日本旅行医学会

●第9回日本旅行医学会 看護部会

●開催日時 12月12日(土) 13:00~17:15 (予定)(受付 12:30~)
●場所 東京信濃町東医健保会館 2階ホール
〒160-0012 東京都新宿区南元町4番地 TEL: 03-3353-4311
(JR中央総武線信濃町駅下車徒歩5分)
●概要 日時:12月12(土) 13:00~17:15 (予定)(受付 12:30~)
会場:東京 信濃町 東医健保会館

本年も皆さまの関心が高いHOTなテーマを取り上げ、選りすぐりの教育プログラムと体験発表により、例年にも増して大変充実した内容になっております。最新かつ正しい有益な情報収集の場として、この貴重な機会をぜひご利用いただければ幸いです。医療関係者のみならず、旅行医学に関心をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。

●プログラム
(2015/12/12)
【教育講演 1】:「ハンタウイルスとデング熱の最新情報」≪認定産業医指定研修会≫
新井 智 (国立感染症研究所 感染症疫学センター 主任研究官)
感染症法施行以降国内発生がない、謎多きハンタウイルス感染症について学びます。近年、海外からの旅行者急増に伴い、今まで日本では症例の少なかった感染症や発生のなかった感染症への対応、感染予防の知識が求められています。地球規模で人・物が行き来する現代においては、これまで国内でほとんど問題視されてこなかった感染症であっても日頃の備えが重要であることは昨夏に東京で流行したデング熱はまだ記憶に新しいところです。本講演ではハンタウイルスとあわせてデング熱についての最新情報もご紹介します。

【教育講演 2】:「ワクチンの原理と新ワクチンの開発過程」
城野 洋一郎 (一般財団法人 化学及血清療法研究所 常務理事)
一昔前に比べて、海外旅行、海外出張・赴任の際に今までとは違った予防接種の対応が必要となっています。医療従事者にとってワクチンに関する広く深い知識が不可欠なものとなってきている為、本講演ではワクチンの原理から新しいワクチンの開発まで幅広く学んでいただきます。

【体験発表】:「ブータン医療・現地事情」
看護師 土屋 あゆみ
ブータンは一般的に高地に位置するため、旅行日程によっては高山病対策が必要です。一方ブータン南部は標高が低く高温多湿のため、日本脳炎、マラリアの予防、夏には細菌性赤痢や腸チフスなどの感染症対策も考えなければなりません。また2012年には狂犬病発症による死者が確認されたり、6-9月の雨季にはノミやダニ対策も必要になります。ブータンの病院は日本と異なり設備も充分ではなく薬品類も輸入に頼っており十分な量が確保できておりません。このようなブータンの医療現場での看護師としての経験と現地事情を発表させていただきます。

【パネルディスカッション】:「海外赴任者と家族の健康と安全を考える」
予定パネリスト: 産業保健師、看護師、産業医の方々、菅野一男先生、篠塚規先生
若い産業医の入会がますます増えてきております。それはもはや企業派遣の海外赴任者の健康管理は定番の「保険加入」と「ワクチン接種」のオリエンテーションだけでなく、実態に則した現場の対応が求められ、テロ対策も含めた総合的な「リスクマネージメント」の在り方が求められているからだと考えられます。本パネルディスカッションでは、多様化するグローバル化の流れとともに今までにない新しいに立ってディスカッションを行います。
●参加費 3,000円(会員)/5,000円(非会員)、懇親会参加費1,000円
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