日本旅行医学会
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日本旅行医学会大会

●2023年 第2回 関西セミナー<オンライン>

開催日時 2023年10月1日(日)
プログラム
2023/10/01 ----------------------------------
■10:25~10:30
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:30~11:25 [5単位]
「離島での医療・離島への医療~与那国町診療所での経験から~」
フリーランス総合診療医(元・与那国町診療所長)
江橋 正浩
講演要旨:日本の最西端・与那国は、石垣と台湾の真ん中に位置する遠距離離島である。
前半の「離島での医療」では、実際に経験した症例を紹介する。ドラマのような話は多くないが、離島ゆえに悩んだ患者がいた。
後半は、「離島への医療」として、①離島への旅行者向け医療、②離島へ興味をもつ医療者向けの情報提供をおこなう。
これは、離島に飛び込み、離島の洗礼をうけ、そして離島で散った私自身の(シクジリ)体験談である。是非気楽に聴講してほしい。

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■11:35~12:30 [5単位]
「トルコ大地震の緊急医療援助の現場から」
京都橘大学 健康科学部 救急救命学科助手
金澤 豊
講演要旨:2023年2月6日、トルコ南部で発生した大地震により3日後には隣国シリアと合わせた死者は約1万5千人を超えた。日本の国際緊急援助隊医療チームは、ガディアンテプのオウゼリ公立病院の仮設診療所を活動拠点において診療活動を開始した。日本としてType2認証後、初めて全ての資機材を展開して野営病院を設置した。被災地内での診療を継続しながら病棟・手術室等を増設し、氷点下の寒さの中、電子カルテの導入や被災地の病院支援を実施したので報告する。

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■13:20~14:15 [5単位] 
「群集事故の要因と対策〜韓国・梨泰院事故から学ぶ〜」
関西大学 社会安全学部 教授 川口 寿裕
講演要旨:2022年10月に韓国・梨泰院で発生した群集事故は159人の死者を出す大惨事となった。群集事故は日本でも古くから発生しており、2001年の明石市・朝霧歩道橋事故では11人が亡くなった。また、2022年12月の新幹線停電時には一部の駅が大混雑したように、通勤時や旅行時にも群集事故に巻き込まれる危険はある。本講演では梨泰院事故をふり返り、群集事故の要因を解説するとともに、対策として留意すべきことについて述べる。

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■14:25~15:30 [5単位]
「わが国における新興感染症に対する備え」
地方独立行政法人りんくう総合医療センター
総合内科・感染症内科兼感染症センター長
倭 正也
講演要旨:令和3年に医療法が改正され「新興感染症発生・まん延時における医療」が追加された。令和4年の感染症法の改正により、平時に都道府県と医療機関がその機能・役割に応じた協定を締結する仕組み等が法定化された(令和6年4月施行)。新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえ、平時から地域における役割分担を踏まえた感染症医療及び通常医療の提供体制の確保、人材の育成を進め、新興感染症対応能力をさらに強化していく方針である。

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■15:20~15:25
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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参加申し込み締め切り 9/27(水)正午
オンデマンド配信のみの視聴にも、参加申込が必要です。
料金は、通常参加と同様です。

*オンデマンド配信は、単位付与いたしません。



【日本旅行医学会 会員の方】
<個人会員の方>
<法人会員のうち、認定資格をお持ちでマイページのある方>

会員マイページからお申し込みください
▶ 会員マイページへ

*法人会員の方で、認定資格をお持ちでない(個人マイページのない)方は以下の【非会員/一部の会員の方】からお申し込みください。



【非会員/一部の会員の方】
<法人会員のうち認定資格をお持ちでない方>
<複数名分お申し込み希望の会員の方>

(1)以下のいずれかの口座に参加費をお振込みください。
●三菱UFJ銀行 新宿中央支店 普通 4905050 一般社団法人日本旅行医学会
● 郵便振替 00180-8-62898 一般社団法人 日本旅行医学会
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。

(2)以下のフォームより、お申し込みください。
第2回関西セミナー【銀行振込】お申込ページ

※お振込を先にしていただき、その後申込みフォームの送信をお願い致します。お振込み日時・名義をお伺いします。
※参加費のお振込みだけではセミナーにご参加できませんのでご注意ください。



※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

チラシはこちらからダウンロードしてください

●2023年 第21回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2023年5月20日(土)21日(日)*オンライン開催
会場


第21回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

会場:カンファレンスパーク(昨年と同様)
方式:Zoom Webinar

*会期後のオンデマンド配信あり(5/29~6/11)


プログラム
2023/05/20 ■■■■■- 5月20日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□

□大会長講演□
◆『応急手当の普及は迷信との戦い』[4単位]
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
講演要旨:心肺蘇生についてでは、倒れた人にさわってはいけない等の誤った迷信があります。また、AEDの使用でも、心臓の動いている人に誤ってショックをしてしまったらいけないなど迷信が多くあります。また、オートショックAEDについても紹介します。ファーストエイド(応急手当)でも多くの迷信があります。これらを含め、新型コロナウイルスへの対策などについてもお話しします。応急手当の普及は迷信との戦いなのです。

□旅行医学のトピックス1□
◆『高齢者の旅行医学―活力ある超高齢社会を目指す中で』[3単位]
東京医科大学 名誉教授 岩本 俊彦
講演要旨:わが国の高齢者に若返り現象がみられていることを前大会で報告した。そして、喫緊の課題として2025年問題、人生ラスト10年問題などが挙げられている一方で、健康寿命の延伸、活力ある超高齢社会が老年医学の領域でも追求されている。この点で高齢者の旅行もまた、健康寿命の延伸、活力ある超高齢社会の実現に大きく寄与するものと期待される。ポストコロナの時代を見据え、高齢者の特徴を知っておくことが旅行戦略に役立つはずである。

◆『子どもの旅行医学』[3単位]
東海大学医学部 
客員教授 山口 公一
講演要旨:好奇心あふれる子どもにとって旅行はとても楽しいものですが、大人に比べていろいろな意味で体力がなく、心疾患や呼吸器疾患などの持病があるとさらに不安は増加します。したがって安全で安心な旅行のためにはきめ細かい様々な準備が必要となり、旅行中もちょっとしたことで急変しやすいので迅速で的確な対応が求められます。予防接種やアレルギーの確認も重要で、基本は無理をせずゆとりのある旅行をすることだと思います。

□昼休み デジタルポスター展示□

□旅行医学のトピックス2□
◆『ダイビングでの旅行医学』[3単位]
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 救命救急科部長 
 高気圧酸素治療室室長 
医療安全管理室室長 鈴木 信哉
講演要旨:旅先でダイビングを楽しむ上での留意点として、●健康管理では、注意すべき疾患、ダイバー・メディカルチェックシート、最低限の体力、●旅行計画では、航空機搭乗制限、山登りなどの活動・運動、●障害予防では、飲酒、睡眠、水分摂取、一日のダイビング本数、●潜水障害発生時の対処では、高濃度酸素マスクの使用、再圧治療が可能な医療施設、救急搬送制限、緊急ホットラインの利用、事故者情報の伝達などについて話します。

◆『旅行医学での高山病対策(高地旅行者の安全のために)』[3単位]
クリニックやなぎさわ 
院長 柳澤 紘
講演要旨:「高山病にかかるのは仕方ありません。しかし、死んではいけません。」
高地旅行者にとって高山病の予防対策は大切です。高地旅行用備え薬の処方例など、私の経験をまじえてお話ししたい。
・高山病予防
・便利な道具立て
・簡便で良質な医薬品の用意
・用意する医薬品の例
・体調を整える漢方処方
・指示書(薬の使用説明書)による安全管理
・トレッキングでの実際の紹介

□海外招待講演□
◆『旅行医学の誕生』(仮)[3単位]
Dr. Walter Pasini

◆『REGA(スイスの医療搬送)』[3単位]
元REGA(レガ)スイス エアーアンビュランス
小型ジェット機医療搬送チーム主席医師
Dr. Olivier Seiler

※演題、講演者は決定次第随時更新いたします。



2023/05/21 ■■■■■- 5月21日(日)-■■■■■

□旅行医学のトピックス3□
◆『時差ぼけの科学』[3単位]
睡眠評価研究機構 代表 白川 修一郎
講演要旨:時差ぼけは、時差の急激な変化により、現地の生活時刻と人間の体内時計が非同期となり概日リズムが乱れ、複数存在する生体リズムの内的脱同調により生じる生理現象である。睡眠障害に、日中機能の障害、全身倦怠感や身体的症状(例えば胃腸障害等の自律神経症状)が旅行後1~2日以内に随伴する。これまでに報告されたエビデンスに基づいて、時差ぼけの原因と状況に応じた対策について講義する。

◆『飛行機の中の旅行医学』[4単位]
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
講演要旨:航空機内は0.8気圧、湿度0%である。密室空間での移動となるため、フライト中に重症化あるいは死亡する可能性の高い人、感染症を伝染させる可能性の高い人、危害や多大な迷惑をかける可能性のある人は、搭乗不可となる。疾患の状態により搭乗制限があるため注意を要する。航空会社の診断書(MEDIF)を提出することで搭乗可能となることもある。ロングフライト血栓症は時に心停止もある重症疾患であり、足の運動、水分補給などで予防する。航空機内には様々な医療器具や薬剤が搭載されている。

◆『旅行者下痢症 ~旅行者下痢症対応の実際と注意点~』[4単位]
浜松医療センター 感染症内科 部長
田島 靖久
講演要旨:世界の保健衛生が改善し、減少傾向となった現代でさえ、旅行者下痢症は、世界的な問題だ。旅行者下痢症は、依然として頻繁に発生し時間と機会の損失、日程の変更、海外での医療行為、入院など多くの悪影響を及ぼしている。
旅行者下痢症にどのように対応をしていくべきかという問題に、ガイドラインを紐解きながら解説させて頂く。また、旅行者下痢症を第一線で担っている医師から具体的な症を例提示し、注意点も共有させて頂く。

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□
◆『車いすでのアメリカ大学留学とスポーツ観戦』[3単位]
順天堂大学医学部・スポーツ健康科学部 非常勤講師
雪下 岳彦
講演要旨:医学生の時にラグビーの事故で頚髄損傷となり車いす生活を送る私が、研修医を修了後にアメリカの大学へ留学した際の体験談。アメリカの大学には障害を持つ学生をサポートする部署が必ずあり、留学先のハワイ大学マノア校はサポートが特に手厚かった。その後、サンディエゴ州立大学大学院に進学。サンディエゴではメジャーリーグやアメフトなどスポーツ観戦にも行ったので、スタジアムのバリアフリーについても紹介する。

◆『What it takes to internationalize your hospital~外国人診療の「穴」を埋める~』[3単位]
NTT東日本 関東病院 
国際診療科 部長 佐々江 龍一郎
講演要旨:今回は英国GPの私がNTT東日本関東病院で国際診療科を立ち上げた経験から、こうした課題を共有したい。日本ではコロナとの共存が進み、外国人患者の急増が始まっている。一方国内では急速な少子高齢化が進み、長期的な視点からも外国人労働者、特に高度人材を確保することは大国として残るための道であろう。そうした状況下の中、今後外国人患者が医療を安心、安全に受診できるような医療環境の構築が望ましい。では病院・クリニックとして増える外国人診療にどう対応していけば良いのか考察したい。

□特別講演□
◆『安らかな死とは何か(世界の安楽死現場を訪ねて)』[4単位]
ジャーナリスト 宮下 洋一
講演要旨:昨今、「安楽死」という言葉をよく耳にするようになった。日本では違法行為だが、欧米では容認する国々が増えている。人間にとって、それは本当に必要なことなのか。なぜ、安楽死を求める動きが高まっているのか。世界6カ国を訪問し、医療行為で死期を早めた高齢者や難病患者らの最期に立ち会った。先進諸国で起きている数々の事例を振り返りながら、今後の日本の行方について考える。

※演題、講演者は決定次第随時更新いたします。




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●参加申込方法
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第21回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

*昨年ご登録済みの方は、カンファレンスパークへログインをし、登録の個人情報(メールアドレスなど)が最新かどうか必ずご確認ください。
カンファレンスパーク ログインページ

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◇デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター応募要項はこちら
応募用紙(Word)はこちら
応募用紙【作成例】はこちら

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◇認定単位について(23/5/6更新)
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【会期中(5/20-21)の場合】
 ①講演視聴(Zoomより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。
 *基本的に、Zoom Webinarご参加(登録)時のメールアドレス・ご氏名にて視聴記録を取ります。
  複数の方が同じ場所で同じ講演をご視聴になる場合でも、個人ごとに、それぞれ別の端末からカンファレンスパークにログインのうえ視聴をお願いいたします。
 *Zoom参加時のお名前またはメールアドレスがカンファレンス・パーク登録名と一致しない場合は、視聴確認が取れず単位付与ができない場合がございますので、ご注意ください。

<単位付与について>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *会員への単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。

<アンケートについて>
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *土曜日、日曜日でそれぞれ異なるアンケートです。回答期限は、各開催日の翌日正午までです。
 *おひとり様、各日1回のみの回答送信をお願いいたします。

【オンデマンド期間の場合】
 ①講演視聴(カンファレンスパークより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。

<単位付与について>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、5/21もしくはオンデマンド期間終了後2週間程度です。

<アンケートについて>
 *アンケート送信期限は、オンデマンド配信終了日の6/11(日)です。
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *会期中にアンケートをお答えいただいている場合、その項目は飛ばしてご回答ください。


◆大会チラシ ダウンロード◆




●2022年 第14回 日本旅行医学会 看護部会

開催日時 2022年11月20日(日)
プログラム
2022/11/20 ----------------------------------
■10:30~10:35
プレレクチャー
看護師の旅行医学
日本旅行医学会 理事

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■10:35~11:30 [5単位]
【海外トピックス】
『モーリシャスの医療制度の特徴、日本との違い』
順天堂大学病院総合診療科講座 後期研修医1年目
Praben Padiachy
講演要旨:最新の世界保健統計データによるモーリシャスの平均寿命ランキングは81位(男性71.4歳、女性77.8歳)で、アフリカでは3位でした。乳幼児死亡率と妊産婦死亡率からも、アフリカ諸国の中で最も保健衛生が良好な国と言えます。
人口10万人あたりの医師数は日本の245人に対して、モーリシャスは202人です。1968年に独立して以来、自国民に対する公的医療機関で行う医療は無償です。一方で、私立病院での医療費は有料で高額です。モーリシャスでは国民皆保険制度はなく、民間医療保険加入者のみがより高い医療水準を提供できる私立医療機関受診加療ができます。
医学教育に関しては、モーリシャスの医学部は教育者不足のため、15年前から中止となりました。現状況ではすべての医師は外国の医学部を出た後モーリシャスの公的医療機関にて2年間の研修を修了することが定められています。

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■11:40~12:30 [5単位]
【教育講演1】
『看護師の業務範囲と法的責任』
蒔田法律事務所 蒔田 覚
講演要旨:看護師は,医師の指示に基づいて「診療の補助」を行うことができる。ツアーナースの場合には,指示をする医師が近くに存在せず,また医療機関のように十分な医療提供環境が整っていない中での対応が求められることも多い。しかし,看護師として行った業務については専門職としての法的責任が発生する。
「診療の補助」の概念は,医療機器や医療技術の安全性の向上,時代や社会的要因による影響を受けるため必ずしも一義的には決まらない。医師の働き方改革に伴うタスクシフト・タスクシェアを検討する中で,診療の補助の概念についても整理が進んだことを踏まえ,改めて看護師の業務範囲と法的責任について考察する。

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■13:20~14:20 [5単位] 
【体験発表&ディスカッション】
『”ナースとして新型コロナで困ったこと” ”新型コロナ対策のナースとしての工夫” など』

●教育を止めないために,パンデミック下だから創り出せること-Team Tachibana 軌跡の一端-
京都橘大学看護学部 河原 宣子
発表要旨:街中のあちらこちらに消毒薬が置かれ,誰もがマスクを着用している状況を,つい数年前までは想像もできなかった.約0.1㎛の新型コロナウィルスが,地球的規模で人々の生命や生活,さらには社会経済活動や政治にまで多大な影響を及ぼしているという事実を,目の当たりにした.人類はこれまでも様々な感染症と闘い,かつ折り合いをつけながら歴史を築いた.そのたびに,生きることの意味を問い,知恵を紡いで技術を革新させて歩んできた.
パンデミック下でも教育を継続するために,あるいは看護職として奮闘した約3年間.COVID-19が私たちに語りかけていることは何か.改めて考えたい.

●コロナ流行の中での企業看護職としての役割(従業員の健康を守る)
カシオ計算機株式会社 人事部本社診療所 岡野聖子
発表要旨:2019年12月、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は中国で発生してからわずか数か月のうちに世界的な流行になりました。多くの従業員がいる企業において、産業医や企業看護職たちは自身の役割や支援について悩むことも多かったと思います。感染予防対策、職域接種、海外駐在員の健康管理、感染者への対応等、これまでにない新たな対応を迫られることもあり、タイムリーに情報を収集してきました。
ウィズコロナ時代に入り、今後求められる企業看護職の役目について、あらためて皆さんと考えてみたいと思います。

●医療逼迫の不安の中で頑張る私たちへの誹謗中傷
~続くコロナ偏見に疲労する私たち~
医療法人 小山すぎの木クリニック 加賀 誠
発表要旨:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は, 2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから, わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となった。
当時は、新型コロナウイルスという未知のウイルスへの恐怖、一人ひとりに責任がのしかかった自粛要請。医療従事者の我々に至っては、高い緊張状態は今なお続き、日々の不安は尽きることはない。
未曾有のコロナ禍、冷静さを取り戻すため、日々の医療や感染対策に真摯に取り組む中、2020年3月、当院透析患者の新型コロナウイルス感染が確認された。コロナ流行初期でもあり、患者やスタッフ・またその家族らが自粛警察による圧力、SNS等による熾烈化する誹謗中傷の的になり、大きなストレスが生じた。日本独特の同調圧力を原因とする新型コロナの二次被害。当院の経験を報告する。

●湯沢町保健医療センターに於けるCOVID-19感染対策・工夫
湯沢町保健医療センター看護部 直崎加寿栄
病院の構造が横長でそれを活かしながら、感染隔離部屋の確保、ゾーニング、及び、一般病棟・病床の運用を崩さず受け入れるにはどうしたらよいか?又、院内感染でゾーニングが崩れ、再ゾーニングの確認、非感染者の行動をどうするか?等の問題が新たに出現。これらの問題をどう解決し、感染拡大・クラスター予防、困った事・工夫したことなどを振り返り考察しまとめてみました。


*ディスカッションは、体験発表者および座長の医師によって行われます。参加者のコメントや体験・意見を頂く場面では、音声参加を受け付けますのでぜひご参加ください。


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■14:30~15:20 [5単位]
【教育講演2】
『喘息児の旅行医学』
東海大学医学部 客員教授
山口 公一
講演要旨:喘息児が旅行を安全に楽しむためには普段の状態をより良好に保っておくことと、急性増悪(発作)時の対応の再確認が重要です。旅行中の環境の変化は大きな楽しみのひとつですが、発作の要因にもなりますので、必要な薬物は旅行中に不足することがないように準備をし、いつでもすぐに使えるように携帯し、余裕をもって行動することが大切です。また旅行先での医療機関を含めた医療体制についてもできるだけ確認しておくと安心です。

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■15:20~15:25
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
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参加申し込み締め切り 11/16(水)正午




【日本旅行医学会 会員の方】
<個人会員の方>
<法人会員のうち、認定資格をお持ちでマイページのある方>

会員マイページからお申し込みください
▶ 会員マイページへ

*法人会員の方で、認定資格をお持ちでない(個人マイページのない)方は以下の【非会員/一部の会員の方】からお申し込みください。



【非会員/一部の会員の方】
<法人会員のうち認定資格をお持ちでない方>
<複数名分お申し込み希望の会員の方>

(1)以下のいずれかの口座に参加費をお振込みください。
●三菱UFJ銀行 新宿中央支店 普通 4905050 一般社団法人日本旅行医学会
● 郵便振替 00180-8-62898 一般社団法人 日本旅行医学会
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。

(2)以下のフォームより、お申し込みください。
第14回看護部会【銀行振込】お申込ページ

※お振込を先にしていただき、その後申込みフォームの送信をお願い致します。お振込み日時・名義をお伺いします。
※参加費のお振込みだけではセミナーにご参加できませんのでご注意ください。



※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。


◆看護部会チラシ ダウンロード◆

●2022年 第1回 関西セミナー<オンライン>

開催日時 2022年9月25日(日)
プログラム
2022/09/25 ----------------------------------
■10:10~10:15
オリエンテーション
日本旅行医学会 理事

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■10:15~11:30 [5単位]
「新型コロナウイルス感染症とサル痘の最新の話題」
大阪大学大学院 医学系研究科・医学部
感染制御学講座 教授 忽那 賢志
講演要旨:COVID-19の流行から約3年が経過し、この間にワクチンや治療薬が開発され徐々に重症度が低下してきた。現在のCOVID-19の流行状況と感染対策の考え方について解説する。また2022年5月から世界中で広がっているサル痘の基本的な知識と最新情報についても紹介する。

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■11:40~12:35 [5単位]
「桜島火山大規模噴火の全国的な影響」
京都大学防災研究所 教授 井口 正人
講演要旨:桜島は1955年以降、南岳の山頂付近の火口において爆発的な噴火活動を続けている。本年7月24日にも爆発的噴火により火山岩塊が2.4㎞以上飛散したため、気象庁は警戒範囲を3㎞とする噴火警報(レベル5)を発表した。レベル5の警報は避難指示を伴う最高レベルの警報であるが、桜島においては、警戒範囲をさらに拡大して全島とする大規模噴火も想定する必要がある。大規模噴火は最近500年の間に3回発生しており、直近の大規模噴火は1914年に発生した大正噴火である。このような大規模噴火は桜島及びその周辺地域には甚大な被害をもたらすが、火山噴火の影響は全国に拡大する。本講演では、火山から離れた場所での実質的被害について解説する。

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■13:20~14:20 [5単位] 
「南海トラフ沿いの巨大地震のメカニズム、事前の備えと心構え」
京都大学防災研究所 准教授 伊藤 喜宏
講演要旨:府の地震調査委員会は、今後30年以内に南海トラフで巨大地震が発生する確率を70-80%と発表している。この確率の算出では周期的に繰り返し地震が発生することを前提とする。つまり、南海トラフを震源とする巨大地震はいつかほぼ確実にやってくるものと我々は考えるべきである。本講演では、将来発生が危惧される南海トラフ巨大地震の地震像とその多様性について概観し、来るべき巨大地震にどう備えるべきか解説する。

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■14:30~15:25 [5単位]
「サイクリングによるフレイルの予防と旅行医学~健康寿命を伸ばすために」
日本サイクリング協会 サイクリングディレクター
日本医師会 認定健康スポーツ医
梶山 泰男
講演要旨:2000年に「健康日本21」が制定され健康づくりに重点を置かれた。2018年からは健康寿命を延ばすため高齢者健診ではフレイルに着目して、運動や栄養の指導が求められている。しかしもっと若い頃から運動を続けることが望ましい。サイクリングはそれ自体が移動手段であり、他の移動手段と組み合わせた移動は楽しい。しかし交通法規や基礎的動作の遵守は重要である。発進、停止の際の曲乗りは禁止、海外では右利き用の自転車に注意するなど基本的な知識にも触れる。

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■15:25~15:30
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事

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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。

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●申込方法
――――――――――――――――――――

参加申し込み締め切り 9/21(水)正午
オンデマンド配信のみの視聴にも、参加申込が必要です。
料金は、通常参加と同様です。

*オンデマンド配信は、単位付与いたしません。



【日本旅行医学会 会員の方】
<個人会員の方>
<法人会員のうち、認定資格をお持ちでマイページのある方>

会員マイページからお申し込みください
▶ 会員マイページへ

*法人会員の方で、認定資格をお持ちでない(個人マイページのない)方は以下の【非会員/一部の会員の方】からお申し込みください。



【非会員/一部の会員の方】
<法人会員のうち認定資格をお持ちでない方>
<複数名分お申し込み希望の会員の方>

(1)以下のいずれかの口座に参加費をお振込みください。
●三菱UFJ銀行 新宿中央支店 普通 4905050 一般社団法人日本旅行医学会
● 郵便振替 00180-8-62898 一般社団法人 日本旅行医学会
◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。

(2)以下のフォームより、お申し込みください。
第1回関西セミナー【銀行振込】お申込ページ

※お振込を先にしていただき、その後申込みフォームの送信をお願い致します。お振込み日時・名義をお伺いします。
※参加費のお振込みだけではセミナーにご参加できませんのでご注意ください。



※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。


◆関西セミナーチラシ ダウンロード◆

●2022年 第20回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2022年5月21日(土)22日(日)*オンライン開催
会場


第20回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

*会期後のオンデマンド配信あり(5/30~6/12)

プログラム
2022/05/21 ■■■■■- 5月21日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□

□大会長講演□(4単位)
★感染症蔓延やグローバル化に対応した留学生の安全管理とその人材育成の必要性
千葉大学大学院 医学研究院 医学教授・千葉大学予防医学センター長  森 千里
副センター長 戸髙 恵美子

□旅行医学のトピックス1□(各3単位)
★最近の国際テロリズム情勢と留学生の危機管理
ジェイアイティーグローバルサポート株式会社
代表取締役 増田 一人

◆ウィズ・ポストコロナ時代を見据えた派遣留学生のメンタルヘルス
東邦大学医学部精神神経医学講座 教授 根本隆洋

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス2□(各3単位)
★海外での病院のかかり方と留学時の保険
北九州若杉病院 泌尿器科(排尿管理)非常勤医師
カノヤ・トラベルメディカ 専任医師「空飛ぶドクター」
坂本 泰樹

◆危険ドラッグの最新海外事情
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部・依存性薬物研究室 
室長 舩田 正彦

□旅行医学のトピックス3□(各3単位)
★留学のための予防接種
京都橘大学健康科学部教授 西本 泰久

◆留学生が知っておきたい性感染症最新事情update
プライベートケアクリニック東京 院長 尾上 泰彦

※演題、講演者はすべて予定(調整中)です。随時更新いたします。

【留学安全管理者養成講座】
対象講座は★マークの4講演です。
詳細はこちら▶留学安全管理者とは


2022/05/22 ■■■■■- 5月22日(日)-■■■■■

□招待講演□(4単位)
◆ウイルス変異の分子メカニズム~新型コロナウイルスの対策を踏まえて~
東京農工大学農学部附属 感染症未来疫学研究センター
センター長 教授 水谷 哲也

□旅行医学のトピックス4□(各3単位)
◆留学時に知ってほしいテロ対策医療
自衛隊中央病院 救急科 永田 高志

◆訪日留学生への感染対策・ワクチン接種
 ー大学の感染症管理の日米比較からの考察
慶應義塾大学保健管理センター 教授 横山 裕一

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□災害トピックス□(各3単位)
◆首都直下地震による災害とその対策における課題
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授 
総合防災情報研究センター長
東京大学生産技術研究所 教授  目黒 公郎

◆エレベーターの地震対策
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
首都圏支社 設計統括部 昇降機新設設計部
設計一課長 二條 孝博
担当 木原 聡太

□特別講演□(4単位)
◆アルコールとうつ、自殺~
「死のトライアングル」を防ぐために
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部
部長 松本 俊彦

※演題、講演者はすべて予定(調整中)です。随時更新いたします。



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●デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター発表募集要項はこちら

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●留学安全管理者について
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留学安全管理者とは

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●参加申込方法
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第20回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)
*昨年ご登録済みの方は、カンファレンスパークへログインをし、登録の個人情報(メールアドレスなど)が最新かどうか必ずご確認ください。

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◇認定単位について
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【会期中(5/21-22)の場合】
①講演視聴(ログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
上記両方が確認できた場合のみ、単位を付与します。
*Zoom参加時のお名前がカンファレンス・パーク登録名と一致しない場合は
視聴確認が取れず単位付与ができないのでご注意ください。
<単位付与>
*会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
*非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
*会員への単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。
<アンケートについて>
*大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
 回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
*土曜日、日曜日でそれぞれ異なるアンケートです。回答期限は、各開催日の翌日正午までです。

【オンデマンド期間の場合】*会員のみ
①講演視聴(ログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
上記両方が確認できた場合のみ、単位を付与します。
<単位付与>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。
<アンケートについて>
*アンケート送信期限はオンデマンド配信終了日の6/12(日)です。
*大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。

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◇留学安全管理者養成講座について
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【会期中、オンデマンド配信期間共通】
①指定4講演視聴(ログを取得します)+②期限内の確認テスト送信
上記両方を満たした方へ、修了証・認定証等を発行いたします。
発行される証書の種別は以下のページからご確認ください。
http://jstm.gr.jp/ryugaku-anzen/
なお、事務処理の都合上、各種証書の発行にはオンデマンド配信終了日から
最大2ヶ月程度かかる場合がございますのでご了承ください。
*確認テストのURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。



◆大会チラシ ダウンロード◆




●2021年度認定講座・試験(医師)

開催日時 2021年6月6日(日)
会場 会場:オンライン開催
プログラム
2021/06/06 認定講座・試験プログラム(講義内容:講義40分・試験10分)
● 海外旅行で必要な医療英文書類
● 飛行機の中の旅行医学
● 帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処 
● 一般ツアーでの高山病
● ダイビングの旅行医学、旅行前・登山前
検診の旅行医学
※スケジュールは当日に変更になる場合があります。

●2021年度認定講座・試験(看護師他)

開催日時 2021年6月5日(土)
会場 会場:オンライン開催 (zoom)
プログラム
2021/06/05 認定講座・試験プログラム(講義内容:講義40分・試験10分)
● 飛行機の中の旅行医学
● 海外での病院のかかり方、安全カルテについて
● 帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処 
● ダイビングの旅行医学 
● 一般ツアーでの高山病
※スケジュールは当日に変更になる場合があります。

●2021年 第19回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2021年4月10日(土)11日(日)オンラインZoom開催
会場 オンデマンド配信:2021年4月19日(月)~25日(日)
※認定単位取得方法は異なりますのでご注意ください。
プログラム
2021/04/10

■■■■■- 4月10日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□
9:30~9:40
 千葉大学大学院 医学研究院 医学教授
 千葉大学予防医学センター長 森 千里 

□海外医療事情□(各4単位)
9:40~10:25
◆ライム病とボストン医療事情<LIVE>
Director, Travel Medicine Center, Mount Auburn Hospital;
and Faculty of Medicine, Harvard Medical School Dr. Lin H. Chen

10:35~11:20
◆ニュージーランドのコロナ対策と旅行医学<VIDEO>
Worldwise Travellers Health Centres of New Zealand Dr. Marc Shaw

□大会長講演□(4単位)
11:30~12:15
◆近年の国際化・グローバル化に対応した留学生の安全管理と人材育成の必要性
千葉大学大学院 医学研究院 医学教授・千葉大学予防医学センター長  森 千里

□昼休み デジタルポスター展示□
12:15~12:45
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
12:45~13:30
◆留学時の保険と海外での病院のかかり方
国立病院機構小倉医療センター 泌尿器科 非常勤医師 カノヤ・トラベルメディカ 専任医師「空飛ぶドクター」坂本 泰樹
講演要旨:減少気味とはいえ、多くの若者が日本から海外へ留学しています。でも最近、誤った病院のかかり方で命を落とした女子大生の例がありました。このような悲劇を防ぐためには正しい知識の普及が重要と思われます。特にERのかかり方に関しては、重症の時にしか行ってはいけないという誤った概念がはびこっているようです。留学生保険に関してもいろいろな誤解があります。それらに関して説明したいと思います。

13:40~14:25
◆留学時に知ってほしいテロ対策医療
九州大学大学院 医学研究院 先端医療医学講座 災害救急医学分野 助教 永田 高志
講演要旨:イスラム国ISILが弱体化する最近の世界情勢の発生するテロの件数および傷病者は減少傾向にある。しかしながらローンウルフ型、あるいはイスラム原理主義の影響がアジア地域に拡大する中で依然大量殺傷型テロの脅威は高いと考えるべきである。希望を持って留学を志す日本人が海外でテロに遭遇した場合を想定して、救急医療そして危機管理の立場から自分や家族の命を守るためにできることを一緒に考えたい。テーマとしては①近年のテロ情勢と教訓、②京都アニメーション放火事件からの教訓、③事態対処医療tactical medicine、④命を守るための行動、である。

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
14:35~15:10
◆ワクチン接種とアナフィラキシー
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
ご講演抄録はこちら

15:20~16:05
◆留学時に知っておきたい性感染症最新事情
プライベートケアクリニック東京 院長 尾上 泰彦
講演要旨:海外に行くと必ず、新しい人と出会う。
今まで知らない人と出会うわけです。
その出会った人と性的な交渉の機会が生じてくる可能性がある。
留学生が健康であっても、出会ったパートナーが健康とは限らない。
そこに、忍び寄る性感染症。チャンスはいくらでもある。
症状があれば、ラッキー。
検査もできれば、治療もできる。
無ければ、アンラッキー。
検査もできないし、治療もできない。
また、海外には、日本に無い性感染症もある。
性感染症とは。
健康なセックスとは。
基本的にはリスペクトできる人で、かつ愛している人と。
性感染症。一緒に勉強しよう。

□海外特別講座□(4単位)
16:15~17:00
◆新型コロナウイルス感染症と三大感染症ーいかに終息させるか?<VIDEO>
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)戦略・投資・効果局長 國井 修


※敬称略
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。
2021/04/11 ■■■■■- 4月11日(日)-■■■■■

□海外招待講演□(各4単位)
09:30~10:25
◆重症新型コロナ患者の最新治療~一酸化窒素療法~<LIVE>
ハーバード大学医学部教授/マサチューセッツ総合病院麻酔集中治療科・麻酔医 市瀬 史
ご講演抄録はこちら

10:35~11:30
◆新型コロナウイルスワクチン最新事情~米国の臨床試験現場より~<LIVE>
エモリー大学小児感染症科・ワクチン治療評価部門 紙谷 聡
ご講演抄録はこちら

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:40~12:20
◆派遣留学生のメンタルヘルス
東邦大学医学部 精神神経医学講座 准教授 根本 隆洋
講演要旨:近年、予防と早期介入は医療の領域を問わず重要な目標となっているが、精神医学においても、医療から地域のメンタルヘルスへとその取り組みの裾野を広げている。精神疾患の7割が24歳までに発症することを踏まえると、若者への重点的な働きかけが不可欠である。留学生は好発年齢であることに加えて、異文化の中でストレスを抱えながら生活し、メンタルヘルスのハイリスクとも考えられ、十分なケアとサポートが望まれる。

□昼休み デジタルポスター展示□
12:20~12: 50
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
12:50~13:30
◆最近の国際テロリズム情勢と留学生のための海外での危機管理
ジェイアイティーグローバルサポート株式会社 代表取締役 増田 一人
講演要旨:今次、国際情勢は不透明かつ厳しさを増している。世界各地の過激派組織が、イスラム国(IS)との連携を表明し、そのネットワークがアフリカやアジアにも広がりを見せる中、今後もテロ事件の増加が予測される。世界各地での銃による事件や誘拐事件などのテロ事件に加え、終焉の見通せないデモや暴動も広域的に継続しており、実際に日本人を含む数多くの外国人被害者も出ている。最近の国際テロリズム情勢をご説明しつつ、海外で医療に従事される方々や、留学生のリスク低減には何が必要かを中心にご案内する。

13:40~14:20
◆外国人留学生の感染症対策-結核対策を中心として-
慶應義塾大学保健管理センター 専任講師 西村 知泰
講演要旨:グローバル化に伴い、わが国の外国人留学生は増加傾向にあり、外国人留学生を対象とした健康管理の重要性が増してきている。外国人留学生が出身地で病原体に感染し、日本滞在中に感染症を発病することは決して少なくない。更にその感染症が周囲に蔓延してしまう可能性もある。今回、特に多数の人が同じ空間を共有する学校等で集団感染の危険性が高い結核を中心とした、外国人留学生の感染症対策に関して発表する。

□特別講座□(4単位)
14:30~15:40
◆アルコールとうつ、自殺~「死のトライアングル」を防ぐために
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦
アルコール乱用・依存は、うつ病と並ぶ重要な自殺に関連する精神保健的問題と見なされており、特に働き盛りの中高年男性の自殺ではアルコール使用障害は重要な課題の一つである。今回の講演では、産業メンタルヘルス領域に従事する医療者が知っておかなければならない、アルコールとうつ、自殺の関係について整理し、アルコールに関連する内臓疾患の治療に従事する一般医が留意しておくべき事項を提案したい。

□閉会あいさつ□
15:40~15:45
 日本旅行医学会 理事長 森 千里

※敬称略。
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。

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●デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター発表募集要項はこちら

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●受講単位付与について
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★大会参加者への単位付与
セミナー参加の確認(Zoom入室記録)と、時間内にアンケート返信の方に単位付与いたします。
※Zoomに参加者以外の方の端末やお名前で入室された方は参加確認が出来ず単位付与できないのでご注意ください。
※会員の方:「会員マイページ」に取得単位数を事務局で入力します。
※非会員の方:単位証明書を発行しますのでお申し出ください。

★オンデマンド視聴による単位付与(会員のみ)
各講演ごとにレポート提出(約800~1000字)、審査通過後、各講演につき4単位付与(レポート提出締切4/30)
原稿用紙はこちらから


<会員の方へ>
総会はオンライン開催のため、やむなく延期になります。代替案は理事会で検討中です。

2020年 日本旅行医学会 オンライン特別講演

開催日時 2020年 11月15日(日)17:00~18:50 (ご講演60分+質疑応答30分程度の予定)
プログラム
2020/11/15 【プログラム】
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■17:00~17:10
開会挨拶
日本旅行医学会 理事長 森 千里
-----------------------------------
■17:10~18:40(ご講演60分+質疑応答30分程度の予定) [4単位]
『新型コロナと三大感染症の終息に向けた国際協力の実情』
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)戦略・投資・効果局長 國井 修

講演要旨:三大感染症(エイズ、結核、マラリア)は2030年までの流行終息(end epidemics)を目指し、国際社会が協力・連携している。この三大感染症に比較して、新型コロナの流行終息は容易なのか困難なのか、The Access to COVID-19 Tools (ACT) Acceleratorを含め、ワクチン、治療薬、診断法の研究・開発や、開発途上国への支援を含め、国際協力はいかに進み、いかなる課題を抱えているのか、日本はいかなる役割・貢献をすべきなのかについて説明する。

演者プロフィール:栃木県大田原市出身。自治医大、ハーバード公衆衛生大学院卒。内科医として病院や奥日光の山間僻地で診療する傍ら、NGOを立ち上げ、国際緊急援助や在日外国人医療に従事。ペルー大使公邸人質事件でも医療班として参加。国立国際医療センター、外務省、長崎大学熱帯医学研究所教授などを経て、ユニセフ(国連児童基金)本部(ニューヨーク)の保健戦略上級アドバイザー、ミャンマーやソマリアで保健・栄養・水衛生事業の統括を行い、現在、スイスにある世界エイズ・結核・マラリア対策基金(通称、グローバルファンド)の戦略・投資・効果局長。著書に「国家救援医―私は破綻国家の医師になった」 (角川書店) 、「世界最強組織のつくり方─感染症と闘うグローバルファンドの挑戦」 (ちくま新書) 、「人類vs感染症―新型コロナウイルス 世界はどう闘っているのか」(CCCメディアハウス)など。「人間力大賞(TOYP)」グランプリ、吉川英治文化賞、ゼロマラリア賞などを受賞。長崎大学、千葉大学、東京医科歯科大学などで客員教授も務める。

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■18:40~18:50
閉会挨拶
日本旅行医学会 理事
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※敬称略
※プログラム内容・時間・講演者は予定であり、変更になる場合がございます。


★参加申込PDFは下記、申込用紙ダウンロードより ★

・エクセル版⇒ http://jstm.gr.jp/?p=3325




●2020年度認定講座・試験(医師)<本年度は中止となりました>

開催日時 2020年6月7日(日)
会場 「東医健保会館」
東京都新宿区南元町4番地
JR中央総武各駅停車「信濃町」駅下車徒歩5分
プログラム
2020/06/07 認定講座・試験プログラム(講義内容:講義40分・試験10分)
● 海外旅行で必要な医療英文書類
● 飛行機の中の旅行医学
● 帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処 
● 一般ツアーでの高山病
● ダイビングの旅行医学、旅行前・登山前
検診の旅行医学
※スケジュールは当日に変更になる場合があります。

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