日本旅行医学会

●第1回 サマー医学セミナー ~富士山の登山医学~

●開催日時 2019年7月6日(土)
●場所 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター RoomC
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6
JR 中央・総武線 「御茶ノ水」駅 聖橋口から徒歩1分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B2出口[直結]
東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅出口1から徒歩4分
都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口から徒歩6分
●概要 ★参加申し込み受付を開始いたしました。
お申し込み締切・・・7/4(木)正午まで

※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
●プログラム
(2019/07/06)
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■10:00-10:10 オリエンテーション
日本旅行医学会 理事長 小川 富雄

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■10:10-11:20 講演(4単位)
「紫外線対策 -日焼け・老化・皮膚癌を防ぐ-」
聖路加国際病院
皮膚科 医長 中野 敏明
 要旨:紫外線は皮膚疾患の治療に使用される一方,皮膚癌の最大の危険因子でもあり,皮膚にとってメリットとデメリットがある.近年,日本でも高齢化に伴い,皮膚癌による死亡者数が増加しており,紫外線による影響と対策を理解することは重要である.今回,①紫外線の歴史と特徴,③健常皮膚の構造と機能,④紫外線による影響(光老化)と皮膚疾患,④皮膚癌の疫学と治療,⑤環境に応じた紫外線とのつきあい方について説明する.

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■11:20-12:10 講演(4単位)
「富士山の噴火と災害」
山梨県富士山科学研究所富士山火山防災研究センター 主幹研究員
富士山火山防災研究センター長 吉本 充宏
 要旨:火山の災害は、地震や風水害と異なり、各々の火山で発生する現象の種類や規模が異なる。そのため、火山災害への対応は、各々の火山の特性を十分に理解しておく必要がある。特に富士山は、他の火山と比べて噴火の種類が多く、噴火する場所も広範囲にわたる。また、年間300万人近くの来訪者が5合目を訪れ、30万人近くの方が山頂を目指す。そのため、富士山の火山防災対策は非常に困難なものとなっている。本講演では、富士山の火山噴火の特徴と富士山で起こる特殊な雪崩現象について紹介する。

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■12:20-13:30 <ランチョンセミナー>(4単位)
「暑熱環境と熱中症」【産業医認定講座】
京都橘大学 健康科学部 教授 西本 泰久
 要旨:暑熱環境では、熱中症の対策が重要である。熱中症は、盛夏よりも初夏に多くの発生を見ることがある。これは、体が熱さに慣れていないためといわれている。風邪、嘔吐・下痢などで熱中症リスクは高まことがしられており、屋外での活動だけではなく、屋内でも多くが発生している。熱中症は、上手に水分と塩分を摂取することで予防するが重要であり、たとえ熱中症になったとしても重症化するまえに治療することが大切である。

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■13:40-14:30  講演(4単位)
「中世の富士登山信仰を絵解く」
静岡県富士山世界遺産センター 准教授 大高 康正
 要旨:富士山本宮浅間大社所蔵の国指定重要文化財指定の「富士参詣曼荼羅」は、16世紀
初め頃に描かれたと考えられている宗教画である。この作品には中世後期の富士登
山の習俗がつぶさに描かれており、こうした習俗の中には既に失われているものも
あれば、現在まで通じているものもある。今回の講演は、この曼荼羅図の世界観を
「絵解き」するものである。中世後期の「道者」の富士参詣を追体験いただく機会
になれば幸いである。

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■14:30-15:20 (4単位)
「安心・安全な富士登山を目指して
 -富士山吉田口登山道8合目救護所15年の歩み-」
市立甲府病院 総合診療科 部長 前田 宜包
 要旨:日本一標高の高い富士山であるが、五合目まで乗用車等でアクセスできるため、20万人もの登山客が訪れる。登山客の中には子供や高齢者、そして初心者や無謀な計画の人たちがいる。吉田口登山道8合目救護所は標高3100メートルにあり、登山中の急病や事故の救護に当たるとともに、その予防活動にも貢献している。シーズンあたり300〜400名が受診し、60〜70%を高山病が占める。次いで外傷が10〜17%である。また2,3例の心肺停止が起きている。
「登りの高山病」、「下りのけが」、「心肺停止」について発症機序や予防法を解説する。

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■15:20-15:25 閉会挨拶
日本旅行医学会 理事 前田 利郎

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※タイトル・講演内容・演者は予告なく変更となる場合がございます。
※こちらのプログラムは、随時更新いたします。
 
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●申込方法
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下記より申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までメール・FAXにてお送りください。

◆お振込先口座名義のカタカナ表記は
「シヤ)ニホンリヨコウイガクカイ」です。
※参加費入金確認のため、必ずお振込みが確認できる書類(ATMレシート、払込票、インターネットバンキングの完了画面等)を申込書指定欄に貼付するか、2ページ目としてご送付ください。
※参加費は、自然災害等やむを得ない場合を除き、不参加やキャンセルの場合でも返金致しかねます。予めご了承ください。

◆参加申込書のエクセル版は、こちらから→http://jstm.gr.jp/news/seminar_application_xlsx/
●参加費 日本旅行医学会会員5,000円 / 一般(非会員)6,500円
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