日本旅行医学会
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日本旅行医学会大会

●2024年 第22回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2024年5月18日(土)19日(日)*オンライン開催
会場


第22回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

会場:カンファレンスパーク(昨年と同様)
方式:Zoom Webinar

*会期後のオンデマンド配信あり(5/27~6/9)


プログラム
2024/05/18 ■■■■■- 5月18日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□

□大会長講演□
◆『トラベルワクチン総論』[4単位]10:10~10:55
クリニックやなぎさわ 院長 柳澤 紘
(座長)地方独立行政法人りんくう総合医療センター
総合内科・感染症内科兼感染症センター長 倭 正也
講演要旨:海外での渡航先で思わぬ感染症の罹患や、輸入感染症への対応が重要となっています。トラベルワクチン(予防接種)は、①海外で流行する感染症から自分自身を守るために、②入国時に予防接種証明を要求する国(地域)に渡航するために、渡航先、渡航期間、渡航形態、宿泊施設、など様々な要素を考慮して、適切なワクチンを受けておくことが大切です。またマラリアなど予防接種のない病気の対処や予防薬の知識と準備も必要です。

□旅行医学のトピックス1□
◆『医療現場におけるエアロゾル感染の実態 及び医療機関向け空気清浄機によるコロナクラスター抑制事例報告』[3単位]11:05~11:50
富士フイルムメディカル株式会社 ニュービジネス事業部 メディカルサプライ部 部長 阿部 洋史
(座長)医療法人社団健育会竹川病院 院長 原田 俊一
講演要旨:厚生労働科学研究「新興・再興感染症のリスク評価と危機管理機能の実装のための研究」によると、建築物衛生法に適合していない建築物が増加している。また、医療施設は建築物衛生法の適用外であり更に基準に適合していない施設が多く、不十分な換気によりエアロゾル感染が拡大しているのが実態である。今回、富士フイルム独自の抗菌・抗ウイルス技術「HydroAg+(ハイドロエージープラス)」が搭載された空気清浄機によりエアロゾル除去による院内コロナクラスター抑制の実績とメカニズムを解説する。

◆『予防接種時のアナフィラキシー・血管迷走神経反射への対応』[3単位]12:00~12:45
あいち小児保健医療総合センター 総合診療科 医長 奥村 俊彦
(座長)京都橘大学 健康科学部 健康科学研究科 客員教授 西本 泰久
講演要旨:予防接種における重大な副反応のひとつにアナフィラキシーがある。頻度は低いものの、死に至ることもある疾患であり、その症状や対応を知っておくことは予防接種に従事する者にとって不可欠である。日本のアナフィラキシーガイドラインは2022年に改訂されており、今回の講演では新しく改訂されたポイントを中心に解説する。また、アナフィラキシーと鑑別が必要な血管迷走神経反射についても取り上げ、アナフィラキシーとの違いについて解説する。

□昼休み デジタルポスター展示□12:45~13:35

□災害トピックス□
◆『群集事故の諸相とメカニズム解明に向けた取り組み』[3単位]13:35~14:20
関西大学 社会安全学部 教授 川口 寿裕
(座長)永冨脳神経外科病院(Oita Brain Center) 救急災害医療センター長/経営企画統括本部長 石井 圭亮
講演要旨:2022年10月に韓国で発生した群集事故は159人の死者を出す大惨事となった。日本でも2001年に兵庫県明石市の歩道橋内で11人の死者を出す群集事故が発生している。本講演では過去の群集事故からその諸相を読み解くとともに、要因と対策について概説する。群集事故は検証実験が困難であるため、その発生メカニズムは未解明の部分が多い。コンピュータ・シミュレーションを活用したメカニズム解明への取り組みについても紹介する

◆『線状降水帯と都市災害』[3単位]14:30~15:15
日本大学 文理学部地球科学科 教授 三隅 良平
(座長)おちあい医院 院長 落合 淳
講演要旨:最近、「線状降水帯」という言葉をよく聞くようになりました。線状降水帯とは、集中豪雨のうち雨域が線状になるものを指しており、昔から起こっている現象です。近年の豪雨災害を受けて、その予測を何とかしようという気運が盛り上がり、線状降水帯に関する様々なプロジェクトが実施されてきました。本講演では、線状降水帯とは何か、なぜ予測が難しいのかをお話しするとともに、最近の線状降水帯予測に関する研究成果を紹介します。

□海外招待講演□
◆『アフリカの最新マラリア事情と予防』[3単位]15:25~16:10
Consultant in Tropical Medicine and Travellers’Health Course supervisor Dr. Kay Schaefer
(座長)クリニックやなぎさわ 院長 柳澤 紘、
関西医科大学 英語教室 教授 R.ブルーヘルマンス

◆『ネパールトレッキングでの旅行医学』[3単位]16:20~17:05
MD, Medical Director of CIWEC Hospital and CIWEC Clinic Travel Medicine Center
Dr. Prativa Pandey
(座長)京都きづ川病院消化器内科 副院長 前田 利郎、
関西医科大学 英語教室 教授 R.ブルーヘルマンス





2024/05/19 ■■■■■- 5月19日(日)-■■■■■

□海外医療事情□
◆『英国と日本の医療制度』[3単位]10:00~10:45
NTT東日本関東病院 国際診療科部長、総合診療医、英国家庭医療専門医 佐々江 龍一郎
(座長)医療法人社団健育会竹川病院 院長 原田 俊一
講演要旨:日本は国際的にも質の高い医療を提供し続ける一方、医療療者への負担は増大しており、働き方改革と医療の持続性を両立していく必要がある。今後医療者の負担を少しでも軽減するのであれば「医療の効率化」、「質の標準化」、「優先順位」を度前向きに検討していく必要がある。
英国では日本同様の社会情勢のなか、総合診療医(GP)が医療資源の有効活用や地域の健康を継続的に守る役目を担っている。この総合診療専門医(GP)を軸とした包括的な医療の提供や多職種連携は今後高齢化する慢性期の医療を担う上でも参考になりうる。またデジタル医療の活用や公平な医療リゾースの配分など、様々な視点から今後の課題を考察していきたい。

□旅行医学のトピックス2□
◆『渡航者に必要な肝炎ワクチン』[4単位]10:55~11:40
東京大学医科学研究所 先端医療研究センター感染症分野 教授 四柳 宏
(座長)東海大学医学部 客員教授 山口 公一
講演要旨:海外旅行の際にはウイルス肝炎に罹患する可能性を考えておく必要がある。欧米諸国を除いたほとんどの国でA型肝炎に感染する可能性があるため、A型肝炎ワクチンの接種の必要性は高い。A型肝炎同様に経口感染するウイルスにE型肝炎ウイルスがある。ワクチンがないため、感染のリスクを知っておく必要がある。この他B型肝炎・C型肝炎のリスクにどのようなものがあるか知っておくことも大切である。本講演ではこうした点に関して新たな知見も交えて紹介した。

◆『海外で感染症から身を守るためのパーソナルケア-殺虫剤と人体用虫よけ剤の使用について-』[3単位]11:50~12:35
フマキラー株式会社 開発本部基礎科学研究部 部長代理 佐々木 智基
(座長)自治医科大学 健診センター 助教 島田 瑞穂
講演要旨:2014年のデング熱国内発生で改めて、「日本国内でも蚊に刺されると感染症になる」ということを再認識させられたが、よりリスクの高い海外で蚊に刺されないようにするにはどうしたら良いのか。リスクがあることを知っていても、その対策を実行できる人は少ない。本講演では、パーソナルケアとして殺虫剤や忌避剤の効果的な使い方を通して、海外で感染症から身を守る方法を考えたい。

□昼休み デジタルポスター展示□12:35~13:25
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス3□
◆『知っておきたい狂犬病の対策』[4単位]13:25~14:10
新古賀病院 総合診療科部長 菅沼 明彦
(座長)医療法人社団 旭清会 ゲートシティ大崎 メディカルクリニック 院長 川瀬 敦之
講演要旨:狂犬病は哺乳動物全般に感染しうる疾患であり、一度発症したヒト狂犬病の致死率はほぼ100%である。特にイヌが感染源として重要であり、ヒト狂犬病の99%はイヌを介して発症している。日本国内においては、昭和30年台に狂犬病は根絶されたが、海外では依然として多くの国が狂犬病常在国である。一方で、狂犬病はワクチンによる発症予防が可能な疾患ある。今回、海外渡航者にとって重要である狂犬病の基礎的な知識について概説したい。

◆『黄熱ワクチン・髄膜炎菌ワクチンについて』[3単位]14:20~15:05
サノフィ株式会社ワクチンメディカル部 メディカルマネジャー Sooyoun SHIN
(座長)京都きづ川病院消化器内科 副院長 前田 利郎
講演要旨:本発表ではサノフィ社製の「黄熱ワクチン一人用」と4 価髄膜炎菌ワクチン「メンクアッドフィ筋注」について紹介する。黄熱ワクチンは黄熱ウイルス(17D-204株)の弱毒生ワクチンである(国際誕生1953年)。メンクアッドフィ筋注は、メナクトラ筋注の後継品としてより高い免疫原性と広い接種対象を目指して開発された(2023年3月発売開始)。二剤の特徴、有効性、安全性、接種対象者等について解説する。

□特別講演□
◆『「宇宙での旅行医学」~必要な身体検査と課題~』[4単位]15:15~16:25
日本大学医学部 社会医学系衛生学分野 宇宙航空環境医学 兼任講師
元 防衛医科大学校 防衛医学研究センター 特殊環境衛生研究部門 教授
藤田 真敬
(座長)京都橘大学健康科学部 健康科学研究科 客員教授 西本 泰久
講演要旨:1961年 ガガーリンの宇宙飛行、1969年 アームストロングとオルドリンの月面着陸以来、宇宙には特別な選抜と訓練を終えた宇宙飛行士しか行くことが出来なかった。2023年6月 アメリカのVirgin Galactic社が世界初の商用宇宙旅行を開始し、宇宙旅行が一般に開放されている。日本の大手旅行会社でも参加予約が始まり、今後医療従事者への相談も予測される。必要な健康状態、推奨される健康診断について紹介する。






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●参加申込方法
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第22回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

*昨年ご登録済みの方は、カンファレンスパークへログインをし、登録の個人情報(メールアドレスなど)が最新かどうか必ずご確認ください。
カンファレンスパーク ログインページ

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◇デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター応募要項はこちら
応募用紙(Word)はこちら
応募用紙【作成例】はこちら

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◇認定単位について
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★会期中(5/18-19)の場合★
 ①講演視聴(Zoomより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。
 *基本的に、Zoom Webinarご参加(登録)時のメールアドレス・ご氏名にて視聴記録を取ります。
  複数の方が同じ場所で同じ講演をご視聴になる場合でも、個人ごとに、それぞれ別の端末からカンファレンスパークにログインのうえ視聴をお願いいたします。
 *Zoom参加時のお名前またはメールアドレスがカンファレンス・パーク登録名と一致しない場合は、視聴確認が取れず単位付与ができない場合がございますので、ご注意ください。

【単位付与について】
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、会期後2週間程度です。

【アンケートについて】
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *土曜日、日曜日でそれぞれ異なるアンケートです。回答期限は、各開催日の翌日正午までです。
 *おひとり様、各日1回のみの回答送信をお願いいたします。


★オンデマンド期間の場合★
 ①講演視聴(カンファレンスパークより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。

【単位付与について】
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、オンデマンド期間終了後2週間程度です。

【アンケートについて】
 *アンケート送信期限は、オンデマンド配信終了日の6/9(日)です。
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *会期中にアンケートをお答えいただいている場合、その項目は飛ばしてご回答ください。


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●2023年 第21回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2023年5月20日(土)21日(日)*オンライン開催
会場


第21回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

会場:カンファレンスパーク(昨年と同様)
方式:Zoom Webinar

*会期後のオンデマンド配信あり(5/29~6/11)


プログラム
2023/05/20 ■■■■■- 5月20日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□

□大会長講演□
◆『応急手当の普及は迷信との戦い』[4単位]
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
講演要旨:心肺蘇生についてでは、倒れた人にさわってはいけない等の誤った迷信があります。また、AEDの使用でも、心臓の動いている人に誤ってショックをしてしまったらいけないなど迷信が多くあります。また、オートショックAEDについても紹介します。ファーストエイド(応急手当)でも多くの迷信があります。これらを含め、新型コロナウイルスへの対策などについてもお話しします。応急手当の普及は迷信との戦いなのです。

□旅行医学のトピックス1□
◆『高齢者の旅行医学―活力ある超高齢社会を目指す中で』[3単位]
東京医科大学 名誉教授 岩本 俊彦
講演要旨:わが国の高齢者に若返り現象がみられていることを前大会で報告した。そして、喫緊の課題として2025年問題、人生ラスト10年問題などが挙げられている一方で、健康寿命の延伸、活力ある超高齢社会が老年医学の領域でも追求されている。この点で高齢者の旅行もまた、健康寿命の延伸、活力ある超高齢社会の実現に大きく寄与するものと期待される。ポストコロナの時代を見据え、高齢者の特徴を知っておくことが旅行戦略に役立つはずである。

◆『子どもの旅行医学』[3単位]
東海大学医学部 
客員教授 山口 公一
講演要旨:好奇心あふれる子どもにとって旅行はとても楽しいものですが、大人に比べていろいろな意味で体力がなく、心疾患や呼吸器疾患などの持病があるとさらに不安は増加します。したがって安全で安心な旅行のためにはきめ細かい様々な準備が必要となり、旅行中もちょっとしたことで急変しやすいので迅速で的確な対応が求められます。予防接種やアレルギーの確認も重要で、基本は無理をせずゆとりのある旅行をすることだと思います。

□昼休み デジタルポスター展示□

□旅行医学のトピックス2□
◆『ダイビングでの旅行医学』[3単位]
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 救命救急科部長 
 高気圧酸素治療室室長 
医療安全管理室室長 鈴木 信哉
講演要旨:旅先でダイビングを楽しむ上での留意点として、●健康管理では、注意すべき疾患、ダイバー・メディカルチェックシート、最低限の体力、●旅行計画では、航空機搭乗制限、山登りなどの活動・運動、●障害予防では、飲酒、睡眠、水分摂取、一日のダイビング本数、●潜水障害発生時の対処では、高濃度酸素マスクの使用、再圧治療が可能な医療施設、救急搬送制限、緊急ホットラインの利用、事故者情報の伝達などについて話します。

◆『旅行医学での高山病対策(高地旅行者の安全のために)』[3単位]
クリニックやなぎさわ 
院長 柳澤 紘
講演要旨:「高山病にかかるのは仕方ありません。しかし、死んではいけません。」
高地旅行者にとって高山病の予防対策は大切です。高地旅行用備え薬の処方例など、私の経験をまじえてお話ししたい。
・高山病予防
・便利な道具立て
・簡便で良質な医薬品の用意
・用意する医薬品の例
・体調を整える漢方処方
・指示書(薬の使用説明書)による安全管理
・トレッキングでの実際の紹介

□海外招待講演□
◆『旅行医学の誕生』(仮)[3単位]
Dr. Walter Pasini

◆『REGA(スイスの医療搬送)』[3単位]
元REGA(レガ)スイス エアーアンビュランス
小型ジェット機医療搬送チーム主席医師
Dr. Olivier Seiler

※演題、講演者は決定次第随時更新いたします。



2023/05/21 ■■■■■- 5月21日(日)-■■■■■

□旅行医学のトピックス3□
◆『時差ぼけの科学』[3単位]
睡眠評価研究機構 代表 白川 修一郎
講演要旨:時差ぼけは、時差の急激な変化により、現地の生活時刻と人間の体内時計が非同期となり概日リズムが乱れ、複数存在する生体リズムの内的脱同調により生じる生理現象である。睡眠障害に、日中機能の障害、全身倦怠感や身体的症状(例えば胃腸障害等の自律神経症状)が旅行後1~2日以内に随伴する。これまでに報告されたエビデンスに基づいて、時差ぼけの原因と状況に応じた対策について講義する。

◆『飛行機の中の旅行医学』[4単位]
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
講演要旨:航空機内は0.8気圧、湿度0%である。密室空間での移動となるため、フライト中に重症化あるいは死亡する可能性の高い人、感染症を伝染させる可能性の高い人、危害や多大な迷惑をかける可能性のある人は、搭乗不可となる。疾患の状態により搭乗制限があるため注意を要する。航空会社の診断書(MEDIF)を提出することで搭乗可能となることもある。ロングフライト血栓症は時に心停止もある重症疾患であり、足の運動、水分補給などで予防する。航空機内には様々な医療器具や薬剤が搭載されている。

◆『旅行者下痢症 ~旅行者下痢症対応の実際と注意点~』[4単位]
浜松医療センター 感染症内科 部長
田島 靖久
講演要旨:世界の保健衛生が改善し、減少傾向となった現代でさえ、旅行者下痢症は、世界的な問題だ。旅行者下痢症は、依然として頻繁に発生し時間と機会の損失、日程の変更、海外での医療行為、入院など多くの悪影響を及ぼしている。
旅行者下痢症にどのように対応をしていくべきかという問題に、ガイドラインを紐解きながら解説させて頂く。また、旅行者下痢症を第一線で担っている医師から具体的な症を例提示し、注意点も共有させて頂く。

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□
◆『車いすでのアメリカ大学留学とスポーツ観戦』[3単位]
順天堂大学医学部・スポーツ健康科学部 非常勤講師
雪下 岳彦
講演要旨:医学生の時にラグビーの事故で頚髄損傷となり車いす生活を送る私が、研修医を修了後にアメリカの大学へ留学した際の体験談。アメリカの大学には障害を持つ学生をサポートする部署が必ずあり、留学先のハワイ大学マノア校はサポートが特に手厚かった。その後、サンディエゴ州立大学大学院に進学。サンディエゴではメジャーリーグやアメフトなどスポーツ観戦にも行ったので、スタジアムのバリアフリーについても紹介する。

◆『What it takes to internationalize your hospital~外国人診療の「穴」を埋める~』[3単位]
NTT東日本 関東病院 
国際診療科 部長 佐々江 龍一郎
講演要旨:今回は英国GPの私がNTT東日本関東病院で国際診療科を立ち上げた経験から、こうした課題を共有したい。日本ではコロナとの共存が進み、外国人患者の急増が始まっている。一方国内では急速な少子高齢化が進み、長期的な視点からも外国人労働者、特に高度人材を確保することは大国として残るための道であろう。そうした状況下の中、今後外国人患者が医療を安心、安全に受診できるような医療環境の構築が望ましい。では病院・クリニックとして増える外国人診療にどう対応していけば良いのか考察したい。

□特別講演□
◆『安らかな死とは何か(世界の安楽死現場を訪ねて)』[4単位]
ジャーナリスト 宮下 洋一
講演要旨:昨今、「安楽死」という言葉をよく耳にするようになった。日本では違法行為だが、欧米では容認する国々が増えている。人間にとって、それは本当に必要なことなのか。なぜ、安楽死を求める動きが高まっているのか。世界6カ国を訪問し、医療行為で死期を早めた高齢者や難病患者らの最期に立ち会った。先進諸国で起きている数々の事例を振り返りながら、今後の日本の行方について考える。

※演題、講演者は決定次第随時更新いたします。




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●参加申込方法
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第21回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

*昨年ご登録済みの方は、カンファレンスパークへログインをし、登録の個人情報(メールアドレスなど)が最新かどうか必ずご確認ください。
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◇デジタルポスター発表募集について
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◇認定単位について(23/5/6更新)
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【会期中(5/20-21)の場合】
 ①講演視聴(Zoomより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。
 *基本的に、Zoom Webinarご参加(登録)時のメールアドレス・ご氏名にて視聴記録を取ります。
  複数の方が同じ場所で同じ講演をご視聴になる場合でも、個人ごとに、それぞれ別の端末からカンファレンスパークにログインのうえ視聴をお願いいたします。
 *Zoom参加時のお名前またはメールアドレスがカンファレンス・パーク登録名と一致しない場合は、視聴確認が取れず単位付与ができない場合がございますので、ご注意ください。

<単位付与について>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *会員への単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。

<アンケートについて>
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *土曜日、日曜日でそれぞれ異なるアンケートです。回答期限は、各開催日の翌日正午までです。
 *おひとり様、各日1回のみの回答送信をお願いいたします。

【オンデマンド期間の場合】
 ①講演視聴(カンファレンスパークより自動でログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
 上記2項目が確認できた場合、単位を付与いたします。

<単位付与について>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、5/21もしくはオンデマンド期間終了後2週間程度です。

<アンケートについて>
 *アンケート送信期限は、オンデマンド配信終了日の6/11(日)です。
 *大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク>学会からのお知らせに掲載します。
  回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
 *会期中にアンケートをお答えいただいている場合、その項目は飛ばしてご回答ください。


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●2022年 第20回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2022年5月21日(土)22日(日)*オンライン開催
会場


第20回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)

*会期後のオンデマンド配信あり(5/30~6/12)

プログラム
2022/05/21 ■■■■■- 5月21日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□

□大会長講演□(4単位)
★感染症蔓延やグローバル化に対応した留学生の安全管理とその人材育成の必要性
千葉大学大学院 医学研究院 医学教授・千葉大学予防医学センター長  森 千里
副センター長 戸髙 恵美子

□旅行医学のトピックス1□(各3単位)
★最近の国際テロリズム情勢と留学生の危機管理
ジェイアイティーグローバルサポート株式会社
代表取締役 増田 一人

◆ウィズ・ポストコロナ時代を見据えた派遣留学生のメンタルヘルス
東邦大学医学部精神神経医学講座 教授 根本隆洋

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス2□(各3単位)
★海外での病院のかかり方と留学時の保険
北九州若杉病院 泌尿器科(排尿管理)非常勤医師
カノヤ・トラベルメディカ 専任医師「空飛ぶドクター」
坂本 泰樹

◆危険ドラッグの最新海外事情
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部・依存性薬物研究室 
室長 舩田 正彦

□旅行医学のトピックス3□(各3単位)
★留学のための予防接種
京都橘大学健康科学部教授 西本 泰久

◆留学生が知っておきたい性感染症最新事情update
プライベートケアクリニック東京 院長 尾上 泰彦

※演題、講演者はすべて予定(調整中)です。随時更新いたします。

【留学安全管理者養成講座】
対象講座は★マークの4講演です。
詳細はこちら▶留学安全管理者とは


2022/05/22 ■■■■■- 5月22日(日)-■■■■■

□招待講演□(4単位)
◆ウイルス変異の分子メカニズム~新型コロナウイルスの対策を踏まえて~
東京農工大学農学部附属 感染症未来疫学研究センター
センター長 教授 水谷 哲也

□旅行医学のトピックス4□(各3単位)
◆留学時に知ってほしいテロ対策医療
自衛隊中央病院 救急科 永田 高志

◆訪日留学生への感染対策・ワクチン接種
 ー大学の感染症管理の日米比較からの考察
慶應義塾大学保健管理センター 教授 横山 裕一

□昼休み デジタルポスター展示□
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□災害トピックス□(各3単位)
◆首都直下地震による災害とその対策における課題
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授 
総合防災情報研究センター長
東京大学生産技術研究所 教授  目黒 公郎

◆エレベーターの地震対策
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
首都圏支社 設計統括部 昇降機新設設計部
設計一課長 二條 孝博
担当 木原 聡太

□特別講演□(4単位)
◆アルコールとうつ、自殺~
「死のトライアングル」を防ぐために
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部
部長 松本 俊彦

※演題、講演者はすべて予定(調整中)です。随時更新いたします。



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●デジタルポスター発表募集について
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デジタルポスター発表募集要項はこちら

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●留学安全管理者について
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留学安全管理者とは

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●参加申込方法
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第20回日本旅行医学会大会 特設サイト(参加申し込みページ)
*昨年ご登録済みの方は、カンファレンスパークへログインをし、登録の個人情報(メールアドレスなど)が最新かどうか必ずご確認ください。

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◇認定単位について
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【会期中(5/21-22)の場合】
①講演視聴(ログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
上記両方が確認できた場合のみ、単位を付与します。
*Zoom参加時のお名前がカンファレンス・パーク登録名と一致しない場合は
視聴確認が取れず単位付与ができないのでご注意ください。
<単位付与>
*会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
*非会員、法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
*会員への単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。
<アンケートについて>
*大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
 回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。
*土曜日、日曜日でそれぞれ異なるアンケートです。回答期限は、各開催日の翌日正午までです。

【オンデマンド期間の場合】*会員のみ
①講演視聴(ログを取得します)+②期限内の大会アンケート送信
上記両方が確認できた場合のみ、単位を付与します。
<単位付与>
 *会員の方:「会員マイページ」に取得単位の記載をします。
 *法人会員で認定をお持ちでない方:単位証明書を発行しますので、お申し出ください。
 *単位付与の目安は、アンケート送信後2週間程度です。
<アンケートについて>
*アンケート送信期限はオンデマンド配信終了日の6/12(日)です。
*大会アンケートURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。

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◇留学安全管理者養成講座について
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【会期中、オンデマンド配信期間共通】
①指定4講演視聴(ログを取得します)+②期限内の確認テスト送信
上記両方を満たした方へ、修了証・認定証等を発行いたします。
発行される証書の種別は以下のページからご確認ください。
http://jstm.gr.jp/ryugaku-anzen/
なお、事務処理の都合上、各種証書の発行にはオンデマンド配信終了日から
最大2ヶ月程度かかる場合がございますのでご了承ください。
*確認テストのURLは、カンファレンス・パーク上>学会からのお知らせに掲載します。
回答可能な期間以外は、回答ができない設定になっております。



◆大会チラシ ダウンロード◆




●2021年 第19回 日本旅行医学会大会<オンライン開催>

開催日時 2021年4月10日(土)11日(日)オンラインZoom開催
会場 オンデマンド配信:2021年4月19日(月)~25日(日)
※認定単位取得方法は異なりますのでご注意ください。
プログラム
2021/04/10

■■■■■- 4月10日(土)-■■■■■

□開会あいさつ□
9:30~9:40
 千葉大学大学院 医学研究院 医学教授
 千葉大学予防医学センター長 森 千里 

□海外医療事情□(各4単位)
9:40~10:25
◆ライム病とボストン医療事情<LIVE>
Director, Travel Medicine Center, Mount Auburn Hospital;
and Faculty of Medicine, Harvard Medical School Dr. Lin H. Chen

10:35~11:20
◆ニュージーランドのコロナ対策と旅行医学<VIDEO>
Worldwise Travellers Health Centres of New Zealand Dr. Marc Shaw

□大会長講演□(4単位)
11:30~12:15
◆近年の国際化・グローバル化に対応した留学生の安全管理と人材育成の必要性
千葉大学大学院 医学研究院 医学教授・千葉大学予防医学センター長  森 千里

□昼休み デジタルポスター展示□
12:15~12:45
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
12:45~13:30
◆留学時の保険と海外での病院のかかり方
国立病院機構小倉医療センター 泌尿器科 非常勤医師 カノヤ・トラベルメディカ 専任医師「空飛ぶドクター」坂本 泰樹
講演要旨:減少気味とはいえ、多くの若者が日本から海外へ留学しています。でも最近、誤った病院のかかり方で命を落とした女子大生の例がありました。このような悲劇を防ぐためには正しい知識の普及が重要と思われます。特にERのかかり方に関しては、重症の時にしか行ってはいけないという誤った概念がはびこっているようです。留学生保険に関してもいろいろな誤解があります。それらに関して説明したいと思います。

13:40~14:25
◆留学時に知ってほしいテロ対策医療
九州大学大学院 医学研究院 先端医療医学講座 災害救急医学分野 助教 永田 高志
講演要旨:イスラム国ISILが弱体化する最近の世界情勢の発生するテロの件数および傷病者は減少傾向にある。しかしながらローンウルフ型、あるいはイスラム原理主義の影響がアジア地域に拡大する中で依然大量殺傷型テロの脅威は高いと考えるべきである。希望を持って留学を志す日本人が海外でテロに遭遇した場合を想定して、救急医療そして危機管理の立場から自分や家族の命を守るためにできることを一緒に考えたい。テーマとしては①近年のテロ情勢と教訓、②京都アニメーション放火事件からの教訓、③事態対処医療tactical medicine、④命を守るための行動、である。

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
14:35~15:10
◆ワクチン接種とアナフィラキシー
京都橘大学健康科学部 教授 西本 泰久
ご講演抄録はこちら

15:20~16:05
◆留学時に知っておきたい性感染症最新事情
プライベートケアクリニック東京 院長 尾上 泰彦
講演要旨:海外に行くと必ず、新しい人と出会う。
今まで知らない人と出会うわけです。
その出会った人と性的な交渉の機会が生じてくる可能性がある。
留学生が健康であっても、出会ったパートナーが健康とは限らない。
そこに、忍び寄る性感染症。チャンスはいくらでもある。
症状があれば、ラッキー。
検査もできれば、治療もできる。
無ければ、アンラッキー。
検査もできないし、治療もできない。
また、海外には、日本に無い性感染症もある。
性感染症とは。
健康なセックスとは。
基本的にはリスペクトできる人で、かつ愛している人と。
性感染症。一緒に勉強しよう。

□海外特別講座□(4単位)
16:15~17:00
◆新型コロナウイルス感染症と三大感染症ーいかに終息させるか?<VIDEO>
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)戦略・投資・効果局長 國井 修


※敬称略
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。
2021/04/11 ■■■■■- 4月11日(日)-■■■■■

□海外招待講演□(各4単位)
09:30~10:25
◆重症新型コロナ患者の最新治療~一酸化窒素療法~<LIVE>
ハーバード大学医学部教授/マサチューセッツ総合病院麻酔集中治療科・麻酔医 市瀬 史
ご講演抄録はこちら

10:35~11:30
◆新型コロナウイルスワクチン最新事情~米国の臨床試験現場より~<LIVE>
エモリー大学小児感染症科・ワクチン治療評価部門 紙谷 聡
ご講演抄録はこちら

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:40~12:20
◆派遣留学生のメンタルヘルス
東邦大学医学部 精神神経医学講座 准教授 根本 隆洋
講演要旨:近年、予防と早期介入は医療の領域を問わず重要な目標となっているが、精神医学においても、医療から地域のメンタルヘルスへとその取り組みの裾野を広げている。精神疾患の7割が24歳までに発症することを踏まえると、若者への重点的な働きかけが不可欠である。留学生は好発年齢であることに加えて、異文化の中でストレスを抱えながら生活し、メンタルヘルスのハイリスクとも考えられ、十分なケアとサポートが望まれる。

□昼休み デジタルポスター展示□
12:20~12: 50
デジタルポスターの閲覧が可能です。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
12:50~13:30
◆最近の国際テロリズム情勢と留学生のための海外での危機管理
ジェイアイティーグローバルサポート株式会社 代表取締役 増田 一人
講演要旨:今次、国際情勢は不透明かつ厳しさを増している。世界各地の過激派組織が、イスラム国(IS)との連携を表明し、そのネットワークがアフリカやアジアにも広がりを見せる中、今後もテロ事件の増加が予測される。世界各地での銃による事件や誘拐事件などのテロ事件に加え、終焉の見通せないデモや暴動も広域的に継続しており、実際に日本人を含む数多くの外国人被害者も出ている。最近の国際テロリズム情勢をご説明しつつ、海外で医療に従事される方々や、留学生のリスク低減には何が必要かを中心にご案内する。

13:40~14:20
◆外国人留学生の感染症対策-結核対策を中心として-
慶應義塾大学保健管理センター 専任講師 西村 知泰
講演要旨:グローバル化に伴い、わが国の外国人留学生は増加傾向にあり、外国人留学生を対象とした健康管理の重要性が増してきている。外国人留学生が出身地で病原体に感染し、日本滞在中に感染症を発病することは決して少なくない。更にその感染症が周囲に蔓延してしまう可能性もある。今回、特に多数の人が同じ空間を共有する学校等で集団感染の危険性が高い結核を中心とした、外国人留学生の感染症対策に関して発表する。

□特別講座□(4単位)
14:30~15:40
◆アルコールとうつ、自殺~「死のトライアングル」を防ぐために
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦
アルコール乱用・依存は、うつ病と並ぶ重要な自殺に関連する精神保健的問題と見なされており、特に働き盛りの中高年男性の自殺ではアルコール使用障害は重要な課題の一つである。今回の講演では、産業メンタルヘルス領域に従事する医療者が知っておかなければならない、アルコールとうつ、自殺の関係について整理し、アルコールに関連する内臓疾患の治療に従事する一般医が留意しておくべき事項を提案したい。

□閉会あいさつ□
15:40~15:45
 日本旅行医学会 理事長 森 千里

※敬称略。
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。

――――――――――――――――――――
●デジタルポスター発表募集について
――――――――――――――――――――
デジタルポスター発表募集要項はこちら

――――――――――――――――――――
●受講単位付与について
――――――――――――――――――――
★大会参加者への単位付与
セミナー参加の確認(Zoom入室記録)と、時間内にアンケート返信の方に単位付与いたします。
※Zoomに参加者以外の方の端末やお名前で入室された方は参加確認が出来ず単位付与できないのでご注意ください。
※会員の方:「会員マイページ」に取得単位数を事務局で入力します。
※非会員の方:単位証明書を発行しますのでお申し出ください。

★オンデマンド視聴による単位付与(会員のみ)
各講演ごとにレポート提出(約800~1000字)、審査通過後、各講演につき4単位付与(レポート提出締切4/30)
原稿用紙はこちらから


<会員の方へ>
総会はオンライン開催のため、やむなく延期になります。代替案は理事会で検討中です。

2019年 第18回 日本旅行医学会大会

開催日時 2019年4月6日(土)7日(日)
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール他
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号
・小田急線「参宮橋」駅下車徒歩約7分
・東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩約10分
プログラム
2019/04/06 ■■■■■- 4月6日(土)-■■■■■

□総会□
9:30~9:40

□開会あいさつ□
9:40~9:50
 国立スポーツ科学センター メディカルセンター
 副主任研究員 土肥 美智子

□海外医療事情□(2講演で4単位)
9:50~10:30
●「オリンピック選手の旅行医学」
World SailingMedicalCommission/
IOCWater QualityWorking Group
 Dr.Nebojša Nikolić

10:30~11:10
●「ProMED~旅行医学のためのツール~」
 ProMED(アメリカ)Editor Larry Madoff,MD

□大会長講演□(4単位)
11:10~11:55
●「オリンピックと旅行医学~帯同ドクターの立場から~」
 国立スポーツ科学センター メディカルセンター
 副主任研究員 土肥 美智子

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:30~13:20
共催:新価値創造研究会
●【特別講演】「未病社会の実現に向けて」
 国立がん研究センター研究所 プロジェクトリーダー
 現 東京医科大学医学総合研究所 教授 落谷 孝広

□昼休み ポスター発表□
13:20~13:50
展示ポスター発表をご覧ください。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
13:50~14:35
●「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における保健・医療対応について」
 (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 医療サービス部長 宮本 哲也

14:35~15:20
●「電動車の災害時利用」
 三菱自動車 チーフ・テクノロジー・エンジニア 百瀬 信夫

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
15:40~16:20
●「糖尿病と旅行」
 桜一会 かんの内科
 院長 菅野一男

16:20~17:00
●「「壁」を超えるインフルエンザウイルス」
 国立感染症研究所 感染症疫学センター
 主任研究官 島田 智恵

□懇親会□
17:20~
於:国際交流棟1階 レセプションホール
【懇親会費】2,000円(1名様)

■看護部会■ *変更になりました
17:15~
カルチャー棟2F 美術室2
※4/3追記 看護部会は満席になったため、受付を終了いたしました。

※敬称略。
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。
2019/04/07 ■■■■■- 4月7日(日)-■■■■■

□海外招待講演□(各4単位)
09:15~10:00
●「ミャンマーの最新医療事情」
 ロータスクリニック(ハノイ・ホーチミン)
 院長 白井 拓史

10:00~10:45
●「日本人のためのオーストラリア医療事情」
 Royal Children’s Hospital and University of Melbourne, AUSTRALIA
 Dr. Mike Starr

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:05~11:50
●「オリンピックのためのテロ対策医療」
 九州大学大学院医学研究院
 先端医療医学講座 災害救急分野 永田 高志

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:15~13:05
共催:defytime ScienceJapan株式会社
●「医療インバウンドの最新事情」
 千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 
 院長 篠塚 規

□昼休み ポスター発表□
13:05~13: 25
展示ポスター発表をご覧ください。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
13:25~14:05
●「災害後のエコノミークラス症候群、新潟県中越地震2004の経験から」
 新潟大学大学院
 先進血管病・塞栓症治療・予防講座 榛沢 和彦

14:05~14:45
●「オリンピック医療の真実
  ~1996アトランタ/1998長野から2020東京に向けて~」
 富山大学大学院 医学薬学研究部 危機管理医学教授
 医学部 救急災害医学教授 附属病院災害・救命センター センター長 奥寺 敬

□公開講座□(4単位)
★産業医認定講座(生涯研修の専門研修1単位)
15:00~16:10
●「旅と睡眠-海外への旅行、海外からの来日と睡眠-」
 睡眠評価研究機構
 代表 白川 修一郎
 
□閉会あいさつ□
16:10~16:15
 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄

※敬称略。
※講演者・講演内容・時間は全て調整中であり、事前の予告無く変更になる場合がございます。

――――――――――――――――――――
●申込方法
――――――――――――――――――――
(1)下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。
(2)事務局にて受理後、メールにてご連絡を致します。
(3)開催1ヶ月前頃より、申込書記載の住所へ順次「入場券」を郵送致します。当日入場に必要となりますので、必ずご持参ください。

※懇親会へ参加希望の方は、懇親会費2,000円を追加してお振込みください。
※一部、席数に限りのあるものもございます。先着順となりますので悪しからずご了承ください。
※4/3追記 看護部会は満席になったため、受付を終了いたしました。

◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

エクセル版参加申込書→http://jstm.gr.jp/?p=1416

◆申込受付は締め切りました(2019/4/4(木)正午)
今後のお問い合わせは事務局営業時間内にお願いいたします。

2018年 第17回 日本旅行医学会大会

開催日時 2018年4月7日(土)8日(日)
会場 国立オリンピック記念 青少年総合センター 大ホール 他
プログラム
2018/04/07 - 4月7日(土)-

【総会】
9:30~9:40

□開会あいさつ□
9:40~9:50
大会長 岩本 俊彦

□海外医療事情□(2講演で4単位)
9:50~10:30
●「米国の歯科事情」
 米国カリフォルニア州開業歯科医師
 歯周病専門医 成田真季

10:30~11:10
●「妊娠とワクチン接種/インフルエンザワクチンの
  最新事情」
 Dr. Anahita ChauhanSaifee HospitalMunbai, India

□大会長講演□(4単位)
11:10~11:55
●「高齢者の定義が変わる
~もはや65歳は高齢者とは言えない~」
 国際医療福祉大学塩谷病院高齢者総合診療科部長
 国際医療福祉大学教授岩本 俊彦

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:30~13:20
●「~医療インバウンドおもてなしの実現に向けて~」
 新連携企業体株式会社AST

□昼休み ポスター発表□
13:20~13:50
展示ポスター発表をご覧ください。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
13:50~14:35
●「大便器開発の歴史」と「最近のトイレ事情」
 TOTO株式会社衛陶開発第一部山﨑 洋式(ひろのり)

14:35~15:20
●「留学生の旅行医学~留学安全管理者の育成~」
 千葉大学大学院医学研究院 環境生命医学教授
 森 千里

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
15:40~16:20
●「留学・海外赴任時の病院のかかり方」
 日本旅行医学会専務理事 篠塚 規

16:20~17:00
●「最近の国際テロリズム情勢
  ~IS(イスラム国):テロの脅威は続く~」
 ジェイアイティーグローバルサポート株式会社
 代表取締役 増田 一人

□懇親会□
17:20~
センター棟2階 カフェフレンズ

■看護部会■
18:30~
センター棟1階 108研修室

2018/04/08 - 4月8日(日)-

□海外招待講演□(各4単位)
09:15~10:00
●「旅行医学と健康増進」
 Dr.Walter Pasini
 
10:00~10:45
●「南アフリカの旅行医学」
 The South African Society ofTravel Medicine
 Dr.Salim Parker

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:05~11:50
●「認知症と運転免許」
 警察庁交通局運転免許課高齢運転者等支援室長
 岡本 努

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:15~13:05
●「老化と水」
 Earth Water 株式会社

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
13:25~14:05
●「渋滞学~渋滞を科学する~」
 東京大学先端科学技術センター群集マネジメント社会連携部門 教授
 西成 活裕

14:05~14:45
●「フレイルの早期発見と予防」
 東京医科大学高齢総合医学分野 教授
 櫻井 博文

□公開講座□(4単位)
15:00~16:10
●「進化する日本ワイン」
 中央葡萄酒株式会社栽培醸造部長ワインメーカー
 三澤 彩奈
 
□閉会あいさつ□
16:10~16:15
 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄

※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。

●2017年度 第16回日本旅行医学会大会

開催日時 2017年4月15日(土)16日(日)
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール他
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号
・小田急線「参宮橋」駅下車徒歩約7分
・東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩約10分
プログラム
2017/04/15 【総会】
9:30~9:40

□開会あいさつ□
9:40~9:50
 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・
 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮

□海外医療事情□(2講演で4単位)
9:50~10:30
●「インドの最新医療事情
 ~赴任者と旅行者のためのワクチンガイド~」
 Consultant Physician, Pulse Diagnostics Pvt Ltd
 DR. SANTANU CHATTERJEE

10:30~11:10
●「アメリカの最先端救急医療事情
  ~スタンフォード大学における緊急医療システム~」
 スタンフォード大学医学部附属病院 DR. PAUL AUERBACH
 講演要旨:救急医療は比較的新しい診療科目ですが,今や世界的に広く普及しています。救急医療の組織化は、米国で始まりました。
ほとんどの病院においては,医療が受けられる時間は昼間の診療時間内のみに限られます。
このため“時間外”の患者は救急診療科にかかることになります。
スタンフォード大学病院では外傷治療,心血管内科,脳卒中のケア,小児のケア,画像検査の適時施行,専門医へ紹介などの独特なプログラムを設けており,救急医療科およびそのスタッフが状況に応じて適切に対応しています。
旅行医学の専門家が患者に対し、旅行・留学・海外勤務前に救急医療を受ける正しい方法についてアドバイスを行うことは非常に大切です。そして、旅行者はいつでも個人の医療記録を確認できるようにし、服用中の薬剤,持病,アレルギーのリストを持ち運ぶべきです。さらに、すべての旅行者・留学生・海外勤務者は本国の担当医と連絡を取れるよう、電話番号やメールアドレスを持参すべきです。

□大会長講演□(4単位)
11:10~11:55
●「災害時における急性期医療対応~平成28年熊本地震を踏まえて~」
 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・
 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮
 講演要旨:災害医療は、国民が安心安全に生活するためのセイフティーネットである。災害の規模・種類により柔軟かつ臨機応変な対応計画が必要であり、多種多様な想定に基づいた事前準備が重要となる。近年、日本における災害医療体制は、着実に整備されてきたと言えるが、一方、まだまだ多くの課題も抱えており、継続した体制の強化が求められている。災害時における急性期医療体制を、平成28年熊本地震における大分県の対応を踏まえ報告・共有する。

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:30~13:20
●「脳卒中と旅行~海外旅行での脳卒中対策~」
 大分大学医学部 脳神経外科 森重 真毅
 講演要旨:外務省による死亡統計では、海外での日本人の死亡原因の過半数は疾病とされ、そのなかでも脳卒中などの血管障害が重要な位置を占める。脳卒中慢性期では再発予防を中心として治療がなされるが、依然として再発率が高く、高齢化が進む中、環境変化をきたしやすい旅行でも留意すべき点が多い。脳卒中急性期加療に携わる立場から、脳卒中の病態、搬送システムを含む急性期加療、再発予防、そして、旅先で脳神経外科手術を受けざるを得なくなった場合の留意点について解説する。

□昼休み ポスター発表□
13:20~13:50
展示ポスター発表をご覧ください。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。

□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
13:50~14:35
●「保健医療制度にみるフランス~日本の今後を考えるヒント~」
 厚生労働省 厚生科学課 課長補佐 入江 芙美
 講演要旨:我が国は現在、急速な少子高齢化に直面しており、一人ひとりの暮らしに直結する保健医療制度について、そのあり方を見直す時期にきている。その際、外国の制度を知ることで新たな視座を得られる。私が留学したフランスは優れた社会保障制度で知られている。フランスは国の規模や生活水準が日本と同程度であり、日本の今後を考えていく上で様々な示唆を与えてくれる。保健医療制度という切り口でみたフランス社会の一面を紹介したい。

14:35~15:20
●「オリンピック大会帯同におけるメディカルサポート
〜リオデジャネイロオリンピックより〜」
 国立スポーツ科学センター メディカルセンター
 副主任研究員 土肥 美智子
 講演要旨:4年に一度のオリンピックは多くのアスリートにとって最大の目標とする大会の一つである。“参加することに意義がある”という時代から、“最高のコンディションで、最大限の実力を発揮する”という時代になり、スポーツ医学も予防医学へと変わってきている。そのために私達スポーツドクターが大会に向けどのようなメディカルサポートを、特に海外への帯同においてどのようなことに留意しながら行っているか、リオデジャネイロオリンピックの経験を中心に述べる。

□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
15:40~16:20
●「治療上で知って頂きたいアスリート禁止物質
〜うっかりドーピングをさせない治療薬方針〜」
 公益社団法人 東京都薬剤師会 瀬谷 雅行
 講演要旨:薬物使用によるスポーツ競技の公平保全のため1999年WADAが設立され、毎年禁止物質、方法が1月1日に更新されている。2015年、ロシア陸連の組織ぐるみのドーピング隠蔽工作が明らかにされ、世界のスポーツ界に激震が走った。日本におけるドーピング違反は意図的な事例はなく、いわゆる「うっかりドーピング」である。今回、禁止表の解説と日常、アスリートの治療にも使われる医薬品の注意点を処方医の先生方に紹介させて頂きます。

16:20~17:00
●「チェルノブイリ原発事故に学ぶ放射線影響とその対策~内部被ばくの実態~」
 獨協医科大学 国際協力支援センター 国際疫学研究室 准教授 木村 真三
 講演要旨:1986年4月26日チェルノブイリ原発事故が発生した。ウクライナ国ジトーミル州ナロージチ地区は、事故のあったチェルノブイリ原発より西側50〜70kmに位置し、事故から2日目、チェルノブイリから吹く風の向きが変わった影響で毎時26mSvという自然放射線に比べ約28万倍にあたる放射能に汚染された。2016年チェルノブイリ原発事故から30年、セシウム137が半減期を迎える年、東京新聞と合同調査を行なった住民の内部被ばくの実態を紹介する。

□懇親会□
17:20~
センター棟2階 カフェフレンズ

■看護部会■
18:30~
センター棟1階 108研修室
※【4/3追記】看護部会は好評につき、満席となりました。ご了承ください。
これ以降のご希望につきましては、受領メール内で満席の旨をご案内いたします。

※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。
2017/04/16 □海外招待講演□(各4単位)
09:15~10:00
●「タイへの赴任や旅行に必要なワクチン~日本人が注意すべき疾患~」
 マヒドン大学 熱帯医学部 准教授
 DR. PORNTHEP CHANTHAVANICH

10:00~10:45
●「皮膚病変の旅行医学~旅行者が注意すべき症例~」
 フランス旅行医学会 会長 DR. ERIC CAUMES
 講演要旨:皮膚病は旅行者が遭遇する医学的トラブルの三大原因の一つになっています。旅行中に発生する皮膚トラブルのうち最も多いのが虫刺されと太陽光線による皮膚障害です。旅行後に皮膚科の医師にかからなければならない理由としては,主として皮膚軟部組織感染症,鉤虫を原因とする皮膚幼虫移行症,および虫刺されの合併症があげられます。予防措置として必ず皮膚疾患を念頭におき,旅行者用医療キットには特定の皮膚関連の備品(防虫剤,日除け防止剤,皮膚軟化剤,ステロイド軟膏,抗生物質,経口抗ヒスタミン剤)を用意しておくべきです。

□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:05~11:50
●「留学生の旅行医学~“正しい知識”が、一番のワクチン~」
 千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規

□ランチョンセミナー□(4単位)
12:15~13:05
●「旅行医学におけるICT活用
-画像・位置情報伝送システムの新たな展開-」
 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・
 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮
 講演要旨:ICT(Information and Communication Technology: 情報通信技術)活用による映像・動態伝送は、救命救急医療の効率化や円滑化に寄与しており、災害医療への運用も始動している。全国に先駆けて実運用してきた大分県での活用法を、具体例を呈示しながら情報提供・共有すると同時に、旅行医学への貢献性に関しても議論したい。

□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
13:25~14:05
●「脳血管内治療の現況と旅行医学~旅行医学とその関連~」
 大分大学医学部 脳神経外科 久保 毅
 講演要旨:脳血管内治療は、2000年代に入りDeviceの進歩と共に急速に必要性が高まっているカテーテル治療である。脳動脈瘤に対するコイル塞栓術が多く施行されているが、近年増加しているのが急性期脳梗塞に対する血栓回収術で、最も時間を争う治療法である。エコノミー症候群などにも対応できる可能性があるため、日本中どこでも同等の治療が受けられるようにする使命があると、昨年の日本脳神経血管内治療学会で「神戸宣言」として発表された。今回は、脳血管内治療の現状と旅行医学との関連について発表する。

14:05~14:45
●「ますます必要とされる高齢者の旅行医学~老化する高齢者医学の今後~」
 国際医療福祉大学塩谷病院 高齢者総合診療科 教授 岩本 俊彦
 講演要旨:わが国では高齢者の増加とともにその若返りが明らかとなり、従来、高齢者前期と呼ばれた65歳~74歳を准高齢者と呼ぶことが提唱された。これによって准高齢者の積極的な社会参加や予防医学的介入が促されることとなり、その過程でフレイルという概念が生まれた。現在、フレイルの早期診断、介入が求められ、介入策のひとつとして旅行が挙げられる。しかし、フレイルの旅行には老年医学的な見地から様々な注意が必要となる。

□公開講座□(4単位)
15:00~16:10
●「アフリカのかがやく自然
  ~飲料水、食事、健康、治安など~」
 写真家 山形 豪
 講演要旨:アフリカ大陸には、野生動物の闊歩するサバンナや風光明媚な景勝地など、多彩で豊かな自然が存在する。そんな大陸の南部に位置する南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、そして東アフリカのタンザニアで長年動物や風景の撮影を行ってきた写真家・山形豪が現地の魅力を数々のスライドでご紹介する。また、サファリツアーのガイドとしても活動してきた経験を生かし、旅行者が訪れる際に気になる飲料水や食事、健康、治安などの事情についても解説する。
 
□閉会あいさつ□
16:10~16:15
 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄

※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。

※4/15(土)看護部会につきまして
※【4/3追記】看護部会は好評につき、満席となりました。ご了承ください。
これ以降のご希望につきましては、受領メール内で満席の旨をご案内いたします。

※参加証明書につきまして
4/7迄に確認メールを受領された方への参加証明書は、4/7迄に発送しております。
お手元に届くまで今しばらくお待ち下さい。
万一会期間際まで届かない場合は、恐れ入りますがFAX頂いた参加申込書の原本をご持参ください。

●2016年度 第15回日本旅行医学会大会

開催日時 2016年4月16日(土)17日(日)
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール他
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号
・小田急線「参宮橋」駅下車徒歩約7分
・東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩約10分
プログラム
2016/04/16 【総会】
9:30~9:40
□開会あいさつ□
9:40~9:50
 千葉大学大学院医学研究院消化器・腎臓内科学 教授 横須賀 收
□海外医療事情□(2講演で4単位)
9:50~10:30
●「ベトナム・カンボジア・ミャンマー最新医療事情」
 ロータスクリニック 白井 拓史 
10:30~11:10
●「イギリス医療事情」
 イギリス最新医療事情
Tokyo medical and surgical clinic Dr.Tom N. Lomax
□大会長講演□(4単位)
11:10~11:55
●「ウイルス性肝炎の旅行医学」
 千葉大学大学院医学研究院消化器・腎臓内科学 教授 横須賀 收
□ランチョンセミナー□(4単位)
12:30~13:20
●C型肝炎に対する新しい治療」
千葉大学大学院医学研究院消化器・腎臓内科学講師神田達郎
□昼休み ポスター発表□
13:20~13:50
展示ポスター発表をご覧ください。発表者との質疑応答を予定。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。
□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
13:50~14:35
●「中南米におけるジカ熱の緊急レポート~進行中のジカ熱における治療と現状~」
MD, DTM&H, MSPH,Dr.Michael V. Callahan,
14:35~15:20
●「グローバル時代の感染症とその対策~長崎大学における自験例と取組み~」
 長崎大学長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授 泉川 公一 
□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
15:40~16:20
●「大規模災害と感染症対策
-その時どう行動すべきか-」
 岩手医科大学医学部 睡眠医療学科教授 櫻井 滋
16:20~17:00
●「最先端の航空医療搬送」
 スイス・レガ航空救助隊 顧問医師 オリビアザイラー
□懇親会□
17:20~
2016/04/17 □海外招待講演□(各4単位)
09:15~10:00
●「日本も汚染国南米の奇病シャーガス病」
 Dr. Rogelio Lopez-Velez Ramon y Cajal University Hospital Madrid
10:00~10:45
●「トラベルワクチンと開発の歴史」
 Dr. Laurence De moerlooze Hepatis & Travel vaccines
GSK
□旅行医学のトピックス3□(4単位)
11:05~11:50
●「日本の航空医学と医療搬送の歴史」
 陸上自衛隊朝霞駐屯地対特殊武器衛生隊 西山 靖将
□ランチョンセミナー□(4単位)
12:15~13:05
●「激増する外国人旅行者への
医療」
 日本旅行医学会専務理事 篠塚 規
□旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位)
13:25~14:05
●「見えてきた帯状疱疹予防の道筋 ~子供にもお年寄りにも水痘ワクチンを~」
 (一財)阪大微生物病研究会観音寺研究所所長  奥野良信
14:05~14:45
●「海外渡航と狂犬病~渡航関係者に必要な狂犬病の知識、予防策および曝露後発病予防の実情紹介~」
 (元)都立駒込病院 小児科部長
高山 直秀
□公開講座□(4単位)
15:05~16:05
●「ジカウイルス感染症と先天性障害」【産業医研修会に認定】
国立感染症研究所ウイルス第一部 高崎智彦
 
□閉会あいさつ□
16:05~16:10
 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄
※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。


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●申込方法
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 参加費を振込後、下記の「参加申込書」(PDFファイル)に必要事項を記入し、振込領収証を貼付のうえ、事務局へFAXまたは郵送にてお送りください。

●2015年度 第14回日本旅行医学会大会

開催日時 2015年4月18日(土)19日(日)
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール他
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号
・小田急線「参宮橋」駅下車徒歩約7分
・東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩約10分
プログラム
2015/04/18 【総会】
9:30~9:40
□開会あいさつ□
9:40~9:50
 日本旅行医学会理事 千葉大学大学院医学研究院
 環境生命医学教授 千葉大学予防医学センター長
 森 千里
□海外医療事情□(2講演で4単位)
9:50~10:30
●「カナダ 最新医療事情」
 聖路加国際大学大学院 周麻酔期看護学 特任教授
 宮坂 勝之
10:30~11:10
●「インドネシア・ジャカルタ最新医療事情」
 海外邦人医療基金 ジャカルタジャパンクラブ医療相談室
 原 稔
□大会長講演□(4単位)
11:10~11:55
●「曽祖父森鷗外の知られざる近代医学への功績
 ~ドイツから学び日本で実践した予防医学~」
 千葉大学大学院医学研究院 環境生命医学教授 千葉大学予防医学センター長
 森 千里
□ランチョンセミナー□(4単位)
12:30~13:20
●調整中
□昼休み ポスター発表□
13:20~13:50
展示ポスター発表をご覧ください。発表者との質疑応答を予定。
昼休み以外の時間にもご覧いただけます。
□旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位)
13:50~14:35
●「産業医学と旅行医学のクロスロード
 ~産業医学と旅行医学、出す側と診る側、そのクロスロードに立って見えたものは?~」
 シャープ株式会社 福山事業所 健康管理室 産業医
 篠原 恵介
14:35~15:20
●「足腰元気で旅行に行くために
 ~ロコモティブシンドロームを知っていますか?~」
 千葉大学大学院 整形外科 助教
 岸田 俊二
□旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位)
15:40~16:20
●「旅行医学の歴史と展望」
 日本旅行医学会 専務理事
 篠塚 規
16:20~17:00
●「近年の環境の変化と子どもの健康への影響について」
 千葉大学予防医学センター 教授
 戸高 恵美子
□懇親会□
17:20~
2015/04/19 □海外招待講演□(各4単位)
09:15~10:00
●「地球環境の変化と人の健康に関する最近の話題」
 英国 エクセター大学 教授
 マイケル・デプリッジ
10:00~10:45
●「なぜ起こる?腰痛のメカニズム」
 カナダ モントリオール マギル大学 准教授
 ローラ・ストーン
□特別講演□(4単位)
11:05~11:50
●「航空機の過去、現在、そしてJAXAが目指す安全で環境に配慮した未来の「空」」
 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 理事・航空本部長
 中橋 和博
□ランチョンセミナー 共催:株式会社サン・クロレラ□(4単位)
12:15~13:05
●「遺伝子解析でみた日本食の栄養特性」
 東北大学未来科学技術共同研究センター
 戦略的食品バイオ未来技術構築プロジェクト 教授
 宮澤 陽夫
□旅行医学のトピックス3□(2講演で4単位)
13:25~14:05
●「海外旅行で受ける放射線のレベルと健康影響」
 放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 上席研究員
 保田 浩志
14:05~14:45
●「PM2.5をはじめとする大気汚染の健康影響と対策」
 兵庫医科大学 公衆衛生学 教授
 島 正之
□公開講座□(4単位)
15:05~16:05
●「環境と人間の健康 ~登山から学んだ高齢化社会の健康法~」
 株式会社ル・ベルソー 代表取締役 今井 通子
□閉会あいさつ□
16:05~16:10
 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄
※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。


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●申込方法
――――――――――――――――――――
参加費のお支払方法によって以下のとおりとなります。
▼【参加費を振込みされる方】
 参加費を振込後、下記の「参加申込書」(PDFファイル)に必要事項を記入し、振込領収証を貼付のうえ、事務局へFAXまたは郵送にてお送りください。
▼【参加費を年会費振替口座から自動引落しされる方】(会員のみ可)
 下記の「参加申込書」(PDFファイル)に必要事項を記入し、事務局へFAXまたは郵送にてお送りください。(5月20日振替予定)
 

第12回日本旅行医学会大会

開催日時 2013/4/13
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター
プログラム
2013/04/13 米国最新『救急』医療事情
米国ニューヨーク
EMC Emergency Medical Care 医師
Dr. Carlisle L. Saint Martin
マレーシア最新医療事情
マレーシア クアラルンプール ジャパンメディケアクリニック 医師
Dr. Beh Chor Khim

救急医学の旅行医学~スポーツ中の突然死~
大阪医科大学生体管理再建医学救急医学講座准教授
西本 泰久先生

高齢者の旅行医学パート2~認知症・転倒・睡眠~
国際医療福祉大学高齢者総合診療科 教授
岩本 俊彦先生

旅行者、海外勤務者企業担当の為のテロ・誘拐対策のABC
マサチューセッツ総合病院国際救急医療
Dr. Michael Callahan

G2010におけるにおける胸骨圧迫のみの心肺蘇生の位置づけ
京都大学環境安全保健機構附属健康科学センター講師
石見 拓先生

旅行者血栓症最新事情
成田赤十字病院 総合内科部長
森尾 比呂志先生

旅と睡眠と時差対策
東京慈恵会医科大学葛飾医療センター精神神経科診療部長
山寺 亘先生
2013/04/14 ケニア、ウガンダ、タンザニア熱帯医療事情
アフリカ 熱帯医学コンサルタント ケルン在住医師
Dr. Kay Schaefer MD, PhD, MSc, DTM&H

旅行医学の誕生と将来
ヨーロッパ旅行医学会会長 医師
Dr. Walter Pasini

陸上自衛隊による東日本大震災における救助活動
陸上自衛隊東部方面総監部医務官補佐
近野 敏之氏

高齢者並びに脊髄損傷患者の車いす生活と旅行
公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センター リハビリテーション科 部長
鴨下 博先生

肺炎球菌ワクチンの重要性
日本医科大学呼吸器内科 助教
服部 久弥子先生

最近の国際テロ情勢~アルカイダ、中東、東南アジア~
公安調査庁
二度目のエベレスト登頂 登山家
渡邉 玉枝氏

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