第7回国際旅行医学会がオーストリアのインスブルックにおいて開催されました。開会講演1では、旅行先の汚染等ツーリズムの持つネガティブインパクトについて発表がありました。講演2では幼い頃ナチスから逃れて生き延びた医師の回想を聞き難民の旅行医学という視点を得るなど、旅行医学のあるべき姿をもう一度考えさせられる学会でした。
医療アシスタンス会社とは、海外で保険会社に代って実際の病院紹介、医療情報収集、医療通訳、搬送手配などを行なう会社です。統計的に見ると高齢者が先進国で事故にあったり疾患にかかるケースがほとんどです。記事では実際に扱った4例を挙げて、医療アシスタンス会社の業務内容を説明します。
ほとんどのヒマラヤトレッキングツアーの日本人は病気リスクについてまったく知識を持たずにやってきます。ネパールのトラベルクリニック医師として、ネパールでかかる胃腸炎・下痢、ヒマラヤでの高山病対策、欧米では常識になっている予防接種について解説します。