トラベルワクチンの基礎知識がほとんどない患者さんに、上記の原則に則り各別情報を、過不足なく、また実用的に伝えるのに有用な“トラベルワクチン最新情報データ”が、米国Shoreland社のTravax(R)である。
マラリアの詳細マップなどをスタートに、32年の歴史のある医療現場で、使い勝手のいいデータベースで240カ国をカバーしている。
有料(年約10万円)であるが、対費用効果は、非常に高く、質の高いワクチン外来をやる上で活用したいツールのひとつである。

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■13:15~14:10 [4単位] 
ランチョンセミナー【協賛 株式会社つばめLabo】
「短期・長期海外留学生のためのワクチン基本講座」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規
講演要旨:留学生に対する予防接種は、ワクチン外来臨床現場では、米国が入学時においてワクチン接種のゲートキーパーとしているため、留学先の指定による、いわば義務的な接種が多い。しかし、留学生の安全のためという原則論からは、やはりS.パーカー先生の“その人、その時、その場所”というワクチン接種の原則が重要である。“その人”では、“母子手帳”のcheckが必要であり、“その時”とは、“留学生の今後10年”を見据えた視点が大切であり、当然、どこの国に留学するかは、絶対に必要な事項である。
ワクチン外来の現場では以下の4点が問題として存在する。
①米国留学でのツベルクリン反応の必要性
②米国留学での“髄膜炎”ワクチンのリスク教育
③18歳以下のポリオワクチンの追加接種の問題点
特に③に関しては、学会を通して米国サイドへの改善の働きかけが必要と思われる。

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■14:20~15:15 [4単位] 
「インフルエンザ~重症事例からの教訓~」
京都第二赤十字病院 小児科 医長 小林 奈歩
講演要旨:インフルエンザは秋~春にかけて流行するウイルスによる急性呼吸器感染症で、飛沫感染により通常1-3日の潜伏期間で発症する。発熱、咳嗽、鼻汁に全身症状(筋肉痛や関節痛、全身倦怠感)を伴い、重症化すると肺炎や多臓器不全を伴う例もあるため、ワクチン接種や早期の治療開始が重要となる。しかし急激な重症化は時として避けられず、当院では小児患者でA型による劇症型心筋炎、B型による鋳型肺炎を経験したので報告する。

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■15:25~16:20 [4単位]
「帯状疱疹への新戦略~ワクチンという選択~」
奈良県立医科大学 医学部 皮膚科学 教授 浅田 秀夫
講演要旨:帯状疱疹は体内に潜んでいる水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる。その治療成績は抗ヘルペスウイルス薬の登場により飛躍的に向上した。しかし現在でも神経痛をはじめとする後遺症や合併症に苦しむ患者は少なくない。2016年に帯状疱疹の予防に水痘ワクチンが使用できるようになった。ここではワクチンの基礎となる帯状疱疹と免疫との関係について解説するとともに、ワクチンの使用上の注意点についても述べる。

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■16:20~16:25
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 西本 泰久

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より【振替開催用】申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

★11/15(木)正午にお申し込みは締切りました。今後のお申込みにつきましては事務局までお問い合わせください。

【開催情報】
9/30(日)に開催予定でしたセミナーの振替講演となります。
★すでに9/30(日)の回へお申込み済みの方は、重複して参加費をお振込みになりませんようご注意ください。
別途メールをお送りいたしますので、①振替講演への参加、②参加申し込みキャンセル(返金) ③当日配付資料のみ希望(一部返金)のいずれかからお選び頂きご連絡ください。

【延期・振替開催あり】●第5回 関西感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2018年9月30日(日)
会場 「大阪医科大学」臨床第一講堂(本部キャンパス内)
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
(アクセス)
  ・阪急京都線「高槻市」駅下車出口1よりすぐ
  ・JR東海道本線・JR京都線「高槻」駅下車徒歩約8分
プログラム
2018/09/30 【振替開催情報は下記URLへ】
http://jstm.gr.jp/?p=2567

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■10:30~10:40
オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

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■10:40~11:35 [4単位] 
「性感染症の最新事情について~日本でも急増している梅毒を中心に~」
三田市民病院 事業管理者 兼 院長 荒川 創一
講演要旨:日本での性感染症の最近の動向を、感染症法による調査と、厚生労働科学研究センチネルサーベイランスの両方のデータから解説する。最も問題となっているのは梅毒の急増である。インバウンド・アウトバウンド増加と無関係ではないと思われる。梅毒は別名「偽装の達人(the great imitator)」と呼ばれ、その診断は必ずしも容易ではない。梅毒の正しい診断・治療について最新のガイドラインや、病変写真の供覧も含めお示ししたい。

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■11:35~12:30 [4単位] 
「帯状疱疹への新戦略~ワクチンという選択~」
奈良県立医科大学 医学部 皮膚科学 教授 浅田 秀夫
講演要旨:帯状疱疹は体内に潜んでいる水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる。その治療成績は抗ヘルペスウイルス薬の登場により飛躍的に向上した。しかし現在でも神経痛をはじめとする後遺症や合併症に苦しむ患者は少なくない。2016年に帯状疱疹の予防に水痘ワクチンが使用できるようになった。ここではワクチンの基礎となる帯状疱疹と免疫との関係について解説するとともに、ワクチンの使用上の注意点についても述べる。

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■12:45~13:40 [4単位] 
ランチョンセミナー【協賛 株式会社つばめLabo】
「短期・長期海外留学生のためのワクチン基本講座」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規
講演要旨:留学生に対する予防接種は、ワクチン外来臨床現場では、米国が入学時においてワクチン接種のゲートキーパーとしているため、留学先の指定による、いわば義務的な接種が多い。しかし、留学生の安全のためという原則論からは、やはりS.パーカー先生の“その人、その時、その場所”というワクチン接種の原則が重要である。“その人”では、“母子手帳”のcheckが必要であり、“その時”とは、“留学生の今後10年”を見据えた視点が大切であり、当然、どこの国に留学するかは、絶対に必要な事項である。
ワクチン外来の現場では以下の4点が問題として存在する。
①米国留学でのツベルクリン反応の必要性
②米国留学での“髄膜炎”ワクチンのリスク教育
③18歳以下のポリオワクチンの追加接種の問題点
特に③に関しては、学会を通して米国サイドへの改善の働きかけが必要と思われる。

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■13:50~14:45 [4単位] 
「インフルエンザ~重症事例からの教訓~」
京都第二赤十字病院 小児科 医長 小林 奈歩
講演要旨:インフルエンザは秋~春にかけて流行するウイルスによる急性呼吸器感染症で、飛沫感染により通常1-3日の潜伏期間で発症する。発熱、咳嗽、鼻汁に全身症状(筋肉痛や関節痛、全身倦怠感)を伴い、重症化すると肺炎や多臓器不全を伴う例もあるため、ワクチン接種や早期の治療開始が重要となる。しかし急激な重症化は時として避けられず、当院では小児患者でA型による劇症型心筋炎、B型による鋳型肺炎を経験したので報告する。

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■14:55~15:50 [4単位]
「ワクチン外来における最新医療データベース『travax』の実践的使用法」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規
講演要旨:トラベルワクチン接種は、S.パーカー先生の提唱する如く“その人、その時、その場所”の原則をもとに、ひとりひとりに合わせてする。
トラベルワクチンの一般的な知識や基本事項は、CDCのイエローブックやWHOのグリーンブックのWeb版が信頼のおける一番の情報源である。
そして、トラベルワクチンの基礎知識がほとんどない患者さんに、上記の原則に則り各別情報を、過不足なく、また実用的に伝えるのに有用な“トラベルワクチン最新情報データ”が、米国Shoreland社のTravax(R)である。
マラリアの詳細マップなどをスタートに、32年の歴史のある医療現場で、使い勝手のいいデータベースで240カ国をカバーしている。
有料(年約10万円)であるが、対費用効果は、非常に高く、質の高いワクチン外来をやる上で活用したいツールのひとつである。

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■15:50~15:55
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 前田 利郎

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

9/27(木)正午に、お申し込み受付を締め切りました。
今後のお申込みは、事務局までお問い合わせください。

【開催情報】
(9/28追記)当セミナーは中止となりました。

台風24号接近に伴い、近畿地方での交通機関への影響が見込まれますので、やむなく中止とさせて頂きます。
参加申し込みをされた方への今後の情報は、決定次第メール・HPにて連絡させて頂きます。

【振替開催情報は下記URLへ】
http://jstm.gr.jp/?p=2567

●第4回 関西・登山医学セミナー(大阪)

開催日時 2018年7月8日(日) 10:30~15:30(予定)
会場 「大阪国際交流センター」中会議室 銀杏(いちょう)
〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町8丁目2−6
TEL:06-6773-8182(代表)
大阪メトロ千日前線 谷町九丁目駅下車(10番出口)より 徒歩9分
大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ケ丘駅(1番出口)より 徒歩9分
近鉄線 大阪上本町駅(14番出口)より 徒歩7分
プログラム
2018/07/08 ■10:30-10:40 オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

■10:40-11:25 講演(4単位)
「火山ガスの危険と身の守り方、火山ガスから分かること」
東海大学 理学部 化学科
教授 大場 武
要旨:日本における100余りの活火山の7割で火山ガスが噴出しています.火山ガスの主成分は水蒸気ですが,それ以外の成分として二酸化炭素,硫化水素,二酸化硫黄などが含まれています.これらの成分はある濃度を越えると人体に致命的な影響を及ぼします.火山の恵みを享受するために火山ガスを正しく知ることが重要です.また火山ガスは地下のマグマの情報を我々にもたらし,火山噴火予知を実現するために重要な研究対象でもあります.

■11:25~12:00 講演(4単位)
「3つの高山病処方薬―旅行外来での処方の工夫 - 」
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック
院長 篠塚 規
要旨:旅行医学での高山病予防薬は、①南米ツアー(マチュピチュやウユニ塩湖など)へのダイアモックス処方、②キリマンジャロ登山での高所肺浮腫予防のシアリスと高所脳浮腫予防のレナデックスの3種類がある。
CDCのガイドラインに従って、当院では“Travel for a Life-Time”(一生に一度の旅)を失敗に終わらせないよう説明資料に工夫を凝らしている。直近1年間では、ダイアモックス230例、キリマンジャロ登山16例で、ほぼ例外なく成功している。
しかし、日本人の南米ツアーでは、約80%がダイアモックスを用意せず、その40%強が旅行を台無しにしており、商業登山でのキリマンジャロ登頂率は10~20%という伝聞情報がある。
また、当院では、昨年4月よりTravax®を用いて、適切で詳しい予防接種情報も提供している。“Travel for a Life-Time”(一生に一度の旅)を成功させる手助けも、旅行医学の大切な役割です。

■12:15-13:15 <ランチョンセミナー>(4単位)
「ヘリコプター山岳救助と最新エア・アンビュランス」
前REGA(レガ)スイス エアーアンビュランス
小型ジェット機医療搬送チーム
主席医師  Dr. Olivier Seiler
要旨:①ヘリコプター山岳救助
スイスアルプスには、世界中からハイキング、スキー、登山をするために旅行者が訪れます。
2017年は合計2712件の山岳事故がありました。大半がハイキングや標高の高いトレッキングでの転落事故です。
その全搬送のおよそ40%がヘリコプターによる救出でした。
②最新エア・アンビュランス
#業務間のチームワークの重要性
スイスで山岳救助がどのように組織されているかについての説明と、それにかかわる人々の役割について
#レガで使用している最新医療機器
低体温が進行するのを防ぎ、早期にゆっくりと加温を開始するために、金属で被覆された気泡ホイル、電気加温毛布、
加温輸液、暖気吸入システムなどについて
#アプリ(IRega App)の開発
7年前に開発され、極めて効果があることが証明されています。
このソフトウエアは、GPSの位置情報とバッテリーの状態を含むデータを、アラームセンターへ送信するとともに音声による
通信を立ち上げることで、患者の正確な居場所を探し出すのに役立ちます。
この新しい技術で、2000件以上の任務を迅速に実施することができました。
#現在進行中の3つのプロジェクト:
・低レベルネットワーク/ IFR
・全てのEC145をH145に入れ替える
・Agusta 169 FIPS (氷に対する完全保護システム)
#新型救急ジェット機、Challenger 650
2018年中に現在ある3機のChallenger 604に取って代わる予定です。

■13:30-14:15  講演(4単位)
「北アルプス新奥の診療所から」
兵庫県立加古川医療センター
救急科 伊藤 岳
要旨:三俣山荘診療所は、黒部源流にほど近い、鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に在する。
晴れた日には高山植物が咲き乱れ、雪渓の風に夏の暑さを忘れる別天地であるが、かつてはひとたび天候が悪化すると、容易に疲労凍死者が発生する危険な箇所でもあった。
初代小屋主である故伊藤正一氏の働きかけによって山荘に診療所が併設され、今も開設期間には様々な登山者が受診する。
山小屋診療所の診療実態に触れつつ、現場で診る病態やその対処について概説する。

■14:15-15:25 (4単位)
「アウトドア活動における脱水」
京都橘大学 教授 西本 泰久
要旨:アウトドア活動における脱水の原因は、発汗、下痢、嘔吐飲水不足などが挙げられる。
発汗による脱水で一番重要な疾患は、熱中症であり、嘔吐・下痢で重要な疾患は感染性胃腸炎である。
熱中症は、予防が重要で有り、たとえ熱中症になったとしても重症化するまえに治療することが大切である。
感染性胃腸炎は、ウイルス性、細菌性の何れも、食事の注意と手洗いで予防することが最も重要である。感染性胃腸炎に罹患した場合も、脱水に対する治療が重要である。

■15:25-15:30 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 西本 泰久

※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは随時更新いたします。
 
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●申込方法
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参加費を振込後、ページ下のボタンより申込書(PDF)をダウンロードして必要事項を記入し振込領収証又は確認書を貼付のうえ、事務局へFAXか郵送でお送りください。

★お申し込み締切・・・7/5(木)正午まで。
7/4以降お申込みの方へ、参加証の発送(郵送)は致しかねますので、
当日はFAXされた参加申込書の原本(参加費払込票添付)を受付にてご提示下さい。

●第4回 関西感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2017年10月1日(日)
会場 大阪府高槻市 「大阪医科大学」臨床第一講堂(本部キャンパス内)
(アクセス)
  ・阪急京都線「高槻市」駅下車出口1よりすぐ
  ・JR東海道本線・JR京都線「高槻」駅下車徒歩約8分
プログラム
2017/10/01 ----------------------------------
■10:30~10:40
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:40~11:40 [4単位] 
「ワクチンで予防できない疾患をプレトラベルでどう食い止めるか
~蚊媒介感染症を中心に~」
小川 拓(奈良県立医科大学感染症センター助教)
講演要旨:
 

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■11:40~12:45 [4単位] 
「麻疹:旅行医学の面
から考える
~過去・現在・未来~」
佐藤 武幸(船橋ベイサイド小児科院長
前千葉大学病院 感染症管理治療部部長)
講演要旨:
昨年8月、バリ島で麻疹に感染し帰国した兵庫県在住の男性が、関西空港を利用した際、空港職員や医師に感染が広がり、この男性が千葉県の幕張メッセで開催されたコンサートに参加して、千葉県でも感染が広がったことは記憶に新しい。
WHOの推計によれば、現在でも東南アジア、中近東、アフリカで多く発生しており、海外からの感染が多い。今後2020年東京オリンピックを控え、より多くの海外からの訪問客が増えるので注意が必要である。
予防策として唯一の方法は幼児期のワクチン予防接種であるが、接種を行っていても充分な抗体価を得られない場合や、長時間を経過すると抗体価が低下し、麻疹を発症することがある。
日本では、1997年4月1日以前に生まれた世代は任意接種であったため、1度も接種してない可能性があり、同年4月2日以降生まれた世代は1回接種法であり、免疫がついてない可能性が高く、感染の危険が高い世代である。若い労働者の世代も含まれる。
本公演では、麻疹の過去、現在を認識して戴き、今後の指導にどう活かしていくか説明する。
産業医にとって今後の指導、予防の知識を事前に周知させることが重要であり、感染力が強い(空気感染)麻疹の怖さを理解して戴きたい。


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■13:00~14:00 [4単位] 
「ジカ熱とタイ最新医療事情 
~日本人に必要なワクチン旅行者から長期滞在者まで~」
Dr. PORTHEP CHATHAVANICH(マヒドン大学
熱帯医学部 准教授)
講演要旨:
近年、タイは観光・ビジネスいずれにおいても多くの日本人旅行者が訪れる国となりました。しかし、その多くは発病を引き起こす可能性のある伝染病への曝露というリスクに曝されています。タイにおいて、旅行医学、及び感染症に関して屈指の知識を持つDr. Pornthep Chanthavanichより、現地での実例を用いた最新事情を基に、日本人旅行者や居住者に必要な知識をご提示いただきます。
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■14:10~15:15 [4単位] 
「旅行と食と感染症
~日本国内、海外での
胃腸炎を中心に~」
田島 靖久(浜松医療センター感染症内科医長)
講演要旨:
 企業のグローバル化は著しく、社員の海外出張や海外勤務もありふれた時代に突入しています。そのため、産業医としての健康管理の知識として海外赴任に伴う健康問題が必要となってきています。海外で生活するにあたって切っても切れないこと、それが食です。そして食は、海外赴任に伴う健康問題としての下痢症にも関連しています。
食において、ゼロリスクはありえません。リスクに向かうにあたって大切なことは、リスクを適正に見積もり、リスク発症時の適切な対策を持ち、リスクを早期発見し、発症時には迅速に対応することです。そのために必要な知識として、国内と国外での食と感染症とは何か?どれぐらいのリスクがあるにか?気を付けるべき人は?どのような症状?発症した場合の治療対応と感染対策、そして予防方法は?以上の質問に答える内容で知識のまとめを行わせて頂きます。

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■15:25~16:30 [4単位]
「産業医学から見た
感染症~身近な感染症を
いかに予防するか~」
臼田 覚(大阪医科大学衛生学准教授)
講演要旨:
産業医活動で経験する感染症は多岐にわたるが、今回のセミナーでは、肝炎、インフルエンザ、結核、海外出張や海外派遣に伴う輸入感染症などを紹介する。
産業医は、これら感染症の職場における健康管理に関連する法規やガイドライン、発生予防や発生時の対策、労働災害との関係についての知識を有することが求められるため、事例、判例などを含めて概説する。

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■16:30~16:35
閉会挨拶

※プログラム内容・時間・講演者は変更になる場合がございます。
※関西 感染症・ワクチンセミナー会場限定で安全カルテ他学会書籍を特別割引価格で販売を予定しております。

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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。

●第3回 関西・登山医学セミナー(大阪)

開催日時 2017年7月9日(日) 10:30~15:30(予定)
会場 「大阪医科大学」 臨床第一講堂
大阪府高槻市大学町2番7号 TEL:072-683-1221(代表)
JR東海道本線・JR京都線「高槻」駅下車 南口より徒歩8分
阪急京都線「高槻市」駅下車 1番出口よりすぐ
プログラム
2017/07/09 ■10:30-10:40 オリエンテーション
日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規

■10:40-11:25 講演(4単位)
「山と海は友達~循環する水の恵み~」
信州大学理学部 教授 鈴木 啓助
要旨:日本は四方を海に囲まれているが、国土の約7割が森林(山)であり、山と森の国でもある。そのため、栄養分や土砂が山から海に運ばれることにより、豊かな海産物に恵まれ白砂青松の沿岸の景観が維持されている。この栄養分や土砂を山から海へと絶え間なく運搬し続ける水は、海から蒸発して雲を作り山の上に降った雪や雨が源である。生活用水としてのみならず農業用水や工業用水などの我が国の水資源として重要な役割を果たす大量の雪も、日本海と脊梁山脈の両者の存在が不可欠である。このように、山と海はきわめて深いつながりがあるので、1996年から実施されている「海の日」に続いて、2016年から8月11日が国民の祝日として「山の日」になったことは当然の帰結とも言える。「山の日」が山と海の恵みに感謝しながら自然環境を見つめ直し、その素晴らしい自然を如何に次代に引き継いでいくかに思いを巡らす機会となることを願っている。

■11:25~12:00 講演(4単位)
「雪崩の基本講座」
※ランチョンセミナーの講演が英語となるため、事前知識としての講演です。
千駄ヶ谷インターナショナルクリニック
院長 篠塚 規

■12:15-13:15 <ランチョンセミナー>(4単位)
「雪崩の科学~その実態と現場対策~」
スタンフォード大学医学部附属病院
Dr. Paul Auerbach
内容:3月に栃木県那須町で起こった雪崩で、高校生8名が亡くなる悲惨な事故が起きました。それを踏まえ、雪崩を正しく理解し、雪崩による死亡・けがを防ぐための講演です。講演には、以下の項目が含まれています。
① 雪崩の力学 ② 雪崩による死亡・けがの臨床統計 ③ 救助法 ④ 現場での救急医療対応 ⑤ 各種雪崩対応ディバイス ⑥ 開発中の雪崩埋没者同定システム

■13:30-14:15  講演(4単位)
「登山リスクとその対応~那須遭難事故のリスク問題~」
関西大学 名誉教授 青山 千彰
要旨: 登山はリスクを伴う。天候の急変、落石、滑りやすい岩場、藪の中に消えていく登山道、そして、厳しい登り下りによる疲労と集中力の低下など、様々なリスク要因が重なる。一般に、これらの要因が、連鎖的に作用すると事故に至る確率が高くなる。加えて、これらの要因は時々刻々変化する結果、事故の再現が難しく、詳細な分析が難しい。複雑系と呼ばれる所以である。
 当セミナーでは、登山リスク問題にどのように対処していくのか、遭難事故のデータベースを背景に、リスク分析を行い、リスク問題への対応について考えていく。

■14:15-15:25 (4単位)
☆産業医認定講座(生涯研修専門1単位)
「登山活動、高齢者における低体温症
~産業医の知っておくべき低体温症のメカニズムとその対策~」
京都橘大学 教授 西本 泰久
要旨:最近、老若男女を問わず、ジョギングや登山の人気が高まっている。
しかし、現状では、登山リスク管理、予防の知識が欠けている人たちも多く参加
しており、突発的な病気や心肺停止状態、遭難事故などが発生している。
特にアウトドア活動は、高齢者では温度感覚が低下して、低体温症に気づかない場合が度々見受けられる。また、農業、林業、建築業務などでも低体温症の報告は少なくなく、そのメカニズムは全く同様であり、産業医が当然認識しておくべきである。
本講演では、アウトドア活動、屋外でのレクレーション、スポーツ活動における危険性、低体温症のメカニズムを分かりやすく解説する。本公演を通じて少しでも多くの方々に、低体温症を理解して戴ければ幸いである。

■15:25-15:30 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは随時更新いたします。
 
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●申込方法
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参加費を振込後、ページ下のボタンより申込書(PDF)をダウンロードして必要事項を記入し振込領収証又は確認書を貼付のうえ、事務局へFAXか郵送でお送りください。

★4/20申込受付開始
※産業医認定講座があります。
ご希望の医師の方は、必ず「希望する」にチェックのうえ、所属医師会名・所属勤務先名・認定産業医番号(7桁)をご記入ください。

●第3回関西感染症・ワクチンセミナー

開催日時 2016年10月2日(日)
会場 大阪府高槻市 「大阪医科大学」臨床第一講堂(本部キャンパス内)
(アクセス)
  ・阪急京都線「高槻市」駅下車出口1よりすぐ
  ・JR東海道本線・JR京都線「高槻」駅下車徒歩約8分
プログラム
2016/10/02 ----------------------------------
■10:30~10:40
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:40~11:40 [4単位] 
「旅行者下痢症と食中毒の基礎知識
 ~口から入れるモノに起因する健康障害~」
中野 隆史(大阪医科大学 医学教育センター・微生物学教室 教授)
講演要旨:
 海外旅行者におけるもっとも多い健康障害は下痢・腹痛などの消化器症状であるといわれており,とくに海外渡航者の下痢症を「旅行者下痢症travelers’ diarrhea」と呼んでいます。旅行者下痢症の原因は多岐に渡り,国内での下痢症の原因と共通するものもありますが,海外旅行特有の原因もみられます。今回は,旅行者下痢症,あるいは「口から入れるモノに起因する健康障害」である食中毒について,総論的・各論的に皆様と考えていきたいと思います。

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■11:40~12:40 [4単位] 
「旅行内容に応じたトラベルワクチン・予防薬の選び方
 ~マラリア他の予防薬の処方~」
小川 拓(奈良県立医科大学 感染症センター 助教)
講演要旨:
 日本人の海外渡航者は増加傾向にあるが、東南アジアやアフリカへの渡航が増加し、目的も国際貢献や親族や友人の訪問が増え、宿泊施設も非常に安い宿泊施設まで多様化している。これらの情報を充分に聴取し、必要なワクチンやマラリア予防薬を受診者の渡航計画に応じてカスタムメイドするのが渡航前診察において最も重要なことである。各ワクチンやマラリア予防薬の特性について概説し、適切な対応の手助けとなれば幸いである。

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■13:05~14:05 [4単位] 
「シンガポールの最新医療事情 
 ~どのようなワクチンを使用しているか?現地の医療制度、病院施設他を説明~」
日暮 浩実(シンガポール日本人会クリニック)
1.<医療制度など>シンガポールの医療や年金制度について概観します。医療制度は自身の収入に見合ったサービスを受けるシステムをとっています。また、国民、永住権保持者、外国人で医療費が大きく異なるのも特徴です。年金制度は自助努力が期待、反映される強制貯金制度が基礎となっています。
2.<ワクチン>
①当地のワクチンは全て欧米などの製薬会社の製品で種類は豊富です。日本のワクチン会社は当地に海外展開していないため、入手には特別な手続きが必要です。
②小児の定期予防接種に関しては今では日本の方が充実しています。
3.<トピックス>その他、当地で話題となっているジカ熱、デング熱などのトピックについても触れたいと思います。

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■14:15~15:15 [4単位] 
「海外の感染症と大阪府における感染症について
~身近な感染症も海外から入って来る~」
加瀬 哲男(前大阪府立公衆衛生研究所感染症 部長 現大阪市立大学)
講演要旨:
 輸入感染症といえばジカ熱などの蚊媒介性感染症やコレラなどの水系感染症がよく話題に挙がります。東京を中心として発生した一昨年のデング熱は、輸入感染症が国内で感染環が成立したため大きな話題となりました。しかしながら、日本で普通に発生している身近な感染症も発端は輸入感染症かもしれません。麻疹は排除認定を受けており、index caseは海外からの入国者と考えられます。2013年に大流行した風疹も日本での流行は東南アジアの流行の影響を強く受けています。流行期以外のインフルエンザもよく海外からの帰国者から検出されます。エンテロウイルスも、輸入感染症としての可能性が全く否定できないと思われます。日本における身近な感染症も海外が発端になっているかもしれません。

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■15:25~16:25 [4単位]
「輸入感染症としての市中感染型MRSA感染症の臨床的特徴
~海外のたちの悪いMRSAについて~」
清水 恒広(京都市立病院感染症内科部長)
病院感染型MRSAに対し市中感染型MRSAは非βラクタム系抗菌薬に感受性を残している。
市中感染型MRSAの中でPVL(Panton-Valentine Leukocidin)産生株は日本ではまだ少ないものの、欧米等世界各国では主要株となっている。その臨床像は皮膚軟部組織感染症、壊死性肺臓炎などが有名で死に至る場合もある。当科では海外からの輸入例で、PVL産生株による皮膚軟部組織感染症や、さらに急速に敗血症性肺塞栓症に進展する症例を経験している。本講演ではこの感染症の臨床像と疫学的特徴について解説する。

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■16:25~16:30
閉会挨拶

※プログラム内容・時間・講演者は変更になる場合がございます。
※関西 感染症・ワクチンセミナー会場限定で安全カルテ他学会書籍を特別割引価格で販売を予定しております。

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●申込方法
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9/29をもちましてお申込みは締め切りました。
沢山のお申込ありがとうございました。

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