日本旅行医学会

車中泊の血栓症予防!

ロングフライト血栓症(=エコノミークラス症候群)

新聞やニュースで、車中泊での危険性が報道されています。
車中泊はロングフライト血栓症(=エコノミークラス症候群)発症のメカニズムと同じです。
しかし、一部の報道の中には、具体的な予防策はほとんど報道されていません。むしろ間違った情報も含まれています。

ロングフライト血栓症(=エコノミークラス症候群)発症のメカニズムはこちらから

PDFでご覧になる方はこちらから

<全ての人がやるべき7ヶ条>

1.4~5時間ごとに歩く
  車外に出て散歩をする。
  車中で座ったままで、下肢の屈伸運動をする。


2.車中で座ったままで、力力トやつま先の上下運動と腹式深呼吸を1時間
ごとに3~5分
行う


3.水分を摂る

  ミネラルウォーターか薄いお茶が望ましい。


4.ゆったりした服装を

  男性は、ベルトをゆるめる。
  女性は、下着をゆるめ、ゆったりとした衣類を着用する。


5.血行を悪くするので、足は組まない


6.不自然な姿勢で寝てしまうため、睡眠薬は使用しない


7.数人で車中泊する場合は、女性や高齢者をドア側に

〈日本旅行医学会学会誌第4号「ロングフライト血栓症の7つの基本予防策」を車中泊用に改編しました。〉
※引用や配布についての許可は必要ありません。引用の場合は出典先の記載をお願いします。
 
 

<弾性ソックスについて>

そして、可能であれば、着圧ソックスや弾性ソックスを着用してください!
ふくらはぎに圧をかけることにより、深部静脈の血流速度が増加します。
血栓予防には血流を良くすることが重要です。
車中泊はロングフライト血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)発症のメカニズムと同じです。

着圧ソックス 医療用弾性ソックス着用の効果はこちらから

Dr.Scholl(フライトソックス・メディキュット)http://drscholl.jp/products/cat002.html

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ピップ(スリムウォーク)http://www.slimwalk.com/lineup

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OGIMA 着圧ソックス 医療用弾性ソックス

OGIMA 着圧ソックス 医療用弾性ソックス

ほんの一例を紹介しました。
着圧ソックスや弾性ソックス、医療用、美容用と名称は様々ですが、ふくらはぎに圧をかける商品であれば、効果はほぼ同じです。

注 ひざ下までのタイプ(ハイソックス)を必ず使用してください。ひざ上までのタイプの使用は、車中泊ではかえって危険です。
 
 
ロングフライト血栓症のことをもっと詳しく知りたい方

2005年に発行された日本旅行医学会学会誌第4号から抜粋して掲載します。
医師向けに書かれているため、医療用語、専門用語などが含まれています。
※引用・配布についての許可は不要です。引用する場合は出典先の記載をお願いします。

・総論「ロングフライト血栓症を理解するために!」

・着圧(弾性)ソックスが必要な理由

・実際に足にできた血栓の画像

・ロングフライト血栓症の7つの基本予防策(車中泊でも同じ注意を!)

・日本旅行医学会からの提言
“エコノミークラス症候群”から“ロングフライト血栓症”へ!

 
 
医療関係の方へ
 
避難所、車中泊などでリスクがある方は、パルスオキシメーターでチェック!
95%以下の場合は、医師の診察を受けましょう!

pulse_oximeter
・血栓ができていないかを調べるために有効な“D-dimer”

 避難所などの現場で測定できる機器

・下肢静脈の状態がわかるエコー診断に関しての基本知識



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