●開催日時 | : | 2017年7月9日(日) 10:30~15:30(予定) |
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●場所 | : | 「大阪医科大学」 臨床第一講堂 大阪府高槻市大学町2番7号 TEL:072-683-1221(代表) JR東海道本線・JR京都線「高槻」駅下車 南口より徒歩8分 阪急京都線「高槻市」駅下車 1番出口よりすぐ |
●概要 | : | ★4/20申込受付開始 ※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。 |
●プログラム (2017/07/09) |
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日本旅行医学会 専務理事 篠塚 規 ■10:40-11:25 講演(4単位) 「山と海は友達~循環する水の恵み~」 信州大学理学部 教授 鈴木 啓助 要旨:日本は四方を海に囲まれているが、国土の約7割が森林(山)であり、山と森の国でもある。そのため、栄養分や土砂が山から海に運ばれることにより、豊かな海産物に恵まれ白砂青松の沿岸の景観が維持されている。この栄養分や土砂を山から海へと絶え間なく運搬し続ける水は、海から蒸発して雲を作り山の上に降った雪や雨が源である。生活用水としてのみならず農業用水や工業用水などの我が国の水資源として重要な役割を果たす大量の雪も、日本海と脊梁山脈の両者の存在が不可欠である。このように、山と海はきわめて深いつながりがあるので、1996年から実施されている「海の日」に続いて、2016年から8月11日が国民の祝日として「山の日」になったことは当然の帰結とも言える。「山の日」が山と海の恵みに感謝しながら自然環境を見つめ直し、その素晴らしい自然を如何に次代に引き継いでいくかに思いを巡らす機会となることを願っている。 ■11:25~12:00 講演(4単位) 「雪崩の基本講座」 ※ランチョンセミナーの講演が英語となるため、事前知識としての講演です。 千駄ヶ谷インターナショナルクリニック 院長 篠塚 規 ■12:15-13:15 <ランチョンセミナー>(4単位) 「雪崩の科学~その実態と現場対策~」 スタンフォード大学医学部附属病院 Dr. Paul Auerbach 内容:3月に栃木県那須町で起こった雪崩で、高校生8名が亡くなる悲惨な事故が起きました。それを踏まえ、雪崩を正しく理解し、雪崩による死亡・けがを防ぐための講演です。講演には、以下の項目が含まれています。 ① 雪崩の力学 ② 雪崩による死亡・けがの臨床統計 ③ 救助法 ④ 現場での救急医療対応 ⑤ 各種雪崩対応ディバイス ⑥ 開発中の雪崩埋没者同定システム ■13:30-14:15 講演(4単位) 「登山リスクとその対応~那須遭難事故のリスク問題~」 関西大学 名誉教授 青山 千彰 要旨: 登山はリスクを伴う。天候の急変、落石、滑りやすい岩場、藪の中に消えていく登山道、そして、厳しい登り下りによる疲労と集中力の低下など、様々なリスク要因が重なる。一般に、これらの要因が、連鎖的に作用すると事故に至る確率が高くなる。加えて、これらの要因は時々刻々変化する結果、事故の再現が難しく、詳細な分析が難しい。複雑系と呼ばれる所以である。 当セミナーでは、登山リスク問題にどのように対処していくのか、遭難事故のデータベースを背景に、リスク分析を行い、リスク問題への対応について考えていく。 ■14:15-15:25 (4単位) ☆産業医認定講座(生涯研修専門1単位) 「登山活動、高齢者における低体温症 ~産業医の知っておくべき低体温症のメカニズムとその対策~」 京都橘大学 教授 西本 泰久 要旨:最近、老若男女を問わず、ジョギングや登山の人気が高まっている。 しかし、現状では、登山リスク管理、予防の知識が欠けている人たちも多く参加 しており、突発的な病気や心肺停止状態、遭難事故などが発生している。 特にアウトドア活動は、高齢者では温度感覚が低下して、低体温症に気づかない場合が度々見受けられる。また、農業、林業、建築業務などでも低体温症の報告は少なくなく、そのメカニズムは全く同様であり、産業医が当然認識しておくべきである。 本講演では、アウトドア活動、屋外でのレクレーション、スポーツ活動における危険性、低体温症のメカニズムを分かりやすく解説する。本公演を通じて少しでも多くの方々に、低体温症を理解して戴ければ幸いである。 ■15:25-15:30 閉会挨拶 日本旅行医学会 理事 ※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。 ※こちらのプログラムは随時更新いたします。 ―――――――――――――――――――― ●申込方法 ―――――――――――――――――――― 参加費を振込後、ページ下のボタンより申込書(PDF)をダウンロードして必要事項を記入し振込領収証又は確認書を貼付のうえ、事務局へFAXか郵送でお送りください。 ★4/20申込受付開始 ※産業医認定講座があります。 ご希望の医師の方は、必ず「希望する」にチェックのうえ、所属医師会名・所属勤務先名・認定産業医番号(7桁)をご記入ください。 |
●参加費 | : | 日本旅行医学会会員5,000円 / 一般(非会員)6,500円 |