●開催日時 | : | 2017年4月15日(土)16日(日) |
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●場所 | : | 国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール他 〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号 ・小田急線「参宮橋」駅下車徒歩約7分 ・東京メトロ千代田線「代々木公園」駅下車 徒歩約10分 |
●概要 | : | 大会テーマ:救急災害医療と旅行医学 大会長:大分大学医学部 救急医学講座 准教授・ 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮 後 援:一般社団法人 日本旅行業協会 事 務 局:一般社団法人 日本旅行医学会 (〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-11-6 第二シャトウ千宗202号) TEL 03-5411-2144 FAX 03-3403-5861 ◆大会参加についてのご案内 当ページ最下部の[参加申込書]ボタンより参加申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、参加費振込領収証または確認書(現金振込の場合のみ)を貼付して、事務局宛てFAXしてください。 ◆単位取得について ※大会参加で認定講座試験(6月3日・4日)の受験に必要な12単位以上が取得可能です。 大会1日のみの全プログラム参加でも20単位以上取得可能です。 プログラムの途中から、または途中迄の参加でも、参加分の単位取得が認められます。 会場で受講証明書を配付しますので、受講後に必ず受講印を受けてください。 ◆ポスター発表募集について 応募締切:4月2日(日)★〆切りました 詳しくは、「ポスター発表募集要項」(当学会HPのトップからリンク)をご覧ください。 |
●プログラム (2017/04/15) |
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9:30~9:40 □開会あいさつ□ 9:40~9:50 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・ 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮 □海外医療事情□(2講演で4単位) 9:50~10:30 ●「インドの最新医療事情 ~赴任者と旅行者のためのワクチンガイド~」 Consultant Physician, Pulse Diagnostics Pvt Ltd DR. SANTANU CHATTERJEE 10:30~11:10 ●「アメリカの最先端救急医療事情 ~スタンフォード大学における緊急医療システム~」 スタンフォード大学医学部附属病院 DR. PAUL AUERBACH 講演要旨:救急医療は比較的新しい診療科目ですが,今や世界的に広く普及しています。救急医療の組織化は、米国で始まりました。 ほとんどの病院においては,医療が受けられる時間は昼間の診療時間内のみに限られます。 このため“時間外”の患者は救急診療科にかかることになります。 スタンフォード大学病院では外傷治療,心血管内科,脳卒中のケア,小児のケア,画像検査の適時施行,専門医へ紹介などの独特なプログラムを設けており,救急医療科およびそのスタッフが状況に応じて適切に対応しています。 旅行医学の専門家が患者に対し、旅行・留学・海外勤務前に救急医療を受ける正しい方法についてアドバイスを行うことは非常に大切です。そして、旅行者はいつでも個人の医療記録を確認できるようにし、服用中の薬剤,持病,アレルギーのリストを持ち運ぶべきです。さらに、すべての旅行者・留学生・海外勤務者は本国の担当医と連絡を取れるよう、電話番号やメールアドレスを持参すべきです。 □大会長講演□(4単位) 11:10~11:55 ●「災害時における急性期医療対応~平成28年熊本地震を踏まえて~」 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・ 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮 講演要旨:災害医療は、国民が安心安全に生活するためのセイフティーネットである。災害の規模・種類により柔軟かつ臨機応変な対応計画が必要であり、多種多様な想定に基づいた事前準備が重要となる。近年、日本における災害医療体制は、着実に整備されてきたと言えるが、一方、まだまだ多くの課題も抱えており、継続した体制の強化が求められている。災害時における急性期医療体制を、平成28年熊本地震における大分県の対応を踏まえ報告・共有する。 □ランチョンセミナー□(4単位) 12:30~13:20 ●「脳卒中と旅行~海外旅行での脳卒中対策~」 大分大学医学部 脳神経外科 森重 真毅 講演要旨:外務省による死亡統計では、海外での日本人の死亡原因の過半数は疾病とされ、そのなかでも脳卒中などの血管障害が重要な位置を占める。脳卒中慢性期では再発予防を中心として治療がなされるが、依然として再発率が高く、高齢化が進む中、環境変化をきたしやすい旅行でも留意すべき点が多い。脳卒中急性期加療に携わる立場から、脳卒中の病態、搬送システムを含む急性期加療、再発予防、そして、旅先で脳神経外科手術を受けざるを得なくなった場合の留意点について解説する。 □昼休み ポスター発表□ 13:20~13:50 展示ポスター発表をご覧ください。 昼休み以外の時間にもご覧いただけます。 □旅行医学のトピックス1□(2講演で4単位) 13:50~14:35 ●「保健医療制度にみるフランス~日本の今後を考えるヒント~」 厚生労働省 厚生科学課 課長補佐 入江 芙美 講演要旨:我が国は現在、急速な少子高齢化に直面しており、一人ひとりの暮らしに直結する保健医療制度について、そのあり方を見直す時期にきている。その際、外国の制度を知ることで新たな視座を得られる。私が留学したフランスは優れた社会保障制度で知られている。フランスは国の規模や生活水準が日本と同程度であり、日本の今後を考えていく上で様々な示唆を与えてくれる。保健医療制度という切り口でみたフランス社会の一面を紹介したい。 14:35~15:20 ●「オリンピック大会帯同におけるメディカルサポート 〜リオデジャネイロオリンピックより〜」 国立スポーツ科学センター メディカルセンター 副主任研究員 土肥 美智子 講演要旨:4年に一度のオリンピックは多くのアスリートにとって最大の目標とする大会の一つである。“参加することに意義がある”という時代から、“最高のコンディションで、最大限の実力を発揮する”という時代になり、スポーツ医学も予防医学へと変わってきている。そのために私達スポーツドクターが大会に向けどのようなメディカルサポートを、特に海外への帯同においてどのようなことに留意しながら行っているか、リオデジャネイロオリンピックの経験を中心に述べる。 □旅行医学のトピックス2□(2講演で4単位) 15:40~16:20 ●「治療上で知って頂きたいアスリート禁止物質 〜うっかりドーピングをさせない治療薬方針〜」 公益社団法人 東京都薬剤師会 瀬谷 雅行 講演要旨:薬物使用によるスポーツ競技の公平保全のため1999年WADAが設立され、毎年禁止物質、方法が1月1日に更新されている。2015年、ロシア陸連の組織ぐるみのドーピング隠蔽工作が明らかにされ、世界のスポーツ界に激震が走った。日本におけるドーピング違反は意図的な事例はなく、いわゆる「うっかりドーピング」である。今回、禁止表の解説と日常、アスリートの治療にも使われる医薬品の注意点を処方医の先生方に紹介させて頂きます。 16:20~17:00 ●「チェルノブイリ原発事故に学ぶ放射線影響とその対策~内部被ばくの実態~」 獨協医科大学 国際協力支援センター 国際疫学研究室 准教授 木村 真三 講演要旨:1986年4月26日チェルノブイリ原発事故が発生した。ウクライナ国ジトーミル州ナロージチ地区は、事故のあったチェルノブイリ原発より西側50〜70kmに位置し、事故から2日目、チェルノブイリから吹く風の向きが変わった影響で毎時26mSvという自然放射線に比べ約28万倍にあたる放射能に汚染された。2016年チェルノブイリ原発事故から30年、セシウム137が半減期を迎える年、東京新聞と合同調査を行なった住民の内部被ばくの実態を紹介する。 □懇親会□ 17:20~ センター棟2階 カフェフレンズ ■看護部会■ 18:30~ センター棟1階 108研修室 ※【4/3追記】看護部会は好評につき、満席となりました。ご了承ください。 これ以降のご希望につきましては、受領メール内で満席の旨をご案内いたします。 ※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。 |
●プログラム (2017/04/16) |
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09:15~10:00 ●「タイへの赴任や旅行に必要なワクチン~日本人が注意すべき疾患~」 マヒドン大学 熱帯医学部 准教授 DR. PORNTHEP CHANTHAVANICH 10:00~10:45 ●「皮膚病変の旅行医学~旅行者が注意すべき症例~」 フランス旅行医学会 会長 DR. ERIC CAUMES 講演要旨:皮膚病は旅行者が遭遇する医学的トラブルの三大原因の一つになっています。旅行中に発生する皮膚トラブルのうち最も多いのが虫刺されと太陽光線による皮膚障害です。旅行後に皮膚科の医師にかからなければならない理由としては,主として皮膚軟部組織感染症,鉤虫を原因とする皮膚幼虫移行症,および虫刺されの合併症があげられます。予防措置として必ず皮膚疾患を念頭におき,旅行者用医療キットには特定の皮膚関連の備品(防虫剤,日除け防止剤,皮膚軟化剤,ステロイド軟膏,抗生物質,経口抗ヒスタミン剤)を用意しておくべきです。 □旅行医学のトピックス3□(4単位) 11:05~11:50 ●「留学生の旅行医学~“正しい知識”が、一番のワクチン~」 千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規 □ランチョンセミナー□(4単位) 12:15~13:05 ●「旅行医学におけるICT活用 -画像・位置情報伝送システムの新たな展開-」 大分大学医学部 救急医学講座 准教授・ 大分大学医学部附属病院 診療教授 石井圭亮 講演要旨:ICT(Information and Communication Technology: 情報通信技術)活用による映像・動態伝送は、救命救急医療の効率化や円滑化に寄与しており、災害医療への運用も始動している。全国に先駆けて実運用してきた大分県での活用法を、具体例を呈示しながら情報提供・共有すると同時に、旅行医学への貢献性に関しても議論したい。 □旅行医学のトピックス4□(2講演で4単位) 13:25~14:05 ●「脳血管内治療の現況と旅行医学~旅行医学とその関連~」 大分大学医学部 脳神経外科 久保 毅 講演要旨:脳血管内治療は、2000年代に入りDeviceの進歩と共に急速に必要性が高まっているカテーテル治療である。脳動脈瘤に対するコイル塞栓術が多く施行されているが、近年増加しているのが急性期脳梗塞に対する血栓回収術で、最も時間を争う治療法である。エコノミー症候群などにも対応できる可能性があるため、日本中どこでも同等の治療が受けられるようにする使命があると、昨年の日本脳神経血管内治療学会で「神戸宣言」として発表された。今回は、脳血管内治療の現状と旅行医学との関連について発表する。 14:05~14:45 ●「ますます必要とされる高齢者の旅行医学~老化する高齢者医学の今後~」 国際医療福祉大学塩谷病院 高齢者総合診療科 教授 岩本 俊彦 講演要旨:わが国では高齢者の増加とともにその若返りが明らかとなり、従来、高齢者前期と呼ばれた65歳~74歳を准高齢者と呼ぶことが提唱された。これによって准高齢者の積極的な社会参加や予防医学的介入が促されることとなり、その過程でフレイルという概念が生まれた。現在、フレイルの早期診断、介入が求められ、介入策のひとつとして旅行が挙げられる。しかし、フレイルの旅行には老年医学的な見地から様々な注意が必要となる。 □公開講座□(4単位) 15:00~16:10 ●「アフリカのかがやく自然 ~飲料水、食事、健康、治安など~」 写真家 山形 豪 講演要旨:アフリカ大陸には、野生動物の闊歩するサバンナや風光明媚な景勝地など、多彩で豊かな自然が存在する。そんな大陸の南部に位置する南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、そして東アフリカのタンザニアで長年動物や風景の撮影を行ってきた写真家・山形豪が現地の魅力を数々のスライドでご紹介する。また、サファリツアーのガイドとしても活動してきた経験を生かし、旅行者が訪れる際に気になる飲料水や食事、健康、治安などの事情についても解説する。 □閉会あいさつ□ 16:10~16:15 日本旅行医学会 理事長 小川 富雄 ※ 講演者・講演内容・時間は、事前の予告無く変更になる場合がございます。 ※4/15(土)看護部会につきまして ※【4/3追記】看護部会は好評につき、満席となりました。ご了承ください。 これ以降のご希望につきましては、受領メール内で満席の旨をご案内いたします。 ※参加証明書につきまして 4/7迄に確認メールを受領された方への参加証明書は、4/7迄に発送しております。 お手元に届くまで今しばらくお待ち下さい。 万一会期間際まで届かない場合は、恐れ入りますがFAX頂いた参加申込書の原本をご持参ください。 |
●参加費 | : | 医師 :12,000円(2日間)・その他:6,000円(2日間) |